BS301 田合健一作成
犬養孝先生 田合健一 万葉集 100首
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2003/04/24.07/31.2004/5/18.08/23
3697 百船の泊つる對馬の淺茅山しぐれの雨にもみたひにけり
3698 天ざかる夷にも月は照れれども妹そ遠くは別れ来にける
2003/04/23.07/30.2004/5/17.08/20
3670 からとまり能古(のこ)の浦波立たぬ日はあれども家に恋ひぬ日はなし
3671 ぬば玉の夜渡る月にあらませば家なる妹に逢ひて来(こ)ましを
2003/04/22.07/28.2004/5/14.08/19
3867 沖つ鳥鴨とふ船は也良の崎廻(た)みて榜ぎ来と聞こえ来ぬかも
2003/04/21.07/25.2004/5/13.08/18
3644 おほきみの 命(みこと)畏(かしこ)み大船の行きのまにまに宿りするかも
3696 新羅(しらき)へか家にか帰る壱岐の島行かむたどきも思ひかねつも
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2003/04/18.07/24.2004/05/12.08/17
長門の島の磯辺に舶泊ててよめる歌五首
3617 石走(いはばし)る滝(たぎ)もとどろに鳴く蝉(せび)の声をし聞けば都し思ほゆ
3620 恋繁み慰めかねてひぐらしの鳴く島蔭に廬りするかも
2003/04/17.07/23.2004/05/11.08/16
3580 君が行く海辺の宿に霧立たば吾(あ)が立ち嘆く息と知りませ
安藝国(あぎのくに)風速(かざはや)の浦に舶(ふね)泊てし夜、よめる歌二首
3615 我がゆゑに妹歎くらし風速の浦の沖辺に霧たなびけり
3616 沖つ風いたく吹きせば我妹子が歎きの霧に飽かましものを
2003/04/16.07/22.2004/05/10.08/13
0446 我妹子が見し鞆之浦(とものうら)の天木香樹(むろのき)は常世にあれど見し人ぞなき
0447 鞆之浦の磯の杜松(むろのき)見むごとに相見し妹は忘らえめやも
0448 磯の上(へ)に根延(は)ふ室の木見し人をいかなりと問はば語り告げむか
2003/04/15.07/21.2004/05/07.08/12
3599 月読(つくよみ)の光を清み神島の磯廻(いそま)の浦ゆ船出す我は
3624 我のみや夜船は漕ぐと思へれば沖辺の方に楫の音すなり
2003/04/14.07/18.2004/5/06.08/11
0303 名ぐはしき印南(いなみ)の海の沖つ波千重に隠りぬ大和島根は
0304 大王の遠の朝廷(みかど)とあり通(かよ)ふ島門(しまと)を見れば神代し思ほゆ
2003/04/11.07/17.2004/5/05.08/10
0943 玉藻刈る辛荷の島に島廻する鵜にしもあれや家思はずあらな
2003/04/10.07/16.2004/5/04.08/09
0254 燭火(ともしび)の明石大門(おほと)に入らむ日や榜ぎ別れなむ家のあたり見ず
0255 天ざかる夷(ひな)の長道(ながち)ゆ恋ひ来れば明石の門(と)より大和島見ゆ
2003/04/09.07/15.2004/5/03.08/06
3578 武庫( む こ )の浦の入江の洲鳥羽ぐくもる君を離れて恋に死ぬべし
3579 大船に妹乗るものにあらませば羽ぐくみ持ちて行かましものを
3595 朝開き榜ぎ出て来れば武庫の浦の潮干の潟に鶴(たづ)が声すも
2003/04/08.07/14.2004/4/30.08/05
3584 別れなばうら悲しけむ吾(あ)が衣下にを着ませ直(ただ)に逢ふまてに
3667 我が旅は久しくあらしこの吾(あ)が着(け)る妹が衣の垢づく見れば
2003/04/07.07/11.2004/4/29.08/04
柿本朝臣人麻呂が覊旅(たび)の歌八首(やつ)
0251 淡路の野島の崎の浜風に妹が結べる紐吹き返す
2003/04/04.07/10.2004/4/28.08/03
3400 信濃なる千曲(ちぐま)の川の細石(さざれし)も君し踏みてば玉と拾はむ
2003/04/03.07/09.2004/4/27.08/02
内大臣藤原の卿の釆女(うねべ)安見児(やすみこ)を娶(え)たる時よみたまへる歌一首
0095 吾(あ)はもや安見児得たり皆人の得かてにすとふ安見児得たり
0250 玉藻刈る敏馬(みぬめ)を過ぎ夏草の野島の崎に舟近づきぬ
2003/04/02.07/08.2004/4/26.07/30
天皇の藤原夫人(ふじはらのきさき)に賜へる御歌(おほみうた)一首
0103 我が里に大雪降れり大原の古りにし里に降らまくは後
藤原夫人の和へ奉れる歌一首
0104 我が岡のおかみに乞ひて降らしめし雪の砕けしそこに散りけむ
2003/06/17.09/22. 2004/4/23.07/29
3312 隠国の泊瀬小国よばひせす吾が背の君よ奥床に母は寝たり外床(ととこ)に父は寝たり起き立たば母知りぬべし出で行かば父知りぬべしぬば玉の夜は明けゆきぬ ここだくも思はぬごと隠(しぬ)ふ妻かも
2368 たらちねの母が手離れかくばかりすべなきことはいまだせなくに
2003/07/07.10/09. 2004/4/22.07/28
4425 防人にゆくは誰が夫(せ)と問ふ人を見るが羨(とも)しさ物思(も)ひもせず
三 年(みとせといふとし)春正月(む つ き )の一 日(つきたちのひ)、因幡の国の 庁 (まつりごととの)にて、国郡司等(つ か さ び と ら)を賜饗(あへ)する宴の歌一首
4516 新(あらた)しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)
右の一首は、守(かみ)大伴宿禰家持がよめる。
2003/007/04.10/08. 2004/4/21.07/27
4357 葦垣の隈所(くまと)に立ちて我妹子が袖(そて)もしほほに泣きしそ思(も)はゆ
右の一首は、市原郡の上丁、刑部直千國(ちくに) 。
4369 筑波嶺の早百合(さゆる)の花の夜床(ゆとこ)にも愛(かな)しけ妹そ昼も愛しけ
2003/007/03.10/07. 2004/4/20.07/26
二十三日(はつかまりみかのひ)、興(こと)に依(つ)けてよめる歌二首
4290 春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鴬鳴くも
4291 我が屋戸の五十笹(いささ)群竹吹く風の音のかそけきこの夕へかも
二十五日(はつかまりいつかのひ)、よめる歌一首
4292 うらうらに照れる春日(はるひ)に雲雀あがり心悲しも独りし思へば
2003/07/02.10/06. 2004/4/19.07/23
次の歌は先生の西宮のお宅に伺った時「萬葉の風土続」を頂いた際に 先生自ら毛筆で萬葉仮名で書いていただきました.
物部乃 八十女感嬬等之 挹乱 寺井之於乃 堅香子之花
堅香子草(かたかご)の花を攀折(を)る歌一首
4143 もののふの八十( や そ )乙女らが汲み乱(まが)ふ寺井の上の堅香子の花
二十三日(はつかまりみかのひ)、興(こと)に依(つ)けてよめる歌二首
4290 春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鴬鳴くも
2003/007/01.10/04. 2004/4/16.07/22
葛井連諸會(ふぢゐのむらじもろあひ)が詔を応はる歌一首
3925 新(あらた)しき年の初めに豊の年表(しる)すとならし雪の降れるは
4139 春の苑紅にほふ桃の花下照(で)る道に出で立つ美人(をとめ)
2003/06/30.10/03. 2004/4/15.07/21
3724 君が行く道の長手を繰り畳み焼き滅ぼさむ天(あめ)の火もがも
3728 青丹よし奈良の大道は行き良けどこの山道は行き悪しかりけり
2003/06/27.10/02. 2004/4/14.07/20
3624 我のみや夜船は榜ぐと思へれば沖辺の方に楫の音すなり 。
池田朝臣が大神朝臣奥守を嗤(あざけ)る歌一首
3840 寺々の女餓鬼(めがき)申さく大神(おほみわ)の男餓鬼賜(たば)りてその子産まはむ
大神朝臣奥守が報へ嗤ける歌一首
3841 仏造る真朱(まそほ)足らずば水溜まる池田の朝臣(あそ)が鼻の上(へ)を掘れ
2003/06/26.10/01. 2004/4/13.07/19
3546 青柳の波良(はら)ろ川門に汝を待つと清水(せみど)は汲まず立ち処(ど)平(なら)すも
3580 君が行く海辺の宿に霧立たば吾(あ)が立ち嘆く息と知りませ
2003/06/25.09/30. 2004/4/12.07/16
3455 恋しけば来ませ我が背子垣内柳(かきつやぎ)末(うれ)摘み刈らし我立ち待たむ
3459 稲舂けば皹(かか)る吾(あ)が手を今宵もか殿の若子(わくご)が取りて嘆かむ
2003/06/24.09/29. 2004/4/09.07/15
3373 多摩川に曝す手作りさらさらに何そこの子のここだ愛(かな)しき
3400 信濃なる千曲(ちぐま)の川の細石(さざれし)も君し踏みてば玉と拾はむ
2003/06/23.09/26. 2004/4/08.07/14
3254 磯島の日本の国は言霊のたすくる国ぞまさきくありこそ
3317 馬買はば妹徒歩(かち)ならむよしゑやし石は踏むとも吾(あ)は二人行かむ
2003/06/20.09/25. 2004/4/07.07/13
2916 玉勝間 逢はむと言ふは誰(たれ)なるか逢へる時さへ面隠しする
3249 磯島の日本の国に人二人ありとし思うはば何か嘆かむ
2003/06/19.09/24. 2004/4/06.07/12
2578 朝寝髪吾(あれ)は梳らじ愛(うつく)しき君が手枕触(ふ)りてしものを
2642 ともしびの影にかがよふうつせみの妹が笑まひしおもかげに見ゆ
2003/06/18.09/23. 2004/4/05.07/09
3085 朝影に我が身はなりぬ玉かぎるほのかに見えて去にし子ゆゑに
2456 ぬば玉の黒髪山の山菅に小雨降りしきしくしく思ほゆ
2003/06/17.09/22. 2004/4/02.07/08
1812 久かたの天の香具山この夕へ霞たなびく春立つらしも
2368 たらちねの母が手離れかくばかりすべなきことはいまだせなくに
2003/06/16.09/19. 2004/4/01.07/07
1714 落ちたぎち流るる水の岩に触(ふ)り淀める淀に月の影見ゆ
霍公鳥(ほととぎす)を詠める歌一首、また短歌
1755 鴬の 卵(かひこ)の中に 霍公鳥 独り生れて 己(し)が父に 似ては鳴かず 己が母に 似ては鳴かず 卯の花の 咲きたる野辺よ 飛び翔り 来鳴き響(とよ)もし 橘の 花を居散らし ひねもすに 鳴けど聞きよし 幣(まひ)はせむ 遠くな行きそ 我が屋戸の 花橘に 住みわたり鳴け
反し歌
1756 かき霧(き)らし雨の降る夜を霍公鳥鳴きてゆくなりあはれその鳥
2003/06/13.09/18. 2004/3/31.07/06
1511 夕されば小倉の山に鳴く鹿の今夜は鳴かずい寝にけらしも
1513 今朝の朝明雁が音(ね)聞きつ春日山もみちにけらし吾が心痛し
2003/06/12.09/17. 2004/3/30.07/05
1424 春の野にすみれ摘みにと来し吾ぞ野をなつかしみ一夜寝にける
1500 夏の野の繁みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものを
2003/06/11.09/16. 2004/3/29.07/02
1336 冬こもり春の大野を焼く人は焼き足らねかも吾(あ)が心焼く
志貴皇子の懽(よろこ)びの御歌(みうた)一首(ひとつ)
1418 石激る垂水の上のさ蕨の萌え出(づ)る春になりにけるかも
2003/06/10.09/15. 2004/3/26.07/01
1257 道の辺の草深百合の花笑みに笑まししからに妻と言ふべしや
1263 暁 と夜烏鳴けどこの岡の木末(こぬれ)の上はいまだ静けし
2003/06/09.09/12. 2004/3/25.06/30
1102 大王の三笠の山の帯にせる細谷川の音の清けさ
1201 大海の水底とよみ立つ波の寄せむと思へる磯のさやけさ
2003/06/06.09/11. 2004/3/24.06/29
1088 あしひきの山河の瀬の鳴るなべに弓月が岳に雲立ちわたる
1089 大海に島もあらなくに海原(うなはら)のたゆたふ波に立てる白雲
2003/06/05.09/10. 2004/3/23.06/28
1042 一つ松幾代か経ぬる吹く風の声の清(す)めるは年深みかも
1068 天の海に雲の波立ち月の船星の林に榜ぎ隠る見ゆ
2003/06/04.09/09. 2004/3/22.06/25
0924 み吉野の象山の際の木末(こぬれ)にはここだも騒く鳥の声かも
0925 ぬば玉の夜の更けぬれば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く
2003/06/03.09/08. 2004/3/19.06/24
0919 若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺(あしへ)をさして鶴鳴き渡る
0909 山高み白木綿花に落ち激つ滝(たぎ)の河内は見れど飽かぬかも
2003/06/02.09/05. 2004/3/18.06/23
0803 銀も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも
山上臣憶良が沈痾(やみこやれ)る時の歌一首
0978 士(をとこ)やも空しかるべき万代に語り継ぐべき名は立てずして
2003/05/30.09/04. 2004/3/17.06/22
0709 夕闇は道たづたづし月待ちて行(い)ませ我が背子その間にも見む
0793 世の中は空しきものと知る時しいよよますます悲しかりけり
2003/05/29.09/03. 2004/3/16.06/21
0593 君に恋ひ甚(いた)もすべ無み奈良山の小松がもとに立ち嘆くかも
0670 月読(つくよみ)の光に来ませ足引の山を隔てて遠からなくに
2003/05/28.09/02. 2004/3/15.06/18
0527 来むと言ふも来ぬ時あるを来じと言ふを来むとは待たじ来じと言ふものを
0571 月夜よし川音清けしいざここに行くも行かぬも遊びて行かむ
2003/05/27.09/01. 2004/3/12.06/17
額田王の近江天皇を思(しぬ)ひまつりてよみたまへる歌一首
0488 君待つと吾(あ)が恋ひ居れば我が屋戸の簾動かし秋の風吹く
鏡女王のよみたまへる歌一首
0489 風をだに恋ふるは羨(とも)し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ
2003/05/26.08/29. 2004/3/11.06/16
湯原王(ゆはらのおほきみ)の芳野にてよみたまへる歌一首
0375 吉野なる夏実の川の川淀に鴨ぞ鳴くなる山影にして
0496 み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直(ただ)に逢はぬかも
2003/05/23.08/28. 2004/3/10.06/15
0328 青丹よし寧樂の京師(みやこ)は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり
0338 験なき物を思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあらし
2003/05/22.08/27. 2004/3/9.06/14
0316 昔見し象(きさ)の小川を今見ればいよよ清けく成りにけるかも
0325 明日香河川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき恋にあらなくに
2003/05/21.08/26. 2004/3/8.06/11
0310 東の市の植木の木垂(こだ)るまで逢はず久しみうべ恋ひにけり
0314 小波(さざれなみ)礒越道(いそこせぢ)なる能登瀬川音の清(さや)けさ激(たぎ)つ瀬ごとに
2003/05/20.08/25. 2004/3/5.06/10
柿本朝臣人麻呂が歌一首
0266 淡海の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしぬに古思ほゆ
0271 櫻田へ鶴鳴き渡る年魚(あゆ)市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る
2003/05/19.08/22. 2004/3/4.06/09
0254 燭火(ともしび)の明石大門(おほと)に入らむ日や榜ぎ別れなむ家のあたり見ず
0255 天ざかる夷の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ
柿本朝臣人麻呂が近江国より上来る時、宇治河の辺に至りてよめる歌一首
0264 物部の八十宇治川の網代木にいさよふ波の行方知らずも
2003/05/16.08/21. 2004/3/3.06/08
0242 滝の上の三船の山にゐる雲の常にあらむと我が思はなくに
0251 淡路の野島の崎の浜風に妹が結べる紐吹き返す
2003/05/15.08/20. 2004/3/2.06/07
0133 小竹の葉はみ山もさやに乱れども吾は妹思ふ別れ来ぬれば
0141 磐代の浜松が枝を引き結びま幸(さき)くあらばまた還り見む
0142 家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る
2004/03/01、6/04
0116 人言(ひとごと)を繁み言痛みおのが世に未だ渡らぬ朝川渡る
0203 降る雪は深(あは)にな降りそ吉隠の猪養の岡の寒からまくに
2004/02/27、6/03
0105 我が背子を大和へ遣るとさ夜更けて暁露に吾(あ)が立ち濡れし
0106 二人ゆけど行き過ぎがたき秋山をいかでか君が独り越えなむ
2004/02/26、6/02
長田王(ながたのおほきみ)
0082 うらさぶる心さまねし久かたの天のしぐれの流らふ見れば
大津皇子の、石川郎女に贈りたまへる御歌一首
0107 足引の山のしづくに妹待つと吾(あ)が立ち濡れぬ山のしづくに
石川郎女が和へ奉れる歌一首
0108 吾(あ)を待つと君が濡れけむ足引の山のしづくにならましものを
2004/02/25、6/01
内大臣藤原の卿の釆女(うねべ)安見児(やすみこ)を娶(え)たる時よみたまへる歌一首
0095 吾(あ)はもや安見児得たり皆人の得かてにすとふ安見児得たり
鏡女王の和(こた)へ奉(まつ)れる歌一首
0092 秋山の樹の下隠り行く水の吾(あ)こそ勝(まさ)らめ思ほさむよは
2004/02/24、5/31、9/03
0090 君がゆき日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ
0088 秋の田の穂の上に霧らふ朝霞いづへの方に我(あ)が恋やまむ 。
2004/02/23、5/28,9/02
0058 いづくにか船泊てすらむ安禮の崎榜ぎ廻(た)み行きし棚無小舟
0064 葦辺(あしへ)ゆく鴨の羽交に霜降りて寒き夕へは大和し思ほゆ
2004/02/20、5/27、9/01
0048 ひむがしの野にかぎろひの立つ見えて反り見すれば月かたぶきぬ
0054 巨勢山のつらつら椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を
2004/02/19、5/26、8/31
0030 ささなみの志賀の辛崎幸くあれど大宮人(ひと)の船待ちかねつ
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高市連黒人(たけちのむらじくろひと)が近江の堵(みやこ)
の旧(あ)れたるを感傷しみよめる歌
0033 ささなみの国つ御神のうらさびて荒れたる都見れば悲しも
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2004/2/18、5/25,8/30
0022 河の上のゆつ磐群に草むさず常にもがもな常処女にて
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0043 我が背子はいづく行くらむ沖つ藻の隠の山を今日か越ゆらむ
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2004/2/17、5/24、8/27
天皇の蒲生野(かまふぬ)に遊猟(みかり)したまへる時
、額田王のよみたまへる歌
0020 茜さす紫野ゆき標野ゆき野守は見ずや君が袖ふる
皇太子(ひつぎのみこ)の答へたまへる御歌 明日香宮ニ御宇シシ天皇
0021 紫のにほへる妹を憎くあらば人妻故に吾(あれ)恋ひめやも
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2004/2/16、5/21、8/26
0015 海神(わたつみ)の豊旗雲に入日さし今宵の月夜ま清やかにこそ 中大兄
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0018 三輪山をしかも隠すか雲だにも心あらなむ隠さふべしや 額田王
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2004/2/13、5/20、8/25
0004 玉きはる宇智の大野に馬並めて朝踏ますらむその草深野
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0008 熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
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2004/2/12、5/19、8/24
0250 玉藻刈る敏馬(みぬめ)を過ぎ夏草の野島の崎に舟近づきぬ
2003/07/07.10/09
4425 防人にゆくは誰が夫(せ)と問ふ人を見るが羨(とも)しさ物思(も)ひもせず
三 年(みとせといふとし)春正月(む つ き )の一 日(つきたちのひ)、因幡の国の 庁 (まつりごととの)にて、国郡司等(つ か さ び と ら)を賜饗(あへ)する宴の歌一首
4516 新(あらた)しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)
右の一首は、守(かみ)大伴宿禰家持がよめる。
2003/007/04.10/08
4357 葦垣の隈所(くまと)に立ちて我妹子が袖(そて)もしほほに泣きしそ思(も)はゆ
右の一首は、市原郡の上丁、刑部直千國(ちくに) 。
4369 筑波嶺の早百合(さゆる)の花の夜床(ゆとこ)にも愛(かな)しけ妹そ昼も愛しけ
2003/007/03.10/07
二十三日(はつかまりみかのひ)、興(こと)に依(つ)けてよめる歌二首
4290 春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鴬鳴くも
4291 我が屋戸の五十笹(いささ)群竹吹く風の音のかそけきこの夕へかも
二十五日(はつかまりいつかのひ)、よめる歌一首
4292 うらうらに照れる春日(はるひ)に雲雀あがり心悲しも独りし思へば
2003/07/02.10/06
次の歌は先生の西宮のお宅に伺った時「萬葉の風土続」を頂いた際に 先生自ら毛筆で萬葉仮名で書いていただきました.
物部乃 八十女感嬬等之 挹乱 寺井之於乃 堅香子之花
堅香子草(かたかご)の花を攀折(を)る歌一首
4143 もののふの八十( や そ )乙女らが汲み乱(まが)ふ寺井の上の堅香子の花
二十三日(はつかまりみかのひ)、興(こと)に依(つ)けてよめる歌二首
4290 春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鴬鳴くも
2003/007/01.10/04
葛井連諸會(ふぢゐのむらじもろあひ)が詔を応はる歌一首
3925 新(あらた)しき年の初めに豊の年表(しる)すとならし雪の降れるは
4139 春の苑紅にほふ桃の花下照(で)る道に出で立つ美人(をとめ)
2003/06/30.10/03
3724 君が行く道の長手を繰り畳み焼き滅ぼさむ天(あめ)の火もがも
3728 青丹よし奈良の大道は行き良けどこの山道は行き悪しかりけり
2003/06/27.10/02
3624 我のみや夜船は榜ぐと思へれば沖辺の方に楫の音すなり 。
池田朝臣が大神朝臣奥守を嗤(あざけ)る歌一首
3840 寺々の女餓鬼(めがき)申さく大神(おほみわ)の男餓鬼賜(たば)りてその子産まはむ
大神朝臣奥守が報へ嗤ける歌一首
3841 仏造る真朱(まそほ)足らずば水溜まる池田の朝臣(あそ)が鼻の上(へ)を掘れ
2003/06/26.10/01
3546 青柳の波良(はら)ろ川門に汝を待つと清水(せみど)は汲まず立ち処(ど)平(なら)すも
3580 君が行く海辺の宿に霧立たば吾(あ)が立ち嘆く息と知りませ
2003/06/25.09/30
3455 恋しけば来ませ我が背子垣内柳(かきつやぎ)末(うれ)摘み刈らし我立ち待たむ
3459 稲舂けば皹(かか)る吾(あ)が手を今宵もか殿の若子(わくご)が取りて嘆かむ
2003/06/24.09/29
3373 多摩川に曝す手作りさらさらに何そこの子のここだ愛(かな)しき
3400 信濃なる千曲(ちぐま)の川の細石(さざれし)も君し踏みてば玉と拾はむ
2003/06/23.09/26
3254 磯島の日本の国は言霊のたすくる国ぞまさきくありこそ
3317 馬買はば妹徒歩(かち)ならむよしゑやし石は踏むとも吾(あ)は二人行かむ
2003/06/20.09/25
2916 玉勝間 逢はむと言ふは誰(たれ)なるか逢へる時さへ面隠しする
3249 磯島の日本の国に人二人ありとし思うはば何か嘆かむ
2003/06/19.09/24
2578 朝寝髪吾(あれ)は梳らじ愛(うつく)しき君が手枕触(ふ)りてしものを
2642 ともしびの影にかがよふうつせみの妹が笑まひしおもかげに見ゆ
2003/06/18.09/23
3085 朝影に我が身はなりぬ玉かぎるほのかに見えて去にし子ゆゑに
2456 ぬば玉の黒髪山の山菅に小雨降りしきしくしく思ほゆ
2003/06/17.09/22
1812 久かたの天の香具山この夕へ霞たなびく春立つらしも
2368 たらちねの母が手離れかくばかりすべなきことはいまだせなくに
2003/06/16.09/19
1714 落ちたぎち流るる水の岩に触(ふ)り淀める淀に月の影見ゆ
霍公鳥(ほととぎす)を詠める歌一首、また短歌
1755 鴬の 卵(かひこ)の中に 霍公鳥 独り生れて 己(し)が父に 似ては鳴かず 己が母に 似ては鳴かず 卯の花の 咲きたる野辺よ 飛び翔り 来鳴き響(とよ)もし 橘の 花を居散らし ひねもすに 鳴けど聞きよし 幣(まひ)はせむ 遠くな行きそ 我が屋戸の 花橘に 住みわたり鳴け
反し歌
1756 かき霧(き)らし雨の降る夜を霍公鳥鳴きてゆくなりあはれその鳥
2003/06/13.09/18
1511 夕されば小倉の山に鳴く鹿の今夜は鳴かずい寝にけらしも
1513 今朝の朝明雁が音(ね)聞きつ春日山もみちにけらし吾が心痛し
2003/06/12.09/17
1424 春の野にすみれ摘みにと来し吾ぞ野をなつかしみ一夜寝にける
1500 夏の野の繁みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものを
2003/06/11.09/16
1336 冬こもり春の大野を焼く人は焼き足らねかも吾(あ)が心焼く
志貴皇子の懽(よろこ)びの御歌(みうた)一首(ひとつ)
1418 石激る垂水の上のさ蕨の萌え出(づ)る春になりにけるかも
2003/06/10.09/15
1257 道の辺の草深百合の花笑みに笑まししからに妻と言ふべしや
1263 暁 と夜烏鳴けどこの岡の木末(こぬれ)の上はいまだ静けし
2003/06/09.09/12
1102 大王の三笠の山の帯にせる細谷川の音の清けさ
1201 大海の水底とよみ立つ波の寄せむと思へる磯のさやけさ
2003/06/06.09/11
1088 あしひきの山河の瀬の鳴るなべに弓月が岳に雲立ちわたる
1089 大海に島もあらなくに海原(うなはら)のたゆたふ波に立てる白雲
2003/06/05.09/10
1042 一つ松幾代か経ぬる吹く風の声の清(す)めるは年深みかも
1068 天の海に雲の波立ち月の船星の林に榜ぎ隠る見ゆ
2003/06/04.09/09
0924 み吉野の象山の際の木末(こぬれ)にはここだも騒く鳥の声かも
0925 ぬば玉の夜の更けぬれば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く
2003/06/03.09/08
0919 若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺(あしへ)をさして鶴鳴き渡る
0909 山高み白木綿花に落ち激つ滝(たぎ)の河内は見れど飽かぬかも
2003/06/02.09/05
0803 銀も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも
山上臣憶良が沈痾(やみこやれ)る時の歌一首
0978 士(をとこ)やも空しかるべき万代に語り継ぐべき名は立てずして
2003/05/30.09/04
0709 夕闇は道たづたづし月待ちて行(い)ませ我が背子その間にも見む
0793 世の中は空しきものと知る時しいよよますます悲しかりけり
2003/05/29.09/03
0593 君に恋ひ甚(いた)もすべ無み奈良山の小松がもとに立ち嘆くかも
0670 月読(つくよみ)の光に来ませ足引の山を隔てて遠からなくに
2003/05/28.09/02
0527 来むと言ふも来ぬ時あるを来じと言ふを来むとは待たじ来じと言ふものを
0571 月夜よし川音清けしいざここに行くも行かぬも遊びて行かむ
2003/05/27.09/01
額田王の近江天皇を思(しぬ)ひまつりてよみたまへる歌一首
0488 君待つと吾(あ)が恋ひ居れば我が屋戸の簾動かし秋の風吹く
鏡女王のよみたまへる歌一首
0489 風をだに恋ふるは羨(とも)し風をだに来むとし待たば何か嘆かむ
2003/05/26.08/29
湯原王(ゆはらのおほきみ)の芳野にてよみたまへる歌一首
0375 吉野なる夏実の川の川淀に鴨ぞ鳴くなる山影にして
0496 み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直(ただ)に逢はぬかも
2003/05/23.08/28
0328 青丹よし寧樂の京師(みやこ)は咲く花の薫ふがごとく今盛りなり
0338 験なき物を思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあらし
2003/05/22.08/27
0316 昔見し象(きさ)の小川を今見ればいよよ清けく成りにけるかも
0325 明日香河川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき恋にあらなくに
2003/05/21.08/26
0310 東の市の植木の木垂(こだ)るまで逢はず久しみうべ恋ひにけり
0314 小波(さざれなみ)礒越道(いそこせぢ)なる能登瀬川音の清(さや)けさ激(たぎ)つ瀬ごとに
2003/05/20.08/25
柿本朝臣人麻呂が歌一首
0266 淡海の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしぬに古思ほゆ
0271 櫻田へ鶴鳴き渡る年魚(あゆ)市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る
2003/05/19.08/22
0254 燭火(ともしび)の明石大門(おほと)に入らむ日や榜ぎ別れなむ家のあたり見ず
0255 天ざかる夷の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ
柿本朝臣人麻呂が近江国より上来る時、宇治河の辺に至りてよめる歌一首
0264 物部の八十宇治川の網代木にいさよふ波の行方知らずも
2003/05/16.08/21
0242 滝の上の三船の山にゐる雲の常にあらむと我が思はなくに
0251 淡路の野島の崎の浜風に妹が結べる紐吹き返す
2003/05/15.08/20
0133 小竹の葉はみ山もさやに乱れども吾は妹思ふ別れ来ぬれば
0141 磐代の浜松が枝を引き結びま幸(さき)くあらばまた還り見む
0142 家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る
2003/05/14.08/19
0116 人言(ひとごと)を繁み言痛み生ける世に未だ渡らぬ朝川渡る
0203 降る雪は深(あは)にな降りそ吉隠の猪養の岡の寒からまくに
2003/05/13.08/18
0105 我が背子を大和へ遣るとさ夜更けて暁露に吾(あ)が立ち濡れし
0106 二人ゆけど行き過ぎがたき秋山をいかでか君が独り越えなむ
2003/05/12.08/15
長田王(ながたのおほきみ)
0082 うらさぶる心さまねし久かたの天のしぐれの流らふ見れば
大津皇子の、石川郎女に贈りたまへる御歌一首
0107 足引の山のしづくに妹待つと吾(あ)が立ち濡れぬ山のしづくに
石川郎女が和へ奉れる歌一首
0108 吾(あ)を待つと君が濡れけむ足引の山のしづくにならましものを
2003/05/09.08/14
内大臣藤原の卿の釆女(うねべ)安見児(やすみこ)を娶(え)たる時よみたまへる歌一首
0095 吾(あ)はもや安見児得たり皆人の得かてにすとふ安見児得たり
鏡女王の和(こた)へ奉(まつ)れる歌一首
0092 秋山の樹の下隠り行く水の吾(あ)こそ勝(まさ)らめ思ほさむよは
2003/05/08.08/13
0090 君がゆき日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ
0088 秋の田の穂の上に霧らふ朝霞いづへの方に我(あ)が恋やまむ 。
2003/05/07.08/12
0058 いづくにか船泊てすらむ安禮の崎榜ぎ廻(た)み行きし棚無小舟
0064 葦辺(あしへ)ゆく鴨の羽交に霜降りて寒き夕へは大和し思ほゆ
2003/05/06.08/11
0048 東(ひむかし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えて反り見すれば月かたぶきぬ
0054 巨勢山の列列(つらつら)椿つらつらに見つつ偲はな巨勢の春野を
2003/05/02.08/08
0030 楽浪の志賀の辛崎幸くあれど大宮人(ひと)の船待ちかねつ
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高市連黒人(たけちのむらじくろひと)が近江の堵(みやこ)
の旧(あ)れたるを感傷しみよめる歌
0033 楽浪の国つ御神のうらさびて荒れたる都見れば悲しも
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2003/05/01.08/07
0022 河の上のゆつ磐群に草むさず常にもがもな常処女にて
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0043 我が背子はいづく行くらむ沖つ藻の隠の山を今日か越ゆらむ
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2003/04/30.08/06
天皇の蒲生野(かまふぬ)に遊猟(みかり)したまへる時
、額田王のよみたまへる歌
0020 茜さす紫野ゆき標野ゆき野守は見ずや君が袖ふる
皇太子(ひつぎのみこ)の答へたまへる御歌 明日香宮ニ御宇シシ天皇
0021 紫のにほへる妹を憎くあらば人妻故に吾(あれ)恋ひめやも
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2003/04/29.08/05.2004/5/21
0015 海神(わたつみ)の豊旗雲に入日さし今宵の月夜ま清やかにこそ 中大兄
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0018 三輪山をしかも隠すか雲だにも心あらなむ隠さふべしや 額田王
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2003/04/28.08/04.2004/5/20
0004 玉きはる宇智の大野に馬並めて朝踏ますらむその草深野
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0008 熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
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2003/04/25.07/01.2004/5/19
0250 玉藻刈る敏馬(みぬめ)を過ぎ夏草の野島の崎に舟近づきぬ
2003/04/24.07/31.2004/5/18
3697 百船の泊つる對馬の淺茅山しぐれの雨にもみたひにけり
3698 天ざかる夷にも月は照れれども妹そ遠くは別れ来にける
2003/04/23.07/30.2004/5/17
3670 からとまり能古(のこ)の浦波立たぬ日はあれども家に恋ひぬ日はなし
3671 ぬば玉の夜渡る月にあらませば家なる妹に逢ひて来(こ)ましを
2003/04/22.07/28.2004/5/14
3867 沖つ鳥鴨とふ船は也良の崎廻(た)みて榜ぎ来と聞こえ来ぬかも
2003/04/21.07/25.2004/5/13
3644 おほきみの 命(みこと)畏(かしこ)み大船の行きのまにまに宿りするかも
3696 新羅(しらき)へか家にか帰る壱岐の島行かむたどきも思ひかねつも
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2003/04/18.07/24.2004/05/12
長門の島の磯辺に舶泊ててよめる歌五首
3617 石走(いはばし)る滝(たぎ)もとどろに鳴く蝉(せび)の声をし聞けば都し思ほゆ
3620 恋繁み慰めかねてひぐらしの鳴く島蔭に廬りするかも
2003/04/17.07/23.2004/05/11
3580 君が行く海辺の宿に霧立たば吾(あ)が立ち嘆く息と知りませ
安藝国(あぎのくに)風速(かざはや)の浦に舶(ふね)泊てし夜、よめる歌二首
3615 我がゆゑに妹歎くらし風速の浦の沖辺に霧たなびけり
3616 沖つ風いたく吹きせば我妹子が歎きの霧に飽かましものを
2003/04/16.07/22.2004/05/10
0447 鞆之浦の磯の杜松(むろのき)見むごとに相見し妹は忘らえめやも
2003/04/15.07/21.2004/05/07
3599 月読(つくよみ)の光を清み神島の磯廻(いそま)の浦ゆ船出す我は
3624 我のみや夜船は漕ぐと思へれば沖辺の方に楫の音すなり
2003/04/14.07/18.2004/5/06
0303 名ぐはしき印南(いなみ)の海の沖つ波千重に隠りぬ大和島根は
0304 大王の遠の朝廷(みかど)とあり通(かよ)ふ島門(しまと)を見れば神代し思ほゆ
2003/04/11.07/17.2004/5/05
0943 玉藻刈る辛荷の島に島廻する鵜にしもあれや家思はずあらな
2003/04/10.07/16.2004/5/04
0254 燭火(ともしび)の明石大門(おほと)に入らむ日や榜ぎ別れなむ家のあたり見ず
0255 天ざかる夷(ひな)の長道(ながち)ゆ恋ひ来れば明石の門(と)より大和島見ゆ
2003/04/09.07/15.2004/5/03
3578 武庫( む こ )の浦の入江の洲鳥羽ぐくもる君を離れて恋に死ぬべし
3579 大船に妹乗るものにあらませば羽ぐくみ持ちて行かましものを
3595 朝開き榜ぎ出て来れば武庫の浦の潮干の潟に鶴(たづ)が声すも
2003/04/08.07/14.2004/4/30
3584 別れなばうら悲しけむ吾(あ)が衣下にを着ませ直(ただ)に逢ふまてに
3667 我が旅は久しくあらしこの吾(あ)が着(け)る妹が衣の垢づく見れば
2003/04/07.07/11.2004/4/29
柿本朝臣人麻呂が覊旅(たび)の歌八首(やつ)
0251 淡路の野島の崎の浜風に妹が結べる紐吹き返す
2003/04/04.07/10.2004/4/28
3400 信濃なる千曲(ちぐま)の川の細石(さざれし)も君し踏みてば玉と拾はむ
2003/04/03.07/09.2004/4/27
内大臣藤原の卿の釆女(うねべ)安見児(やすみこ)を娶(え)たる時よみたまへる歌一首
0095 吾(あ)はもや安見児得たり皆人の得かてにすとふ安見児得たり
0250 玉藻刈る敏馬(みぬめ)を過ぎ夏草の野島の崎に舟近づきぬ
2003/04/02.07/08.2004/4/26
天皇の藤原夫人(ふじはらのきさき)に賜へる御歌(おほみうた)一首
0103 我が里に大雪降れり大原の古りにし里に降らまくは後
藤原夫人の和へ奉れる歌一首
0104 我が岡のおかみに乞ひて降らしめし雪の砕けしそこに散りけむ
2003/03/31.07/07.2004/4/22
4425 防人にゆくは誰が夫(せ)と問ふ人を見るが羨(とも)しさ物思(も)ひもせず
三 年(みとせといふとし)春正月(む つ き )の一 日(つきたちのひ)、因幡の国の 庁 (まつりごととの)にて、国郡司等(つ か さ び と ら)を賜饗(あへ)する宴の歌一首
4516 新(あらた)しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重(し)け吉事(よごと)
右の一首は、守(かみ)大伴宿禰家持がよめる。
2003/03/28.07/04
我妹子が袖(そて)もしほほに泣きしそ思(も)はゆ
右の一首は、市原郡の上丁、刑部直千國(ちくに) 。
4369 筑波嶺の早百合(さゆる)の花の夜床(ゆとこ)にも愛(かな)しけ妹そ昼も愛しけ
2003/03/27.07/03.2004/4/20
二十三日(はつかまりみかのひ)、興(こと)に依(つ)けてよめる歌二首
4290 春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鴬鳴くも
4291 我が屋戸の五十笹(いささ)群竹吹く風の音のかそけきこの夕へかも
二十五日(はつかまりいつかのひ)、よめる歌一首
4292 うらうらに照れる春日(はるひ)に雲雀あがり心悲しも独りし思へば
2003/03/26.07/02.2004/4/19
次の歌は先生の西宮のお宅に伺った時「萬葉の風土続」を頂いた際に 先生自ら毛筆で萬葉仮名で書いていただきました.
物部乃 八十女感嬬等之 挹乱 寺井之於乃 堅香子之花
堅香子草(かたかご)の花を攀折(を)る歌一首
4143 もののふの八十( や そ )乙女らが汲み乱(まが)ふ寺井の上の堅香子の花
二十三日(はつかまりみかのひ)、興(こと)に依(つ)けてよめる歌二首
4290 春の野に霞たなびきうら悲しこの夕影に鴬鳴くも
2003/03/25.07/01.2004/4/16
葛井連諸會(ふぢゐのむらじもろあひ)が詔を応はる歌一首
3925 新(あらた)しき年の初めに豊の年表(しる)すとならし雪の降れるは
4139 春の苑紅にほふ桃の花下照(で)る道に出で立つ美人(をとめ)
2003/03/24.06/30.2004/4/15
3724 君が行く道の長手を繰り畳み焼き滅ぼさむ天(あめ)の火もがも
3728 青丹よし奈良の大道は行き良けどこの山道は行き悪しかりけり
2003/03/21.06/27.2004/4/14
3624 我のみや夜船は榜ぐと思へれば沖辺の方に楫の音すなり 。
池田朝臣が大神朝臣奥守を嗤(あざけ)る歌一首
3840 寺々の女餓鬼(めがき)申さく大神(おほみわ)の男餓鬼賜(たば)りてその子産まはむ
大神朝臣奥守が報へ嗤ける歌一首
3841 仏造る真朱(まそほ)足らずば水溜まる池田の朝臣(あそ)が鼻の上(へ)を掘れ
2003/03/20.06/26.2004/4/13
3546 青柳の波良(はら)ろ川門に汝を待つと清水(せみど)は汲まず立ち処(ど)平(なら)すも
3580 君が行く海辺の宿に霧立たば吾(あ)が立ち嘆く息と知りませ
2003/03/19.06/25.2004/4/10
3455 恋しけば来ませ我が背子垣内柳(かきつやぎ)末(うれ)摘み刈らし我立ち待たむ
3459 稲舂けば皹(かか)る吾(あ)が手を今宵もか殿の若子(わくご)が取りて嘆かむ
2003/03/18.06/24.2004/4/09
3373 多摩川に曝す手作りさらさらに何そこの子のここだ愛(かな)しき
3400 信濃なる千曲(ちぐま)の川の細石(さざれし)も君し踏みてば玉と拾はむ
2003/03/17.06/23.2004/4/08
3254 磯島の日本の国は言霊のたすくる国ぞまさきくありこそ
3317 馬買はば妹徒歩(かち)ならむよしゑやし石は踏むとも吾(あ)は二人行かむ
2003/03/14.06/20.2004/4/07
2916 玉かつま逢はむと言ふは誰(たれ)なるか逢へる時さへ面隠しする
3249 磯城島の大和の国に人二人ありとし思(も)はば何か嘆かむ
2003/03/13.06/19.2004/4/08
2578 朝寝髪吾(あれ)は梳らじ愛(うつく)しき君が手枕触(ふ)りてしものを
2642 燈火の影にかがよふうつせみの妹が笑まひし面影に見ゆ
2003/03/12.06/18.2004/4/07
3085 朝影に我が身はなりぬ玉かぎるほのかに見えて去にし子ゆゑに
2456 ぬば玉の黒髪山の山菅に小雨降りしきしくしく思ほゆ
2003/03/11.06/17
1812 久かたの天の香具山この夕へ霞たなびく春立つらしも
2368 たらちねの母が手離れかくばかりすべなきことはいまだせなくに
2003/03/10.06/16
1714 落ちたぎち流るる水の岩に触(ふ)り淀める淀に月の影見ゆ
霍公鳥(ほととぎす)を詠める歌一首、また短歌
1755 鴬の 卵(かひこ)の中に 霍公鳥 独り生れて 己(し)が父に 似ては鳴かず 己が母に 似ては鳴かず 卯の花の 咲きたる野辺よ 飛び翔り 来鳴き響(とよ)もし 橘の 花を居散らし ひねもすに 鳴けど聞きよし 幣(まひ)はせむ 遠くな行きそ 我が屋戸の 花橘に 住みわたり鳴け
反し歌
1756 かき霧(き)らし雨の降る夜を霍公鳥鳴きてゆくなりあはれその鳥
2003/03/07.06/13
1511 夕されば小倉の山に鳴く鹿の今夜は鳴かずい寝にけらしも
1513 今朝の朝明雁が音(ね)聞きつ春日山もみちにけらし吾が心痛し
2003/03/06.06/12
1424 春の野にすみれ摘みにと来し吾ぞ野をなつかしみ一夜寝にける
1500 夏の野の繁みに咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものを
2003/03/05.06/11
1336 冬こもり春の大野を焼く人は焼き足らねかも吾(あ)が心焼く
志貴皇子の懽(よろこ)びの御歌(みうた)一首(ひとつ)
1418 石激る垂水の上のさ蕨の萌え出(づ)る春になりにけるかも
2003/03/04.06/10
1257 道の辺の草深百合の花笑みに笑まししからに妻と言ふべしや
1263 暁 と夜烏鳴けどこの岡の木末(こぬれ)の上はいまだ静けし
2003/03/03.06/09
1102 大王の三笠の山の帯にせる細谷川の音の清けさ
1201 大海の水底とよみ立つ波の寄せむと思へる磯のさやけさ
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この内容に関しては田合健一が個人的に作成したものです。毎週月曜日より金曜日の正午から15分間BS301で放送があります
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第二六章 聖徒の交わりについて
(2002/03/13)
1.みたまにより、また信仰によってかしらなるキリストに結合されているすべての聖徒は、イエス・キリストの恵み・苦しみ・、死・復活・また栄光において彼との交わりにあずかる。また彼らは、愛において互いに結合されて、相互の賜物と恵みを分かち合い、また内なる人においても外のなる人においてもともに相互の益に貢献するような彼らの公私の義務の実行を義務付けられる。
2.信仰告白をした聖徒らは、神礼拝、またその他彼ら相互の建徳に資するような霊的奉仕の実行更にまた彼らのそれぞれの能力と必要とに応じて外的な事柄においても互いに助け合うことにおいて、聖なる交誼と交わりとを保たなければならない。この交わりは、神が機会を供えてくださるままに、主イエスのみ名を呼ぶ至る所のすべての人々に広げられなければならない。
3.聖徒らがキリストとを持つこの交わりは、どのような意味ででもキリストの神聖の本質にあずからせず、またどのような点でもキリストと等しくならせるものではない。そのどちらを主張しても不敬けんであり冒とくである。また聖徒としての彼ら相互の交わりは、おのおのが自分の財産や所有に対してもっている権利すなわち所有権を奪ったり侵害するものではない。
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この内容に関しては田合健一が個人的に作成したものです。毎週水曜日午前10:30の聖書研究会で鈴木昭吾先生の祈りと導きがあります。
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