ステップアップ
2001年6月20日
最近、いままで考えてきたこと、やってきたことに疑問を感じています。
・・・「それっぽく”あーだ・こーだ”と書いといてなんだ!」なんて思わないでください。そのとおりですから。
でも何が疑問かを聞いてくださいな・・・・・。尻滅裂!
1.ボトム(ハル)
そうプレーニングハルのこと。当初、リバーカヤックをベースにテクニックを考えてきました。当時(ほんのちょっと前だけど)のボートはラウンドボトムでチャインも丸いものが中心。ウエイブ系プレーに向いた最近のフラットボトムでエッジのしっかりしたものは少なく、その違いもよくわかりませんでした。でも最近のカヤック、特にフラットボトムのボートに乗るとその効果は絶大であることを思い知らされます。
そんな中でMegaのRave(もしくはプリヨンのフライなど)にみるバウ側がラウンドでスターン側がフラットというボート。水切りがいいので足は速いし扱いやすいのですが、大きなデメリットを発見しました。・・・これらのボートでターンをすると本当にターンしているのかスターンがスリップしているのかよくわからないということです。こういったボートはバウがラウンドの分、スターンより沈んでいますから、プレーニング状態にあるとスターンより抵抗が大きくなります。するとどうしてもバウよりもスターンのほうが速く動いてしまうようです。だからレールで弧を描いてターンしているっていうより、バウを中心にコンパス運動のようにお尻を振っているように廻ってしまいます。
これはしっかりしたフェイス上ではクイックな動きが可能で都合いいのですが、ボトムターンなどでは遠心力を推進力に転換できずに上手く廻れません(下手なだけ?)。失速しやすくなってしまうのです。さらにターンの時に内径側の先端部分のレール=リーディングエッジが丸いと水面への噛みこみが弱くなり、ターンでの方向性が出にくくなってしまう(まっすぐ突き進んでしまう)ことも起きているように思います。
だから、最近は「やっぱり十二分にフラットなプレーニングハルのほうがイイ」と思うようになっています。
(大きな波ならスピードも出るのでボートの差はあまり出ないでしょうから問題ありませんけど。)
2.シートポジション
私の話の多く(特に前半)では、プレーニングに際して体を後方へ反らせると書いています。これについては後段でボートのシートポジションの違いに拠ることを解説していますが、前項のボトム形状とあわせて考えると、バウのラウンドハルの側に体重を移すとボートは沈みはじめプレーニングしなくなってしまうことは明らかです。
もしかしたらシートポジションの問題だけでなくボトム形状の関係もあったのかもしれないなぁ・・・って補足するのです。
何よりもターン時は前傾姿勢を基準に食い込ませるレールの長さを調節したほうが体の動かし方は大いに楽な気がします。後傾状態では回転の内径側の水線長(食い込ませるレールの長さ)の調節は難しいです。
3.フィン
今年のマリンピュア阿字ヶ浦。フェイスがほとんど出来ないダンパー系の波でもフィンをつけたブーギー(ライオット)は、波の上に残って次の動作につなげたり、的確なターンの軌道を描いていました。当然、フィンの効果だけでなく、それを使いこなすワザがあるのですが、フィンの効果を思い知らされました。見ていても解るほど、絶対出来ない動きをしているのですから・・・・。
さて私のRave、バウはラウンド系で動きが遅い訳ですからスターンが流れます。ダンパー系の垂壁で横を向いて走ろうとすれば、スターンが先に落ちようとします。要は方向性が極端に低下しバックサーフィンになりやすいのです。これを防ぐには、スターン側が横滑りするのを防げばいい訳で、フィンの効果に期待するわけです。バウが沈んで抵抗を大きくしているのと同様にスターンにも抵抗を発生させ、ずり落ちの速度を同等にしてやれば・・・・イイはずです。
そこでフィンをつける方法を考えました。たいしたことはありません。ホームセンターで塩ビのL型のプラスチック板(一辺2〜3cmくらい)を買って来て、耐水性の高いテープで貼り付けるだけです。長さ10cmも付ければ小さなフィン1枚分の面積があります。

・・・これで滑ってみる(ダンパー系の波ですょ)と、案の定、船足がちょっと遅くなった気はするものの、それ以上に、お尻が波のトップからずり落ちるのが減ったような・・・気がしました。方向性がUpした、もしくは不用な回転性能を削り落とすことができました。それに加えて、フィンのように高さがないので折れにくいし、折れても1枚数十円で済む、長さ・角度・位置を付け替える楽しみも出来て、これからもっと楽しもうと思います。
でもこんなこと、フラットボトムで鋭いレールが付いているボートならどうしても必要なものではない・・・かもしれません。
ちなみに回転性を維持して抵抗だけを増やす(←ちょっと怪しい話)方法。リブを貼り付けたものです。

これは本家のフィン。
4.パドル
基本姿勢は「パドルを谷側に入れる」と書いた記憶があります。このことに間違いはないと思ってますが、このパドルの働きは、まさにフィンの効果ではないでしょうか? 安定してフェイスを横に走っている時、ボートの山側に重心を移せば、フェイスを登りますし、谷側に倒せば降ります。パドルはボートを真っ直ぐに走らせる安定板の役割です。これが無いとスターンが流れやすくなってしまいます。これはフィンの効果を裏付けるものだったのではないだろうか・・・と考えています。
だからフィンがあれば、このパドル操作は不要になります。その分ボートを操作するためにパドルが使えるのかもしれません。そうだとすると、本当のパドルの使い方って、どんななんだろう? と思います。
5.ステップアップ
いろいろ考えるとキリがありません。波に乗るほど乗り方も変わって行きます(だからこういう文書を書いている)。
要は満足できるライディングが出来ればいいんですが、カヤックサーフィンに”ハマル”ほどにカットバックやターンがやってみたくなります。
台風のビッグなウネリならボートの差よりも度胸でしょう。肩の張った波とダンパー、早い波とトロイ波、パワーのある波・無い波、等々、コンディションに合わせるだけのテクニックは無いし、それにあわせてボートをチョイスするだけの資金もないし・・・。
私のステップアップはまだまだ先でしょうかねぇ〜。
以上