北の安曇野便り  prologue 散 策 野 草 ゲストルーム リンク集〜情報 リンク集〜private デジカメ・メモ epilogue


雑 記 帖2003年9月
2003年 10月 11月 12月 2004年 1月 2月

 父はもう、何十年も犬と暮らしている。朝1時間、夕方30分の散歩が父の体力づくり。秋田犬が何代も続いていた。初めての、秋田犬以外の犬が、今のゲンタだ。
 ゲンタはシェパードが入った雑種のオスで、秋田犬よりふた回り小さい。大町温泉郷の野良犬だった。旅館や飲食店でご飯をもらい生きていた。特にある飲食店のおかみさんはよく面倒を見てくれた。そのおかみさんが、その頃愛犬をなくしたばかりの父に、ゲンタを飼って欲しいと言ってきた。オーム事件で世間が湧いている頃、麻原ショウコウが逮捕される直前だった。
 父は山の家で一人暮らし。甘えん坊のゲンタに留守番をさせるのはかわいそうと、昼間は私が勤めていた博物館に連れて来ていた。受付の近くにつながれて、来る人みんなに愛想を振りまく。誰も人が来ないと退屈して、そばにとめてあった私の車のバンパーを齧る。(ーー;)
 警戒心が全くないので、本当に野良犬だったのかと思う。温泉郷の人も、出会った観光客も、親切な人ばかりだったのだろう。
 夕方になると車で父の家まで送り届けた。後ろの座席に座らせると途中で甘えてくる。前足を私の肩に載せ、頭をなめるのだ。運転中、不意をくらうとビックリする。あぶないので助手席に乗せた。でも、今度はひざに乗ってきた・・。
 いつまでも留守番が出来ない犬では困るので、一月くらいで博物館へ連れてくるのをやめた。父との二人暮しが始まった当初は寂しそうだった。やがて、たくましいパートナーに育っていった。
 今年の5月、ゲンタの散歩中に父が倒れた。父は何とか家に帰り、私に電話をしてきた。大急ぎで駆けつけると、ゲンタが引き綱をつけたまま、家の周りをうろうろしていた。私と母の姿を認めると駆け寄ってきて飛びつく。その後、玄関の方へ、私たちの顔を見ながら歩く。家へいざなう様だった。
 父は幸たいしたことなく、数日で回復した。その間ゲンタは、大好きなオバちゃんが来ても、いつものようにはしゃがず、前足にあごを乗せてじっとしていた。時々心配そうに、「クーゥ」とないていた。 

昨日、久ぶりで父の家へ母と行った。近くをぶらぶら歩き、写真を撮っていたら、母がゲンタを散歩させていた。ゲンタを撮ってやろうと、座って顔の正面にカメラを向けたが、飛びついてくるのでころんでしまう。これが精一杯。 



今年最後のオミナエシの花(父の庭で)

2003/09/27

 安曇野の写真の定番に、「後にアルプス」というのがある。野の花(後にアルプス)、道祖神(後にアルプス)、桜(後にアルプス)・・何でも背景に北アルプスがいる。その中で、野の花をアップにして、バックに遠くアルプスを霞ませて・・というのを撮ってみたかった。
 22日は快晴。田んぼと川にはさまれた道をぶらぶら歩いていたら、ユウガギクに会った。チャンス!とばかり「後にアルプス」に挑戦してみた。撮り終わって液晶をチラリと覗くと、なかなか良さそうだ。家に帰って、ワクワクしながらパソコンに取り込んだ。
 でも・・花の状態をよく見て撮らなくっちゃ・・。無理な姿勢で斜から撮ったから気がつかなかった。疲れたユウガギクが「後にアルプス」していた。

2003/09/25


 私は本当に何でもない花が好きで、ノギクの仲間やノアザミ、ゲンノショウコ、少し地味めなユリの仲間・・と庶民的だ。大好きなユウガギクも、マーガレットのような特別珍しくもない形。真ん中に黄色い筒型の小花が丸く集まり、白い平たい小花がぱっと開いている。単純なおおらかさがいいと、いつも思う。花をめでるときは、花の様子だけではなく、全体の雰囲気、周りの様子、季節を抜きに出来ない。単純な花も、決して単調に咲いているわけではない。
 今の季節、山を歩くとタムラソウが咲いている。これも大好き。「タムラソウ」という名前を聞いたことのない方も、初秋の山道で出会っていると思う。きっと、アザミと思われたことだろう。タムラソウは一口で言うと、刺のないアザミ。(言い切ってしまうのは乱暴かな?)
 一昨日の夕方、大町市の東に立つ、鷹狩山の頂上へ行って来た。タムラソウがたくさん咲いていた。蝶が花に集まっていた。



下に見えるのは大町。鷹狩山の麓に「山岳博物館」が、中腹には「東山低山帯野外博物館」がある。
上から下まで、北アルプスがきれいに眺められる山だ。(この日は曇っていて見えなかった・・)

山岳博物館からの北アルプス(パノラマカメラ)
リアルタイムの北アルプスが見られます夜見ると真っ暗!

2003/09/19


 9月も半ばを過ぎて、今年の花の季節がもうすぐ終わる。思いっきりたくさんの花が見たい。でも、この季節は思い当たる所がない。夏には数十種類を観察できる八方尾根も、もう秋の気配が濃いだろう。亜高山や高山の花は、来年までお預けだ。
 里山などの低山も、うかうかしていると何も見られない季節にすぐなってしまう。ああ、もうすぐアルプスに雪が降るよー。長い冬が始まるよー。寒いのはイヤだよー。半年花が見られない所なんてつまらないよー。
 なんて、汗をかきながら、寒さを案じていても仕方がない。花はなくても何かある。何でもあるよ、きっと。
 昨年は雪が早くて、紅葉と冬のような雪山が一度に見られた。こんなにきれいな景色を見られるのなら、雪が多少早くてもいい!と思った。思ったけれど、12月には雪に飽きていた。今年はどんなかな〜。



カメラを持ったばかりで、嬉しくて仕方がないころ撮った写真。11月の半ば。
正面の山は爺ヶ岳の前山。爺も鹿島槍も雲に隠れている。この頃はもう、真っ白だった。

2003/09/17


 HP作りは昨年から考えていた。よく素材屋さんを回った。ある時、面白いアニメ素材に出会った。楽しかったので、その中から弟が好きなものを選んでページを作り送ってやった。が、弟は見なかったらしい。(このヤロ)
 このHPでは、雰囲気が合わないものが多く、所々に出てくる踊る埴輪以外は諦めた。あるインド素材屋さんでみつけた鹿を狩る人。これは無理矢理使った。
 無理矢理使いたかったものがもうひとつある。「epilogue」のラストに置いて見た。公開のぎりぎりまで置いていたが、いくらなんでも唐突過ぎる。公開直前に消した。


埴輪をお借りした素材屋さん


鹿を狩る人をお借りした素材屋さん


消したアニメ
     

2003/09/04


 デジカメを買って10ヶ月たった。今まで、景色やスナップは普通のオート、野草を撮るときはクローズアップモードのオート、と全てカメラ任せ。それなりのものは撮れるけれど、思い通りに行かないことの方が多い。
 逆光で見るトクワカソウがきれいだったので撮ってみたら、淡いピンクが美しいのに白花になってしまった。西に傾いた陽差しに斜めから照らされているアルプス。濃い陰影が険しさを際立たせて雄々しい。でも写真はのっぺりしてしまう。野草は接写が多いけれど、咲いている場所や全草の様子も撮りたい・・が中途半端な距離だとピントが合わない。
 カメラ任せを抜け出そうと、ここ数日マニュアルモードに挑戦いている。わからない。難しい。
「絞りと露出とどう違うの?」などと主人に質問している。うちの白いネコを色々な設定で撮ったり、庭の花を撮ったりしている。変な写真がたくさん撮れた。



これが一番うまくいったけど・・
「夕方のアサガオ」

2003/09/03

最新へ 次へ


prologue 散 策 野 草 ゲストルーム リンク集〜情報 リンク集〜private デジカメ・メモ epilogue