母「さ、行くわよ、グレイス」
父「いいけどさ…、ビビ、そっちは西だよ…;」
母「そうよ、こっちでいいの」
父「え?だって本に書いてある記述を総合すればここからは東だろう?」
母「ばかね、その本はもう必要ないわ」
効果音(ポイ)
父「あっ」
母「レインボーリリーは500年以上前に絶滅したらしいしね。後は特に見る必要もないような記述ばかり。長老ももうこの本処分するって言ってたし」
父「じゃあ、君はなんだってあんなことを…?リディに嘘をついてまで村を出る必要があるのかい?」
母「あるわよ。とゆーか…リディちゃんにだけは知られちゃいけないのよ」
父「どういうことだい?」
母「私たちが手に入れなければいけないのは、この花じゃなくて、コレよ!」
効果音(どぉーーーーん)
父「(違う本…?)え〜と、何々?『伝説の聖なる鍋。あらゆる毒素を無効化し、不浄なるものを浄化する鍋。この鍋を使えば、どんな材料であろうと、どんな調理人であろうと、美味しい料理が作れます。』君、このために…?」
母「その鍋があれば、リディちゃんの料理も美味しくなるでしょ?」
父「確かに…他の家事は難なくこなせるのに一番好きな料理だけはダメだからね…」
母「本当よね〜〜〜。お掃除も洗濯も編物もお裁縫もできるのにね〜。あの料理だけはダメよ〜。あまりの不味さに意識が遠のいたものねv」
父「そうだね。僕たち二人の血をしっかり継いだってことかな…。僕の作る料理は不味いし…」
母「私が作る料理は殺人的だったしね〜。貴方の血が入って少し中和されたとはいえねぇ。なんでお母さんの血を受け継がなかったのかしら〜。せめてお母さんが生きていればねぇ」
父「お義母さんならリディに上手く料理を教えられたかもね。僕ら二人が料理を教えてもリディの料理が上手くなるとは思えないし…」
母「リディちゃんに料理が不味いなんていえるわけないしねぇ」←バカ親
父「そうだね。リディがショックを受けてしまうだろうしね」←バカ親
母「でもこの鍋があればリディちゃんを傷つけることなく、私たちの胃も安泰!」←なんだか後者の方が重要っぽい
父「そうか…この鍋を取りに行く理由を聞かれても答えられないしね。じゃあ、あの花の話は、端からフェイクだったんだね」
母「そうよ。まぁ、リディちゃんには花はどうしても見つからなかったとか言って、かわりのお土産としてこの鍋を渡せばいいのよv」
父「しかし、鍋じゃあ全ての料理を上手く作ることはできないんじゃないかい?」
母「あら、フライパンでシチューは作れなくても、お鍋で炒め物は出来るじゃない」
父「リディが好きなクッキーは?」
母「ボウルの代わりに鍋の中でこねさせるの」
父「少し無理がないかい?」
母「道中でそれらしい言い訳を考えるのよ、グレイス」
父「…わかったよ。で、この鍋はどこにあることになってるんだい?」
母「ずっと西よ。海を渡って隣の大陸まで行かなきゃいけないし、詳しい位置まで書いてないから、結構見つけるまでに時間かかるかもね」
父「すべてはリディのためか…」
母「そうそう。可愛い娘のために、頑張るわよv」



これが本当の理由です。
ビビは自分がリディの不味い料理を食べたくないから鍋を探しに行ってるんだと思います。
そして鍋は見つかるのか…?60年近く経つ今でも帰ってきてないところを見ると、捜索は困難を極めている模様!一生見つからない可能性もあり☆(死)
あ、虚言編はただのリディに対する嘘です。別にこっちだけ書いてもよかったんだけどね…。リディのこともね、書きたかったんだよ、キット…(何)。




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