北の安曇野便り


デジカメ・メモ  2005/05/29 (4/22) 日曜日 曇り時々晴れ

【1行日記】 押しつぶされていた、エゾノタチツボスミレです。





ここは居谷里湿原の、色々なスミレが咲く林の一角です。

このすぐ隣には、エゾノタチツボスミレの群落があります。
今、満開です。
この場所にも、そのスミレは広がっていて、
たくさん、花をつけたまま倒れていました。

詳しくはわかりません。
まだ、調べてもありませんが、何かのイベントだったようです。
大町市の民間でない人たちが主催しているようでした。

遠くから、青いビニールシートが見えました。
食事をとっている様子でした。
県の天然記念物に指定されている場所で、昼食会は変だ、と思いながらも、
地元の人なので、きっと、配慮しているだろうと、散策を続けました。
でも、残念なことに、この通りです。

今年、私はこの湿原に通って、スミレを覚えました。
湿原維持のため、適度に人手が入っている周辺の林は、
スミレたちには住みやすい所なのでしょう。
10数種のスミレを見ることができます。
もっとあるかもしれません。

たかが、小1時間、シートに覆われ、
何十人かがその上に乗ったとしても、
植物たちが消えてしまうことはないでしょう。

でも、いいんでしょうか?
一度草が押しつぶされれば、入り込む人も増えます。
踏み固められれば、野草の種類が変わる可能性もあります。

私が一番不思議なのは、
説明をするほど(マイクを通した声が聞こえてきました)
居谷里湿原に詳しい主催者の目に、
ここがビニールシートを敷いていい場所と思えたことです。

観光地である信州は、自然を観光資源としてきました。
目立つもの、珍しいもの、人を集めるものが大切にされる傾向があります。
私たちは、自然との付き合い方を、考え直さなくてはいけないのではないか・・。

押しつぶされた草花に、
反省も含めて、様々なことを考えさせられた一日でした。




居谷里湿原ではサクラスミレもたくさん見られます。
そろそろ終わりになりますが、まだ、いくつも咲いていました。

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