とある町の宿屋の一室。ルグイは壁に背を預けて本を読み、アイルザッハはベッドに腰掛けて短剣の手入れをしている。
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「…………………」
何となくルグイが目線を上げると、その気配を察したアイルザッハとばっちり目が合う。
「…………………」
「…………………」
何となくそのまま見つめ合い、どちらというわけでなく視線を移して各々の作業に戻る。
ルグイは本を閉じてそのまま眠り始めた。
何となくアイルザッハが目を向けると、ばっちりルグイと目が合う。
「…………………」
「…………………」
何となくそのまま見つめ合い、またそのうち視線を外す。
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「…………………」
寝ているんだか瞑想していたのかいまいち分からないルグイが目を開いた。成り行きでアイルザッハに目が行くとまたまた視線がぶつかる。
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「…………………」
そして例によって目を離す。
そののち、扉の向こうから足音が聞こえてくる。しかし二人とも無反応。
そしてノックもせずに豪快に扉が開き、
「疲れたー!………って」
ハスティが現れた。そこでようやくアイルザッハが顔を上げて声をかける。そしてルグイはそのまま反応無し。
「……何か、……………」
入った瞬間に感じた妙に緊迫感のある空気は一体何。
とはとても言えないハスティだった。
by B・J・刹那
そもそもアイルとルグイを一緒に行動させてみようと思って始まったこの話。
暗光鼠氏に便乗されてシリーズ化し結局全員分出来上がったというものです。
ルグイとアイルの二人では話にならない(いろんな意味で)という結論が出ました。
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