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LiveStrongの黄色いリストバンド

アメリカにいる人は知っていると思う。日本でも結構出回っていると聞く。LiveSTRONGがキャッチコピーの黄色いリストバンドの動きを。

コレは有名なランス・アームストロングが始めた癌と闘う人を応援する基金。1997年に始まったらしいこの動きはかなりのモノ。"Unity is Strength"って売り出しているように、LiveSTRONGと刻まれた黄色いプラスティックのリストバンドが沢山の人によって身につけられている。

幸運な事に私の身の回りの近い人では癌にかかった人がいない。もちろんこういう癌とかの基金には興味あるし、気にはかけている。でもやっぱり実際に体験した人や家族親戚で癌にかかった人と比べると、気持ちの持ち方が違うと思う。だから、このバンドも良いと思うが私自身にとってすごい意味を持ち合わせているって訳ではない。

私の選手たちも何人もそのバンドをしている子がいる。サッカーの普段の練習の時はアクセサリーに規制はないが、試合となるとつけてはいけないコトになっている。なので、選手は大体アクセサリーを外すんだけど、中によっては外したくないからって、テープとかでカバーしたりする子もいる。

そんな中、この選手はLiveSTRONGのリストバンドを普段つけていて、試合中も外さない。試合前、自分では上手くテープを巻けないって事で、私の所へ「巻いてっ」って寄ってくる。初めて巻いた時、私は何気なく、"You're not taking it off?"と巻きながら聞いた。すると彼は即答で、"No, this ISN'T coming off"と。ふーん、そうなんだ。何かおもいれでもあるのかなぁ?ぐらいに思って、そのまま、毎試合、ゲーム直前にテープを巻いていた。

それから1ヶ月ぐらいたったある日だろうか、assistant athletic trainerと話していた時に、なんか腑に落ちない事があり、この選手について聞いたら、彼はLeukemiaにかかっていたんだよ、と。その瞬間、それまでちょっと不可解な部分が全てつながった、と同時に、初めて彼のリストバンドを巻いた時の会話を思い出した。「なるほど、だから取らないんだ」

Leukemiaとは白血病。彼のは急性で、リンパか骨髄性か知らないけど、闘病虚しく力果てる人もいる病気。(最近日本では歌手の本田美奈子さんがこの病気で亡くなったよね) で、また丁度良いタイミングというか、私がその病気の事を知って2週間後ぐらいに学校の新聞で(平日毎日発行され、スポーツの欄もある)彼の闘病の事、その後のカムバックの事の記事が載った。それを読んだ後、彼の闘病生活&若干20年足らずの人生は本当にLive Strong、「強く生きている」なぁとシミジミ思った。その時、初めて、彼のつけている黄色のLiveSTRONGのリストバンドの意味の重さが分かった気がした。そして、彼の生き方、すごいな。かっこいいな。と正直に思った。こういう強い人、すごいよね。

闘病から筋肉すごく減ったり身体能力落ちただろうに、病気が治った後、相当努力してトレーニングしたんだと思う。だって、他の子と変わらない身体つき、身体能力だもん。選手としてGreat Come backだよね。Athletic Trainerとして彼の様な人に出会えた事に感謝します。

もちろん彼の記事は取って置いてあります。

LiveSTRONG: Unity is Strength