1000HIT記念小説
真宵のストラップ

僕はつくづく思う。
いったい真宵ちゃんはいつにオフロに入っているのか?
近くには銭湯なんて一つもないし、真宵ちゃんをオフロに入れてくれる身内はどこか遠くの真宵ちゃんのふるさとしかない。
一体、いつに入っているのか……気になるところだ。

それを調べようと思ってもそれじゃあ「ストーカー」だ。
それにそんなことしたら千尋さんに呪われる。

だって僕は一応あの事務所に真宵ちゃんを住まわせてるのだから、汚い体であちこち触られたら困る。

どうしようか。

…そんなこんなでそんな事も忘れて数日が過ぎた…

ある日、僕は調査をするために事務所へ向かった。
そこでは、真宵ちゃんがテレビを見ていた。いつもと変わらない。

「行け!トノサマン!そこだ〜!あっ、そうじゃない、そうじゃない、いけ〜!」

どうやらトノサマンを見ているようだ。そういや今はそんな時間帯だっけ。

「真宵ちゃん、おはよう。」

「おはよ、なるほどくん。じゃ、調査に行こうか。」

「そうだね。」

現場へ向かうバスの中で真宵ちゃんに話し掛ける。

「そういえば真宵ちゃん、今日はなんかいいニオイがするね。」

「そうでしょ。実は、ボディーシャンプー替えたんだ。」

え?ボディーシャンプー!?と、いうことは…

「ね、真宵ちゃん。もしかしてオフロ入ってるの?」

「え?そりゃぁ、入ってるに決まってんじゃん。あたし、きれい好きなんだよぉ。」

えええ!?どこでぇえええ!!?

「どどどど、どこで!?」

「事務所に決まってんじゃん!そこ以外にどこがあるのぉ?」

ぇぇぇ!?事務所にあるの!?オフロなんて…

「事務所にあるの?オフロなんて…」

「知らなかったのぉ?お姉ちゃんが仕事に疲れたらよく入る、って言ってたのに…」

「そうだったんだ…」

「それがどうかした?」

「いやなんでもない…」

次はぁ〜緑が原ニュータウン〜お降りのかたはブザーでお知らせください〜

「さ、もうつくよ!」

「う、うん…」

調査から帰ってきて真宵ちゃんはオフロに入った。
机に置いてある真宵ちゃんの携帯のストラップの文字が光っている…

「ね、なるほどくんもあとでオフロにはいったら〜?」

そうだな。千尋さんの入るオフロだったら僕んちのオフロよりもリッチだろうね。入ってみようか。

そのあと真宵ちゃんは僕にピザをせがんだ。
なるほど、あまり夜に事務所に長居するとこうなるのか…。

僕は「真宵ちゃんはいつオフロに入ってるのか」という事よりも別の事を知った。
僕は、少しコンビニで食べ物を買って帰った。

そのころ、事務所では…

「う〜ん、今日のピザおいしかったなぁ〜あのタマゴ味のがよかったよ…」

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