非結核性抗酸菌症の診断と治療(ATS/IDSA 2007より抜粋)

注:Ikeueによる粗訳につき、誤訳等お気づきの点はご指摘下さい。
注:日本に於いて必ずしも推奨されているわけではありません。

診断

臨床所見

 1. 症状、画像所見がある

  かつ

 2. 癌、結核、真菌症などの他疾患が除外される

細菌学的所見

 1. 2回以上痰から培養される

  または

 2. 1回以上の気管支洗浄液から培養される

  または

 3. 肺生検組織から抗酸菌症の病理所見が得られNTMが培養される
 4. 専門家へのコンサルテーション
 5. NTM症が疑われた場合は、確定診断が得られるまでフォローアップすること
 6. 確定診断が得られても、必ずしも治療開始するということにはならない。潜在的な治療リスクと治療による利点を個々の患者毎に検討した上で決定すること。

MACの治療

1) nodular or bronchiectatic pulmonary disease

CAM 1000mg or AZM 500mg
RFP 600mg
EB 25mg/Kg


 週3回 喀痰培養陰性が1年以上継続するまで

2) fibrocavitary MAC lung disease or severe nodular or bronchiectatic disease

CAM 500〜1000mg or AZM 250mg
RFP 600mg or rifabutin 150-300mg
EB 15mg/Kg


 毎日

以下を加えることを考慮

SM 10-15mg/Kg or KM 10-15mg/Kg
 週3回  初期の8週間

 for Age > 50yrs, BW < 50Kg, 8週間以上の投与を要する場合
 6-8mg/Kgに減量

M.kansasiiの治療

INH 300mg
RFP 600mg
EB  15mg/Kg


 毎日 12〜18ヶ月

CAM、ニューキノロン(moxifloxacin)も有効