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1.クラミジア・シッタシ抗体について
2.クラミジ ア・ニューモニエ抗体について
クラミジア・ニューモニエ抗体はELISA法による特異抗体測定キット(ヒタザイムRC.ニューモニエ)が商品化され、保険適応
下で利用されている。
肺炎クラミジア(C.pneumoniae)診断基準案(岸本らによる)*
| 抗体 | ヒタザイムRC.ニューモニエ (日立化成) |
MicroIF法 | MFA法 | ||
| 確 診 |
シングル血清 | IgM | ID≧1.0(小児)、ID≧1.6(成人) | ≧16倍 | ≧8倍 |
| ペア血清 | IgG | ID 1.35以上の上昇 | 2管以上の上昇 | どちらか一方が2管以上の上昇 | |
| IgA | ID 1.00以上の上昇 | ||||
| 疑 診 |
シングル血清 | IgG | ID≧3.00 | ≧512倍 | ≧1024倍 かつ32倍 |
| IgA | ID≧3.00 | ||||
| IgM | 1.10≦ID≦1.60(成人) | ||||
* 表出展: 岸本寿男ら 日本内科学雑誌 2005:94(11);2267-2274
3.4類感染症について
(5)オウム病
[定 義]
クラミジアChlamydia psittaci を病原体とし、オウムなどの愛玩用のトリからヒトに感染し、肺炎などの気道感染症を 起こす疾患である。
[臨床的特徴]
1〜2週間の潜伏期の後に、突然の発熱で発病する。軽い場合はかぜ程度の症状であるが、老人などでは重症になることが多い。初期症状として悪寒を伴う高 熱、頭痛、全身倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛などがみられる。呼吸器症状として咳、粘液性痰などがみられる。胸部レントゲンで広範な肺病変はあるが理 学的所見は比較的軽度である。重症になると呼吸困難、意識障害、DICなどがみられる。発症前にトリとの接触があったかどうかが報告のための参考になる。
[報告のための基準]
○ 診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下のいずれかの方法によって病原体診断や血清学的診断がなされたもの。
・病原体の検出
例、痰、血液、剖検例では諸臓器などからの病原体の分離など
・病原体の遺伝子の検出
例、PCR法、PCR−RFLP法など
・病原体に対する抗体の検出
例、間接蛍光抗体(IF)法で抗体価が4倍以上(精製クラミジア粒子あるいは感染細胞を用いた場合は種の同定ができる)など
4.治療について
オウム病(Psittacosis)
テトラサイクリン系抗生剤(例:ミノマイシン 100mg静注×2/日) 10〜14日間
第2選択薬:マクロライド
クラミジア・ニューモニエ肺炎
テトラサイクリン系抗生剤(例:ミノマイシン 100mg×2/日) 10〜14日間
第2選択薬:マクロライド
参考
マイコプラズマ肺炎の治療
マクロライド(例:クラリスロマイシン 200mg×2/日) 14日間
第2選択薬:テトラサイクリン系