| 2005. 10月 |
| 『スマートな舞台鑑賞術』 |
| 舞台をより楽しく、快適に、文化的に鑑賞する術をここで紹介します。 まず、服装のポイント。 観劇といっても、映画・ミュージカル・演劇・歌舞伎・能・オペラ・バレエなど、様々なものがあります。 場に応じた服装をして出掛けましょう。 私が研究したことによりますと、服装の選び方は、 @チケットの価格 A会場の規模 Bスター俳優・有名演出家の出演率 C演目の格調 によって変わってくると思います。 オペラや能・歌舞伎などを観に行く時は、多少あらたまった服装をしましょう。スーツやワンピースなどでドレスアップをします。能・歌舞伎を観る時は、訪問着など和服でも良いです。 和服を着る時は、訪問着や小紋、付け下げが良いでしょう。 柿落とし(初日)や正月公演は、一つ紋付の色無地や訪問着を着るのも良いでしょう。 ただし、能や歌舞伎は長時間の公演なので、あまり窮屈な服装はやめたほうが無難かもしれません。 映画やミュージカルはカジュアルな服装でも大丈夫です。 一般的なストレートプレイの演劇の場合、商業演劇系の比較的高額で豪華な舞台装置や舞台美術、スター俳優が出演するものは、やはり多少ドレスアップしたほうが良いかもしれません。 小劇場系(アンダーグラウンド演劇)の場合、いくら格調の高い舞台であっても、会場が屋外だったり、テントだったり、奇妙な倉庫や小料理屋だったりと様々なので、会場に応じた窮屈にならない比較的カジュアルな服装でもOKです。 マナーについて 初級編 @会場内での飲食は控えること。 Aゆとりをもって会場に到着すること。 →止むを得ず遅れて到着してしまった場合は、一幕が終わるまで待ちます。上演中にスタッフが案内してくれる場合は、腰を低くかがめて足早に席に着きましょう。 B携帯電話の電源(アラームも)を切る。 C手荷物はコンパクトに(客席の下や膝上に置けるハンドバッグがベストかな)。 D開演中はおしゃべりしない。 Eキーホルダーの鈴など鳴り物をならないようにしまっておく。 @〜Eまでは最低限度の常識です。 応用編として F一度観たことがある舞台であっても、自分からあらすじなどの詳細は語らないこと。 G受付で配られるパンフレットやチラシをきれいに持ち帰るために、ハンドバックの他にA4サイズが楽々入る紙袋や折りたたみできるサブバッグを持っていると便利です。 H舞台までは距離があるので、オペラグラスや双眼鏡を持っていくと良い。表情がよく見えます。 I座っている人の前を通る時、できるだけお尻を向けないようにして移動しましょう。人にお尻を向けることは失礼なことだからです。 J自分の席が真ん中の時は、休憩の時などは他の人よりも早めに戻るように心がけましょう。K後ろの席の人に配慮し、帽子などをかぶっている場合は、脱ぎましょう。 L舞台の批評は会場を離れてから。公演の関係者も会場には意外とたくさんいるからです。 M一緒に観に行く約束をしていた人が遅刻してくる場合で、自分がその人の分のチケットも持っている時は、その人のチケットを受付に預けて中に入ります。その時、自分の名前と遅れてくる人の名前を伝えます。 最上級・ツウ編 N日本ではあまり見かけませんが、演劇やオペラが盛んなヨーロッパでは、舞台が終わってカーテンコールを迎える時に立ち上がって拍手します。日本でも時々行われていますが、している人がいた場合は、これが舞台に対して好評を伝える正式な表現方法なので、しても構いません。 O出演者が知人や身内ということで、チケット代を負担しているという場合は、ご祝儀を持参し、受付スタッフに預けるとベストです。 ただし、チケット代を負担した出演者が辞退した場合やご祝儀を受け取る習慣のない劇団などの場合は、この限りではありません。状況に応じて。 P歌舞伎のかけ声。観客が役者の演技をほめるためにかけ声をかけます。屋号、代数、住所、芸名などを呼びます。ただし、歌舞伎の筋を知らないと、間の抜けたかけ声になるので、素人が真似するのはやめた方が無難です。特に1階席から声をかけるのはルール違反です。 |