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特攻隊出撃基地


特攻隊主な出撃基地
特攻隊主な出撃基地
 特攻隊の若者達は、主に地図に表記してある基地から出撃していったという。万世、 知覧の陸 軍特攻基地を出撃していった特攻隊機は、開聞岳上空を西南に向かって出撃していった。開聞岳は標高922メートル、薩摩富士と呼ばれる円錐形の美しい山である。特攻隊員達は、日本最後の本土である開聞岳の姿を何度も何度も振り返り、祖国に別れを告げていたという。彼らのなかには、万感の思いで祖国への訣別の挙手の礼を開聞岳に捧げていた少年兵もいたという。
万世飛行場出撃前の少年飛行兵達
万世飛行場出撃前の少年飛行兵達
昭和20年5月27日払暁出撃

 喜界島という島がある。この島は奄美群島の東に位置する。喜界島空港のなだらかな丘一面に、初夏の頃になると矢車草の花に似た群落が見られる。島の人々は言う。この花は喜界島を出撃した特攻隊員が訣別の思いを込めて上空から投げ落とした花束が、いつしか花を咲かせるようになったのだと。

 参考:「今日われ生きてあり」