それは、遠い遠い昔のある夜のことです……。

「……『王子様とその女性がダンスをする姿は美しく、その場にいた誰もが魅了されました』」
「わぁ、きっとステキなんだろうなぁ!」
「うん、そうだね」
「いいなぁ…リディも踊ってみたいなぁ…」
「…じゃあ踊る?」
「え…っ?!」
「俺でよければ踊らない?」
「でも…リディ、ダンスなんて知らないし…」
「大丈夫、俺が教えてあげるよ」
「ホント!?」
「うん」
「じゃあ今!今教えてあっちゃん!」
「ダメだよ。リディはもう寝るんだろ?だから俺が本を読んで…」
「ぜんぜん眠くないもんっ!」
「ふぅ、仕方ないな…じゃあ少しだけだよ?」
「わーいわーい!」
「じゃあもっと俺の近くに来て。いい?手はこうして足を…」
「うんうん」
「俺がこうしたら、リディはこう動かす…わかった?」
「う〜ん…がんばる!」
「クスッ、じゃあやってみようか?カウントするから、それに合わせて動くんだ」
「うん!」
「じゃあ行くよ。1.2.3.1.2.3……」
「…こうかなぁ?あっちゃん、できてる?」
「Yes,my lady.」
「あはっ、なんか照れるな…」
「ははっ……では、一曲踊っていただけますか?」
「…喜んで」

そうして、やさしい森のささやきを音楽に、二人だけの小さなダンスパーティーが始まりました。
……しかし、楽しい時は一瞬で過ぎてしまうものです。

「…さぁ、リディはもう寝なくちゃダメだよ。ほら、ベッドに入って」
「え〜、リディまだ踊りたい」
「ダメだよ。また今度だ」
「…本当に?絶対だよ?」
「うん、絶対に」
「やくそく…だから、ね…………」
「…Yes,my lady.良い夢を……」




企画:暗光鼠!!!!
運営:暗光鼠!!!!!!!
半強制:暗光鼠!!!!!!!!!!
ネタ提供:某na●co(笑)
実行:B・J・刹那
で、お送りしました、6月13日の日記に載せてしまった物…。
ショパンの夜想曲第2番変ホ長調作品9の2でも聞きつつどーぞ。
もー知らない。




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