波にのる炎のパドリング・・・ 波にのるまで 2000年3月29日

海へ出かけよう。大きな波を見つけたら、早速舟を浮かべて、カイカン体験にLet's Go!!

実は最近暖かくなってきて、気が海にあって、なかなか指が動かない。ゴメンなさい。今回は、とりあえず波に乗るまでを概観します。そもそも、この一番大事な時間は、いつも私自身、気が急いてあまり頭にないのです。反省!!


1.場所選び

まあ、波があれば何処でも良い。出来れば人(サーファー)の少ないポイントがいいけど、そんな場所はあまりない。そこで、適当に妥協して、遊べる場所探しをしよう。ただし、いくら波が大きくたって水際でドッカーンと砕けるダンパーの波では、イケナイよ。

前にも書いたとおり、カヤックの機動力を生かして駐車場から離れた場所や、同じビーチでも人の少なそうな場所を選べば少しは無駄な競争をしなくて済むでしょう。・・・・広い海へ出てまで、日常生活のようなガリガリ競争しなくたっていいじゃない??

まあ、有名でない海水浴場なんかを丹念に探しましょう。当ホームページなんかでも場所情報を入れたいですね。

 

2.舟を浮かべる

海への舟の浮かべ方は、まあ、シーカヤックと同じ。違うとすれば・・・・、当然、波がある場所のハズなので、それなりの心構えが必要・・・ってなことかな。

@舟は、フィッティング(腰骨とシート側面、ニーブレイス周辺など)で十分固めてあるので、海の上で足が吊らないように準備運動を良くしておく。いつも最初のうち、体が固いのでロールに失敗したり、スプレーがはずれたり、足が吊ったり、まあわたしゃはじめのうちは、舟を押して泳ぐことも準備運動と割り切っている。

Aスプレースカートは最大限に固いものとし、外れにくいものを選ぶ。だから、当然”沈脱”しなくていいようにロールできるように訓練する(・・・サーフィンをはじめればイヤでも覚えると思うけど)。漕ぎ出す前、ロールの動きを想定してウエアやスカートを馴染ませておくくらいがよい。 

 余談だけど、スプレースカートは、やっぱりカヤックのウイークポイントで、強い波を真上から被ると、バカッと外れることがある。そうならないように舟を進めるのもテクニック?(そんなに上手くいかないのだが・・・)

Bパドルは、シーカヤックと違って短め200cmもあれば十分でしょう。シーカヤックでサーフィンする場合も220cmあるともてあましてしまうので、それ用のがあるとよい。リシューは着けない・・・急な動きの妨げになるから。

C舟を置く場所、出艇のコースを十分想定する。波が小さいこと、サーファーが滑り込まない場所(海に漕ぎ出したとたん、サーファーに衝突!!では洒落にもならない)、・・・

Dそれから、最も重要なことだけど、正面に崩れる波を見つめて、「ゾクゾク」する気分を味わうこと。この瞬間の”カンジ”は一日に一回限り。その日のコンディションを知る糸口であるだけでなく、ここで、「ワクワク」する気持ちを持続させられるかどうかが、波にのるのに必要な、最大の準備運動だと思います。・・・波を見て「逃げ腰」の気分だったら波にはのれません。人生だって同じでしょ。

 

3.沖へ出る

波が来たら、適当なのにあわせて沖へ出ましょう。岸よりのダンパー気味な波を乗り越えて、波の間隔を見極めながら沖へ出ます。力任せに出れたとしても、波が大きくなって来たら、限界はしれています。波の崩れるポイントに出来るだけ近づいて、波が崩れた瞬間をねらって、その最大パワーのポイントをすばやく通り抜けましょう。運が悪いと、洗濯機の中のような縦回転・横回転が待っている!!

大抵、サーフィンをやっていて最も体力を使うのは、波にのる瞬間のパドリングよりも、この”沖へ出る”時ではないかと思うくらい、大変なのが普通なのだ。ボードサーファーは、大きな波に対しては、体を波の中(水中)を潜らせる「ドルフィンスルー」とかでパスする技術があるのだけど、我々カヤッカーは、正真正銘、正面から波を乗り越えなければいけない。・・・・うううッ、誰かの人生だ。

沖へ出たら、しめたもの。サーファーより高い視点を生かしてイイ波を早く見つけよう。左右を見渡して、空いている場所への移動も素早いし、サーファーの動きだって、高い視点でバッチグー。台風後のうねりがコンスタントに入ってくる日なら、大き目の波にあわせてサーファーが一斉に滑り出した後の、次の波を独り占め・・・だって出来るかもね。

沖へ出たら、波とサーファーの動きを良く注意することだよ。

 

4.波にあわせて・・・テイクオフ

適当な波を発見したら、その波のスピードを計って、適当な速度でパドリングを開始する。車がローギヤーで最大の馬力が必要なのと同じで、カヤックでも動き始めが最もパワーがいるので、少しでも動いていれば初速が上げ易い分波をつかみやすい。波が追いついて、スターンが持ち上げられたら、あとは全力でパドルを回す。 シーカヤックとは対照的に、カヤックの舷側近くを、真っ直ぐに短く、素早く漕ぐ。パドルのフェイスを深く水に入れると素早くこげない(パワー次第かな?)。 これを「炎のパドリング」「鬼畜のパドラー」と誰が言う?? 

波の速度に同調して、”ここだ”と思うとき、足を突っ張って、上半身をスターン側に倒す。すると・・・・スルスルスルッと舟は波のフェイスを滑り出す。・・・・・あああ!! カイカンだ。 あとは、カヤックを左右に傾けてフェイスを滑るのだ。早く直滑降から卒業しよう。楽しさが倍増するよ。

よく、波にのる瞬間で前傾する人がいるが、どうもこれは逆効果のような気がする。前にも書いたが、波にのること自体、水面を跳ねるようなものだから、後傾することでバウが浮き上がり、プレーニングしやすくなるのだ。前傾では舟は浮き上がらない。

*そうだ。次回は、テイクオフの舟の動きと、ライディング中の動きについてまとめてみよう。今日はここまで!!

以上.

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