舞台裏

宝箱花劇団のちょっとした編集裏話(出演体験・観劇体験、プチ日記、演劇ニュース、その他諸々)がほとんどで、編集後記のようなものです。


2004年 秋 出演体験記

稽古をお休みしている日は、家で台本を読んでいます。

「(思わず手を放して)あんたたち・・・・・・
私のことパートだと思ってバカにしてんでしょ・・・・・・
私、パートだけどね、命張ってやってんのよ。
わかってんの?ここんとこにね、五百円玉ぐらいの
ハゲがあんのよ・・・・・・パートハゲよ。

見ないでよ!

見ちゃだめだけど、本当にあんのよ、ここんとこに・・・・・・
ストレスよ、ストレス。たまるのよ、
それぐらいたまるのよ
・・・・・・何黙ってんのよ、気色の悪い。
何とか言ったらどうなのよ。この泥棒!

台本を見ながら読んでは暗唱
台本を見ながら読んでは暗唱
・・・の地道な繰り返し。
強弱をつけること・間の空け方に気を付けてひたすら練習・・・。
時々、彼氏にプロンプを手伝ってもらいました。





さて、鏡の前で姿勢や表情をチェック!
プロンプはやはり、彼氏にお願いして練習。
彼氏は、プロンプと同時に私の練習をビデオ撮影。

「でもね、どこの世界に
籠一杯、それも隠しもしないでブラブラ下げていく万引きがあんのよ!
まったく
何だってのよ!

うーん・・・。マンションだと隣近所に迷惑かかっても困るから、普通の大きさの声での練習です。
一通り自宅で練習したら、ビデオを観て、演技を検証し、お茶を飲みながら二人で反省会(恥ずかしいけれど、現実に直視して反省しなければ、上達しないと思いました)。



「(錯乱して)ねぇ、どうしてくれるのよ。返してよ、
私の青春
・・・・・・

わぁ・・・・・・」

何気にここが私の出番のクライマックスらしい。
後で気づきましたが、本番で実は「どうしてくれるのよ」の部分を飛ばしてしまいました。かなり反省・・・。
あれだけしっかり練習していたのに、情けない・・・。
自分でしっかり覚えていると思っていても、やはり言い忘れてしまうこともあるものだなぁと痛感しました。
ベテランの役者さんでも台詞の20〜30%は忘れてしまうといわれていますが、それを何かで聞いていた私がまさかやらかすとは思っていませんでした。
150%練習しても、自爆してしまった台詞の占める割合を考えると、80点しかあげられない。200%練習しないと、100点の演技はできないんだなぁ。

稽古期間中の出来事
稽古が終わり、その帰りに某駅に置いてきた自転車(自転車を稽古場に乗ってこなかったから)に乗っておばあちゃんの家に帰る時の事。
その日の稽古場を出る時、牧瀬里穂似の某劇団員(以下、マキセ)の車に乗せてもらい、某駅前の駐輪場に行きました。
私の自転車は少し前に降った雨で濡れていたんだけど、
マキセはわざわざ車から降りてきて、私の自転車をタオルで拭いてくれました。
 私が帰るのを待たせては申し訳ないので、
「遅くなっちゃうから、先に帰ってもいいんですよ。」
と、声をかけましたが、マキセはその後、私が無事に自転車に
またがることができることを確認すると、
「夜だし、危ないから途中まで伴走するよ。」
と、いうことで、途中まで車の窓を開けて低速で伴走してくれました。
「何だか、うちらアヤシイね。」
なんて会話をしながら・・・・・・。
その節は、本当にありがとうございました。
稽古期間の稽古を離れての、一生忘れない青春の思い出になりました。

後日談として・・・。

去る2004年12月25日に某ベテラン女優邸で、劇団員のクリスマスパーティーがあり、私とカレもご一緒させていただきました。
某女優邸には立派なプラズマテレビがあり、彼女の関係者が撮影した公演のビデオをみんなで観ました。映像も綺麗で臨場感バッチリ!!
他人の演技はお互いに余裕を持って観ていられるけれど、自分が出ているシーンを一緒に観るって、実にこっ恥ずかしい。で、当然自分が出たシーンも観たわけですが、狂乱シーンのドアップには、あまりの恐さに私だけではなく、カレも正視できないようでした。

              
↑本番の舞台写真(劇団で委託したHさん撮影です)から載せました。
ちょっと蒸発しかかっていますが、ナマの舞台ではただ単にピンスポが当たっているだけです。

その他・・・。

 私の今回の演劇活動には、様々な人間ドラマがありました。
新生活を始めて、間もなく、カレの都合で稽古場から遠い所に引越しすることになりました。それでも、どうしても演劇なしの私の生活は考えられないので、距離に負けないように沢山の人の協力を得て、劇団を続けることができました。
劇団員たちにもわがままを聞いてもらったり、色々と配慮してもらったりと迷惑を沢山かけてきました。私が稽古にきた日に優先的に練習させてもらい、ありがとうございました。
夜遅くまでの稽古の帰りを家の最寄駅までカレに迎えに来てもらったこともありました(夕食一緒に食べられなくてごめんね)。
公演直前の追い込みの時期はおばあちゃんに泊まる部屋を貸してもらいました(チケットをいろんな人に渡してくれてありがとうございました)。
当日、公演の為に遠路遥遥来てくれたおうちの人、お友達、本当にありがとうございました。


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