フィンの威力(ファーストインプレッション)
2001年9月30日
今春、阿字ヶ浦の大会でクリスさんやアヒルさんのフィン付のブーギー(ライオット)に敗れた。ダンパー系の波ではフィンがないカヤックではフェイスに残れないのだ。ましてや私のMega−Raveはバウ側を中心にラウンドボトムなので余計、横滑りしてしまうらしい。。。
普段でも、きついコンディションだと、リップ付近で急傾斜のフェイスに入った時、横方向へ走ろうと思っていても、レールが抜けたりラウンドがきついバウとフラットなスターンの抵抗差から、スターンが流れたり・・・とストレスを感じる事が多かった。このような挙動は、ライディング中の予期せぬ動きとなったり、ターンが流れたり・・・と必ずしも気分の良いものではない。まして、フェイスに残れず、ずり落ちた日には、・・・・チョー悔しい!!。
そこで昨年来、なんとか安定してライディングが出来るように、いくつかの試行錯誤を繰り返してきた。
何本かの立体的なリブを付けてみたり、L字型のプラスティックの”フィンもどき”を貼り付けたりした(前に書いたとおり)。そして今回、とうとうボルトオンの本格的(?)フィンを装着してしまった。 無論、離着岸の便を考えて、海上での取り付け・取り外しが出来るように工夫した。ベースの取り付け位置は、コックピット最後端、左右のレール部分。 Raveの側面は幸いにも、垂直部分があるので(これがフェイスに喰い込まない理由なのだが・・・)これを利用した。 フィン本体は3mm厚アクリル板からの削りだし。 自在にデザインできる楽しみもある。・・・と、自慢話は止めて、その性能は・・・・。
なによりまず、先に書いた不都合の大半が解消された。 まだ、厳しいコンディションで試してはいないが、『バウを向けた方向へ真っ直ぐ進む』という感じ。スゴイのだ。 まるでお尻の下に何かがぶら下っているような安定感だ(アレではありませんヨ)。 フェイスの高い場所でもスターンがずり落ちにくくなったし、ボトムからフェイスを昇るのもずっと楽になった。横滑りが抑えられたので力が逃げないのだろう。 例えば今までは、直進性を高めるために大抵の時はスターンラダーを入れていたが、この必要性はほとんどなくなった。その分、上半身が自由になり、パドルは艇の回転を助けたりフェイスにあててバランスの補助に使えるようになった。上半身に余裕が生まれた分、波を見る時間も増えた気がする(フィンの働きで艇速が落ちたからかもしれないが・・・)。
トップターンでもスラッシュ(ハルと水面が平行になった状態でスライドするターンのこと・造語)にならず ”しっかりした”ターンが出来るようになった。ようは”流れない”のだ。今まで、ややもすればパドルで水を引っかくように強引に回っていたが、艇長ゆえに鋭くはないものの、今までと較べれば十分だ。 ボトムターンは艇本来の構造上バウ側のリーディングエッジが弱く ”切れ上がるように〜”とはいかないが、十分トップに戻れるくらいにはターンらしくなったし、Raveの足の速さとフィンのによる安定性の向上は、フェイスライディング中のポジショニングをおおいにFunなものにしてくれそうだ。
こんな小さなもので、突然、自分が上手くなった気がしてしまう。フィンの威力はスゴイ!!
・・・・もうフィンなしには乗れないなあ?
