「魁」   

 中国には入学や就職など人生の節目に審査される「档案」という身上調書のような
ものがあるという(朝日/2003/5/17/別刷)。体制的に不思議なことだが門地
なども記入されているというから、さしずめ戸籍謄本に個人データーが加味されたもの
とでもいおうか。共産党による一党独裁の国だから、党の地方委員会人事部門などに
よって加筆・修正・管理されるのだろう。

 思想的な特徴も書き込まれていて面白かったので、転用してプロフを作ってみた。
もっとも与えられた原始トップページには最初から自己紹介が用意されていて、しばら
くアレンジしながら使っていたのでご記憶の方がいるかも知れない。もちろん内容的
には才色兼備の若い女性が、その母親と仔猫を連れて養女に来ただけでほぼ変わ
っていない。その趣味欄に「公立図書館のお手伝い」と書いてあるが、これは虚実の
実。C市が市民サービスの一つとして実施している本の宅配協力員に登録して2年
余りになる。身体の都合で図書館に足を運べない人たちのお宅にリクエストに応じて
本を運んでいく簡単な仕事で、明けや公休日を利用して自転車で行っている。
私はC市の住民ではないのだが、住所が隣接地域にあるということで図書館の貸出
カードを作ってくれた。以来よく利用させてもらっているので、この宅配制度が出来た
時に応募し、簡単な研修を経て第一期の宅配員に登録された。中央館・分館どちら
への登録でも良く、協力日も事前に提出した表割に合わせてくれる柔軟な制度なので、
ボランティアなどというしゃっちょこばった意識もなく自然体で続けやすい。また配達中
の不慮の事故に備え、傷害保険も市の予算で完備している。
 受持ちはハンデキャッパーの方が主だが、誰でも事故や病気で入院中の時など依頼
可能で、足腰の衰えた老人や在宅治療者などの外出困難者にも対応している。
便利でとても良い制度だと思うし、さきがけとなったC市に止まらず、広く全国の自治体
に普及してほしいと思う。その間、職員は他の仕事を続けられるわけだし、小泉首相
提言の「民に出来ることは民に任せる」は、案外予算を付けてこんな小さなところから
始めたほうが良い。

 「前に出ようとするとスカートを踏んづける」と揶揄され、「やっぱりあんたもおんなじ男、
あたしはあたしで生きていく」(初代コロンビア・ローズ:「どうせ拾った恋だもの」)と、
永田町での糟糠の妻を去らしめた人。ペスタロッチーとその妻アンナになぞらえて、
「全てを国民のために、自分のためには無」と期待した人も多かった。

 逆だもんな、結果はやはりふたりとも・・・。

 OFF LINE:「Nステ」の久米宏さんと田中真紀子さんは、同じ学生劇団出身でほぼ同期。卒業後久米さん
        はTBSアナウンサー、田中さんは舞台女優の道を選び劇団「雲」の準劇団員あたりで退団。
       その後ブランクを経て、永田町「雲の上団五郎一座」のスター女優の道を歩む。。