
DRAMA
明日に向かって撃て "Butch Cassidy and the Sundance Kid"
1969 U.S.A. ★★★★★
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス
●僕の青春時代のバイブル的映画。アメリカンニューシネマのひとつの典型。
生き方にも死に方にも憧れた。僕にはブッチの楽天的で飄々とした味が
自分の理想と思っていた。ハッピーエンドではないが、勇気を与えてくれる
エンディング。「明日に向かって撃て」はナイスな邦題。
アパートの鍵貸します "The Apartment"
1960 U.S.A. ★★★★★
監督:ビリー・ワイルダー
出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレー
●サラリーマンの悲哀が出ていると感じる向きもあるようであるが、僕はそんなことは
これっぽっちも感じない。こちらも上司を利用しているのだから。それよりも純情で
善人過ぎるジャック・レモンを応援してしまう。シャーリーもとってもキュート。
ジャックの退職を聞いて初めてアパートに走ってくる彼女の女心は僕には分かりかねる
ところもあるのだが。 60年、アカデミー作品。
或る夜の出来事 "It happened one night"
1934 U.S.A. ★★★☆☆
監督:フランク・キャプラ
出演:クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール
●大昔といっても良い時代の映画。でもストーリーはおしゃれで
今観ても楽しめる。モノクロでまるでチャップリンの映画を観ている
ような感覚。古きよき時代のハッピーエンディングハリウッド映画。
イージー・ライダー "Easy rider"
1969 U.S.A. ★★★★☆
監督:デニス・ホッパー
出演:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー
●ベトナム反戦、ヒッピー文化、フラワームーブメントの最盛期、
保守(大人)と革新(若者)との対立を集約した、ニューシネマの代表作。バイク
でアメリカ南部へ旅に出る若者二人に対して、旅の先々で出会う大人達の
冷たい視線が当時の世相を象徴している。中学生の頃、二人を憧れの気持ちで
観ていた。でもアメリカ南部はいまでもそんなに変わっていないのではと思う。
ジャック・ニコルソンも出ている。
イヴの総て "All about Eve"
1950 U.S.A. ★★★★☆
監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ
出演:アン・バクスター、ベティ・デイビス、マリリン・モンロー
●ブロードウェイのバックステージストーリー。田舎からニューヨークに
出てきて大女優の付き人となり、その後あらゆる策を弄してブロードウェイ
の寵児にのし上がって行くヒロイン役を、アン・バクスターが地でいっている?
まだ若いモンローがとってもかわいく出演している。50年アカデミー作品。
麗しのサブリナ "Sabrina"
1954 U.S.A. ★★★★☆
監督:ビリー・ワイルダー
出演:オードリー・ヘップバーン、ハンフリー・ボガート、ウイリアム・ホールデン
●おしゃれな監督とおしゃれな女優のコンビで誕生した、コメディタッチのラブストーリー。
共演がウイリアム・ホールデンとハンフリー・ボガートと、一見ミスマッチに思える
役どころで、意外な表情が見える。ストーリー展開はビリー・ワイルダーの手法の
典型とも言えるもので、エンディングも満足。男女問わず楽しめる作品。
LAコンフィデンシャル "L.A. Confidential"
1997 U.S.A. ★★★★★
監督:カーティス・ハンソン
出演:ケビン・スペーシー、ガイ・ピアース、キム・ベージンガー
●途中からわくわくしながら展開を見守った映画。これだけ集中して映画を観たのも
数少ない。第二次大戦後のロスが舞台。ロス市警内部の腐敗を中心に様々な人間の
生き様が浮かび上がる。3人の刑事が私欲を隠さない中にも、事件の核心を知りたい
という本能に動かされていくのがとってもクールで渋い。個人的にはジャックが一番
かっこよく見える。とにかく映画として楽しめる映画。
お熱いのがお好き "Some like it hot"
1959 U.S.A. ★★★★☆
監督:ビリー・ワイルダー
出演:ジャック・レモン、トニー・カーティス、マリリン・モンロー
●モンローがかわいい、ジャック・レモンが面白い、ご機嫌な映画。
ビリー・ワイルダーはいいセンスしている。禁酒法時代のシカゴが
舞台、マフィアのファミリーの抗争に巻き込まれて行く設定に
ジャックとトニー・カーティスの女装はコントラストが強すぎる。
ばかばかしいけど、何度も観たくなる素敵な作品。
俺達に明日はない "Bonnie and Clyde"
1967 U.S.A. ★★★★★
監督:アーサーー・ペン
出演:ウォーレン・ビーティー、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン
●アメリカ映画界にニューシネマブームを巻き起こすきっかけ
となった映画。大恐慌時代の実在のギャングを暴力的、破壊的に
描いており、それまでのアメリカ映画の幸せ家族の人生肯定路線に
波紋を投げかけた。青春時代にリアルタイムで観た人たちと僕の
世代とではこの映画に対する思い入れは全然違うものであろう。
カッコーの巣の上で "One flew over the cuckoo's nest"
1975 U.S.A. ★★★★★
監督:ミロシュ・フォアマン
出演:ジャック・ニコルソン、ウィル・サンプソン、ルイーズ・フレッチャー
●1976年、劇場公開時に観に行った映画。アメリカンニューシネマの
エンディングの一つの典型、決してハッピーエンディングではないが、最後
まで前向き。チーフが走り去る姿に希望を感じる。ビデオでも何度か観たが
いつ観ても最後は涙が出てくる。男と女、見る世代によっても感じ方が
違う映画。 75年のアカデミー作品。
キッド "Kid"
1921 U.S.A. ★★★★★
監督:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン、ジャッキー・クーガン、エドナ・パーヴィアンス
●初めて見たチャップリンの長編映画。劇場で観て感動した記憶も鮮明。
無声映画なのに、SE入りの現代映画に劣らない表現力。チャップリンが
サイレントにこだわった理由が分かる。映画ファンには基本の1本。
1999 FRANCE ★★★★★
監督:ジャン・ベッケル
出演:ジャック・ガンブラン、ジャック・ヴィルレ、マルレーヌ・バフィエ
●ラジオでDJがおすすめしてたのでレンタル鑑賞。エンディングでまたまた
訳も無く涙が出てきた。悲しくないのに泣く映画。知らない間に感動してた。
きっと若いうちはそんなに面白いとは感じないであろう映画です。
シャレード "Charade"
1963 U.S.A. ★★★★☆
監督:スタンリー・ドーネン
出演:オードリー・ヘップバーン、ケーリー・グラント、ジェームス・コバーン
●第二次大戦中に隠された25万ドルを巡って繰り広げられるミステリー。
ちょっとコメディータッチで展開は本格ミステリー。ヘップバーンのファン
ならずとも十分楽しめる内容。ヘップバーンは何を着ても似合うし、衣装も
大変おしゃれ。気楽に観られます。
ショーシャンクの空に "The Shawshannk Redemption"
1994 U.S.A. ★★★★★
監督:フランク・ダラボン
出演:ティム・ロビンズ、モーガン・フリーマン
●ビデオを借りてなんとなく夜遅く観始めたが、引き込まれて最後まで
観てしまった。感動の名作という以外に言葉が無い。
ほとんどが刑務所内でのロケであるが、ストーリーの展開が素晴らしく、
退屈させない。「カッコーの巣の上で」に通じるものがあるが、これを
観終わった後の僕の顔には満面の笑み。胸がすいて心が晴れる。
映画っていいものですねえって言うやつ。スティーブン・キング原作。
スケアクロウ "Scarecrow"
1973 U.S.A. ★★★★☆
監督:ジェリー・シャツバーグ
出演:ジーン・ハックマン、アル・パシーノ
●結末が悲しいのであまり何度も観たくないが、ニューシネマの名作。
アル・パシーノとジーン・ハックマンのコンビネーションなんて、考えつき
にくい感じだが、やっぱりこの二人は大物。それぞれ素晴らしい味を出している。
厳しい現実を突きつけられるが、やはり生きて行く勇気を与えてくれる。
スティング "The Sting"
1973 U.S.A. ★★★★★
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウ
●映画の楽しさを満喫できる。73年のアカデミー作品。
痛快丸かじり。ストーリーも仕掛けたっぷりで、こちらまで引っかけられる。
列車内ポーカーのシーンは最高に面白い。見てない人の為に内容はこの辺で。
何も考えずに最後まで楽しんで、観終わった後も嬉しい気分。みんな一度は
観て下さい。後悔しません。
大脱走 "The Great Escape"
1963 U.S.A. ★★★★★
監督:ジョン・スタージェス
出演:スティーブ・マックイーン、ジェームス・ガーナー、リチャード・アッテンボロー
ジェームス・コバーン、チャールズ・ブロンソン、デビーッド・マッカラム
●第二次大戦中、脱走不可能と言われていたドイツの捕虜収容所から
連合国軍の捕虜が大量脱出した実話を題材にしている。そのストーリー、豪華キャスト、
マックイーンのアクションと見せ場がたっぷり。映画好きにはたまらない1本。
最近、こんな男っぽくて痛快な映画は作られなくなったね。
タクシー・ドライバー "Taxi Driver"
1976 U.S.A. ★★★★☆
監督:マーティン・スコシージ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョディー・フォスター、
●都会に生活する人々の精神分析テストに使える映画であるとウェブ上の
批評に出ていたが、まさに都会の生活で狂気と紙一重のところで生きている
緊張感がある。日本人の我々にはここまでの狂気は縁遠いと思うが、アメリカなら
有り得る話なのでしょう。全体を貫く雰囲気がシュールで観終わった後は不思議な
感覚に包まれてしまう。デ・ニーロの演技は若いのに老練。
小さな恋のメロディ "Melody"
1971 U.K. ★★★★★
監督:ワリス・フセイン
出演:マーク・レスター、ジャック・ワイルド、トレーシー・ハイド
●中学1年生の秋、学校の体育館での映画鑑賞会で観た作品。
期待せず観ていたのに、超感動。
観た後しばらくはこの映画のことが頭から離れず、胸が痛いような気分だった。
なぜこんなにも子供の時の気持ちが分かるのだろうと感心する。
お墓のデート、ダニーが初めてメロディの家に行った時、運動会等、好きな
シーンも目白押し。音楽とのマッチングも素晴らしく、全てが完璧。
僕の人生の中で重要な数本のうちの1本。大人になってから観ていたら、
全く印象が違っていたかもしれない。思春期に観ておくべき映画。
ディア・ハンター "The Deer Hunter"
1978 U.S.A. ★★★★☆
監督:マイケル・チミノ
出演:ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープ
●高校生の頃、劇場で見て少なからず影響を受けた映画。今となってはベトナム戦争映画の
代表作となっている。アメリカの田舎町の仲間との平和な生活と、戦場での悲愴な
様子が強いコントラストを成している。特にロシアンルーレットの場面は忘れられず、
ロシアンルーレットという言葉が友達との会話中にしばらく頻出した。
今となっては時代劇という気もするが、現実には今でも地球上の何処かで
戦争、地域紛争が起こっており、いつ誰がこの映画の主人公達の立場に
なってしまうか分からないとも言える。78年のアカデミー作品。
バック・トゥ・ザ・フューチャー "Back to the future"
1975 U.S.A. ★★★★☆
監督:ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン
●スピルバーグ制作のSF。タイムマシンで自分の生まれる前の世界へ
行くという、誰もが考えそうなアイディアなのに面白い。この映画を観て
映画のSFを見直した。完結編のパートVも同様の面白さ。ドクも幸せに
なって良かった。
パピヨン "Papillon"
1973 U.S.A. ★★★★☆
監督:フランクリン・J・シャフナー
出演:スティーブ・マックィーン、ダスティン・ホフマン
●脱獄囚が書いた実話小説の映画化。中学1年の時に劇場に観に行った。
当時、マックィーンの出演料が破格であると話題になっていたのを覚えている。
観ながら、これだけの撮影をスタントなしなら、それなりにもらってもいいだろう
と思った。脱獄への執念がマックィーンの顔にあらわれて、凄い演技。
最後に海に飛び込むまでのシーンは感動。僕は多分見送るドガの方になるだろうな。
パルプ・フィクション "Pulp fiction"
1994 U.S.A. ★★★★☆
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン
●「レザボア・ドッグス」の発展型、複数エピソード終結の展開。
レザボア・ドッグスより話がとっ散らかったような気がしないでもないが
タランティーノのスピード感溢れるストーリー展開と会話が堪能できる。
キャスティングも個性派を揃え、力が入っている。
昼下がりの情事 "Love in the afternoon"
1957 U.S.A. ★★★★☆
監督:ビリー・ワイルダー
出演:オードリー・ヘップバーン、ゲーリー・クーパー
●ビリー・ワイルダーのセンスが光る。プレイボーイ
のゲーリー・クーパーに合わせようと背伸びするヘップバーンが
かわいく描かれている。エンディングはビリー・ワイルダーの
本領発揮。みんなが幸せになるのが一番。
フォレスト・ガンプ "Forrest Gump"
1994 U.S.A. ★★★★☆
監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス、ロビン・ライト
●前評判が高くCGを駆使しているということが前面に出て紹介
されていたので、序盤には細工の多い映画で、内容はもひとつかな?と
思っていたが、泣かされてしまった。一番感動したのは、アパートへ
ジェニーをたずねて行った場面。子供が帰ってきて彼女が「父親と同じ
名前を付けたの」と言った時は涙が止まらなくなってしまった。その後
フォレストが子供と二人並んで、テレビを見出すシーンが忘れられない。
数々のシリアスな現実を取り入れながら、童話のように純真な愛が全編を
貫いている。94年、アカデミー作品。
ブロンクス物語 "A Bronx tale"
1993 U.S.A. ★★★★☆
監督:ロバート・デ・ニーロ
出演:チャズ・パルミンテリ、リロ・ブランカトー
●ブロンクス、イタリアンタウンで暮らす少年の生活を
ロバート・デ・ニーロが初監督で描いたもの。マフィアとの
関わりや人種間の軋轢など、シリアスな話題であるが、青春時代の
思い出話のような感覚で語られており、なんとなくほのぼのとした
気分にしてくれる。
ペーパームーン "Paper Moon"
1973 U.S.A. ★★★★☆
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
出演:ライアン・オニール、テータム・オニール
●聖書を売って日銭を稼ぐ詐欺師のモーゼが、知り合いの娘アディー
と一緒に旅をすることになるロードムービー。初めは反りの合わなかった
二人だが、いろんな事件を経て本当の親子のような関係になる。実際私生活では
二人は親子。テータムはこの映画でデビュー、アカデミー助演女優賞を獲得する。
モノクロ画像がぴったりのほのぼの映画。
街の灯 "City Lights"
1931 U.S.A. ★★★★★
監督:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン、バージニア・チェリル
●チャップリンの数ある名作でも最高位にランクされるであろう名作。
ここで僕が力説するまでもなく、世界の常識としてこの映画を観ずに
映画は語れない(こともない)。何度も見て知っているのに最後は
こみ上げてくるものがある。この映画がハッピーエンディングか否かなんて議論が
あるが、いずれにしてもチャップリンの映画を観ると心が暖かくなる。
燃えよドラゴン "Enter the Dragon"
1973 U.S.A. ★★★★★
監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー、ジョン・サクソン
●小学校6年生の時の大ブーム。クラスメート6人くらいで劇場に
行き、3回続けて観た。雑誌なんかもブルース・リー一色で、
男子で感化されない奴はおかしい時期だった。カンフー映画の絶頂期に
生まれた傑作。擂り粉木でヌンチャクを作って練習したことが
思い出される。他の主演映画も欠かさず観たが、これが一番。
ユージュアル・サスペクツ "The Usual suspects"
1995 U.S.A. ★★★★☆
監督:ブライアン・シンガー
出演:スティーヴン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、チャズ・バルミンテリ、ケビン・スペーシー
●この作品はアメリカの映画データベースのページ、Internet Movie Data Baseで
10位前後にランクされている人気作。銃器強奪事件の容疑者として捕らえられた
前科者容疑者達(これがタイトルの由来)が主人公。込み入ったストーリーだが
最後になるほどと唸ってしまう落ちがついている。内容は見てない人の為に書かずに
おくが、よく出来た傑作ミステリー。
レザボア・ドッグス "Reservoir Dogs"
1991 U.S.A. ★★★★☆
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン
●タランティーノの名を一躍有名にした、傑作犯罪アクション。
宝石店強盗に失敗した犯人グループ内の確執を描いているが、
そのスピード感は絶品。始まってからエンディングまで息つく間も
ないスピード感溢れる展開、独特の時空感覚であっという間に
エンディング。一度ご覧あれ。
ローマの休日 "Roman Holiday"
1954 U.S.A. ★★★★☆
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:グレゴリー・ペック、オードリー・ヘップバーン
●オードリー・ヘップバーンの本格的な初主演作。いきなり
アカデミー賞主演女優を獲得という快挙。映画も一世を風靡したようだ。
僕はまだ生まれていない。そんな古い映画なのに、ストーリーは古さを
感じない。友情と愛情、ローマの町の魅力を絡めて素敵なラブストーリーに
仕上がっている。ちょっとほろ苦さの残る、男が観ても楽しめる映画。
まだまだ更新してタイトル増量予定。たまに覗きに来て下さい。