【心淵】 近づけば遠のき 遠のけば 又 終わらない影踏みは 朽ちた列車のような愛の残骸だけを 何処を彷徨い歩き 何処へと終わらない夢を 何処にある墓碑に刻み 何処にも行けないと悟る それでもきっと君は往くのだろう それでもきっと君は往くのだろう それでもきっと君は往くのだろう それでもきっと僕は往くのだろう? 赤黒い空に愛の行方を 決して交わらない幾重の線の上で 知らず先頭を歩く友と 全て見渡せる最後尾に僕を従えて―。 きっと止まる事無く その崖の上から飛び立つとしても それでもきっと誰もが 幸せだと泣きながら微笑み往く筈だから―。 誰もが見れない場所で 幸せだと微笑む筈だから せめて今だけはと 誰もが鼓動の指し示すまま 止まる事なくこの道を 往くのならば 四輪の新しい華はきっと 紺碧の色を煌めかせ 悲しげにただ 咲くのだろう