魔女のマリオネット

第6話「湯けむり慕情」

作:びーろく さん

頬をなでる風が冷たくなり始めた初冬、長野県のとある温泉に向かう1台のワンボックス
ワゴンがあった。乗っているのはグリフォンの男性スタッフ4人とマリアそして冴木麗子
である。

事の起こりは1ヶ月程前にさかのぼる。一人の男がグリフォンの事務所を訪ねてきた。差
し出された名刺には古川エンターティメントホール支配人とある。仰々しい名前だが話を
聞くと、どうやら元温泉ストリップ小屋のようだ。いまでもストリップショーは演目のメ
インではあるらしいが、純粋なストリップ小屋ではどうしても男性しか入りづらいという
事で、手品や曲芸を演目に加えソフト路線に切り替えたという。事実そうしてからシャレ
で見にくる女性客が増え、閉鎖の危機を免れていた。

その支配人がグリフォンに来たのはマリアに出演依頼をするためだった。坂口詩穂と大塚
沙夜香をグリフォンのコンパニオンに引きずり込んだ時のステージを見ていたらしく、面
白かったのであのような催眠術ショーをやってほしいとの事だった。

わざわざマリアが出張して温泉ストリップでステージを務める必要はなかったのだが、グ
リフォンスタッフの慰労を兼ねて温泉旅行をするのも悪くないということで話を受ける事
にしたのだった。

今回、麗子を連れてきたのはマリアの身の回りの世話をさせるのと当日のステージで被術
者の女の子が見つからなかった場合の予備要員とするためだった。個人事務所を開いてい
る弁護士の麗子は時間的自由度が高いのでグリフォンの色々な事にしょっちゅう、かつぎ
出されていた。出発前にマジシャン・マリア星川の弟子であるという暗示を与えられた麗
子は車中でマリアと仲良くおしゃべりをしている。
 
 
ワゴンは目的地の温泉街の中心から少し外れた所にある古風な構えの旅館の前に停車した。
ここがグリフォンメンバーの今回の宿である。

「なかなか趣のあるいい温泉じゃない。」

車から降りながらマリアは言う。

「ようこそいらっしゃいませ。本日のお泊りは皆様方だけとなっておりますので、ごゆっくり
おくつろぎくださいませ。」

玄関に迎えに出てきた女将が丁寧に挨拶する。

「温泉には24時間いつでもお入りいただけます。なお一番奥にある展望岩風呂は混浴と
なっておりますので。」

「そう、ありがとう。短い間だけどよろしくお願いしますね。」

「いえ、こちらこそ。何かございましたらお気軽にお申し付け下さいませ。それではお部
屋にご案内いたします。」

部屋に通されたマリアと麗子は上着と荷物を片付け、お茶を飲みながら一服している。

「さっそく温泉に入りに行きましょうか。長い時間、車に揺られて疲れちゃったわ。」

「そうですね、温泉はいつでも入れるそうですから。」

「決まりね。それじゃ今からすぐ。」

「はい。」

二人はてきぱきと入浴の準備を整え温泉に向かった。


この旅館の温泉は宿のキャパシティからするとまったく釣り合わないくらい、大きく立派
なものだった。

50畳ぐらいの湯船が屋内と露天に一つずつあり、さらに横の岩山の上に展望風呂がある
らしく脇の小道に矢印付きの案内板が立っている。

とりあえずマリアは体を洗うことにした。

「麗子ちゃん、私の背中を流してくれる。」

「はい先生。背中をお流しいたします。」

マリアの弟子だと意識操作されている麗子はずっと以前からマリアと師弟関係であったか
のように行動している。

体を洗い終えるとマリアは麗子を展望風呂に誘った。

「せっかくだから上に入りましょうか。男の人たちはまだ入ってこないでしょうしね。」

「はい。」

二人は展望岩風呂に入るため小道を登っていった。

「わあ綺麗、街が一望できるわ。湯加減もちょうどいいし、うーん極楽、極楽。」

「本当にいいところですね、先生。」

二人でゆったりと岩風呂につかっていると、男湯の方から聞き慣れた声が聞こえてきた。

「ちょっと男性陣にもサービスしてあげなきゃね。」

そう言うとマリアは麗子を近くに呼び寄せる。

「麗子ちゃん、ちょっとこっちに来て。」

「なんですか。」

お湯につかったまま、近寄ってきた麗子のおでこに人差し指をあてマリアは魔法の呪文を
唱えた。

「さあ麗子ちゃん、マリアの操り人形になりなさい。」

一瞬の内に麗子の瞳から光が失われ、深い催眠状態に落ちる。

「いまから男湯に行ってみんなにご奉仕してきなさい。麗子ちゃんはとっても素直ないい
子だからいわれた事はなんでもできるのよ。」

「はい。」

麗子はゆっくりと立ち上がり、ちょっとフラフラとした足取りで男湯につながっている小
道を降りていった。
 
 
展望風呂に続く小道から降りてくる麗子を哲也が見つける。

「あれ、麗子さんが男湯に入ってきちゃった。きっとマリア姉さんがやったんだろうな。」

「マリア姉さーん。麗子さんと遊んじゃっていいのー。」

哲也は女湯に向かって声をかける。

「いいわよ。そのために麗子ちゃんをそっちに行かせたんだから。」

「やったね。じゃ麗子さん、こっちこっち。」

哲也は麗子の手を引き、洗い場に連れてくる。

「それじゃ僕の背中を流してくれるかな。麗子さんのその綺麗な体をスポンジ代わりにして。」

「はい、わかりました。」

抑揚のない声で返事をした麗子は自分の体の前面に石鹸を塗り泡立てた後、哲也の背中に
抱きついた。そして密着させた体をゆっくり動かし始める。

「あはは、麗子さん。うまい、うまい。」

哲也は大喜びしている。さすがに背中全体に麗子の柔肌の感触を受けていると、直接手を
触れなくても股間が隆起してくる。完全に勃起しきった自分のペニスを見た哲也はこっち
の方の処理も麗子にやってもらいたくなった。

「今度は麗子さんの可愛い口で僕のムスコの有り余っている元気を収めてよ。」

そう哲也に言われると麗子は哲也の前に回りこみ、なんのためらいもせずに哲也の肉棒を
口に含んだ。そして巧みに舌を絡め、リズミカルに前後運動を始めた。

「うぁっ、麗子さん上手だなぁ。」

催眠状態の麗子だったら人形のように口に含むだけだと思っていたので、哲也は驚きの声
を上げた。

麗子はグリフォンのコンパニオンの仕事で何度もフェラチオをやらされ、かなりのテクニ
ックを身に付けていた。それは深層意識の奥深くに刻み込まれており、催眠状態になった
時のみ発揮されるもので、麗子自身はフェラチオの経験なんかは一度も無いと思っている。

マリアの『奉仕』という言葉に強く揺り動かされている麗子は、すべてのテクニックを駆
使した目一杯のサービスにより哲也をいつもより早く果てさせてしまった。

麗子は口の中いっぱいに放出された哲也の精液を平然と飲み込み、焦点の定まらない目で
哲也の顔を覗き込んでいる。

「こら哲也。麗子ちゃんを独り占めしたら駄目だぞ。」

織田がしょうがないなといった口調で呆けた表情の哲也に声をかける。

「はいはい、今度は織田さんの番ですよ。」

「麗子ちゃん、今度は僕と一緒に温泉に入ろう。」

「はい。」

麗子は手を引かれて湯船の一番深い所に入っていき、織田に抱っこされる形で湯につかった。
トロンとした目の麗子は織田の指が乳首を愛撫しているのを気持ち良さそうに受け入れて
時折、織田の頬にキスをしている。織田は麗子の綺麗な黒髪を優しく撫でながら、自分は
パイずりでもしてもらおうかな、などと思いを巡らせていた。

このあとグリフォンの4人の男達は入れ替わり立ち代りして麗子の熱心な奉仕を堪能した。
 
 
かなりの時間が経ってから麗子は女湯に戻ってきた。

マリアは既に温泉から上がり浴衣に着替えて、脱衣場に置いてある大きなソファに座って
くつろいでいた。

「あぁ、やっと帰ってきた。本当にうちの男どもはしょうがないなぁ。いくら麗子ちゃん
が美人だからといって、こんなに長くオモチャにしなくてもいいのに。」

「はい、麗子ちゃんこっちにきて。そうそう、それじゃ目を閉じて。あなたは男湯で自分
がした事はすべて忘れる。男湯に行った事すらも忘れてしまうのよ。数を3つ数えると頭
がすっきりして目が醒めるわ。はい、3、2、1、0。」

数え終わると同時に、マリアは麗子の目の前でパチンと指を鳴らした。

「あ、あれ?私どうしちゃったのかな。」

「麗子ちゃん、いくら気持ちがいいからって湯船で眠っちゃったらノボせちゃうわよ。」

「あ、そうなんですか。ご迷惑をおかけしました、先生。」

「別に気にする事ないわ。さあ早く服を着て。今度は湯冷めしちゃうから。」

「はい、すぐ着替えます。」

マリアはなにくわぬ顔をして麗子と部屋に戻った。
 
 
夜も更け、マリアは古川ホールの舞台そでに立っていた。もうすぐショーの始まる時刻で
ある。劇場内の演目表には催眠術ショーと書かれているだけだったが、支配人からは出来
ればストリップとリンクした内容のステージにして欲しいという要望がきていた。マリア
も最初からそのつもりだったが、適当な女性客が見つかるかが不安だった。

「姉さん、舞台から見て花道の左側にOL風の若い二人連れがいますよ。他に男性の連れ
は居ないようですし、どうやら二人だけで来たみたいです。」

客席を調べてくれていた哲也から情報が入る。

「どうもありがとう。やはりシャレで温泉ストリップを見にくる若い女の子はいるのね。
せっかくストリップに来たんだから、ここはしっかりと体験して帰ってもらいましょうか。」

「相変わらず非道いなぁ姉さんは、それじゃ頑張って。」

「さあショータイムの始まりよ。」

流れてきた音楽をバックにして、マリアはスポットライトに照らされながら舞台の中央に
進み出た。前フリ代わりに簡単なトランプマジックを披露しながら観客の目を自分に向け
させていく。

「皆様、マリアの催眠術の世界へようこそ。それでは今日素晴らしい催眠術の世界を体験
できるたいへんラッキーな方達を選んでみましょう。」

もうターゲットは決まっているのに、マリアはわざとらしく観客席を見渡し悩んでいるポ
ーズを見せる。

「はいあなた。そこの長い黒髪の女性の方。どうぞこちらへ。」

まずマリアは客席に紛れ込ませておいた麗子をステージに上げる。

「あともう何人か…。じゃそちらの二人連れのお嬢さん、お願いできますか。」

マリアはさきほど今回の標的に定めた二人に声をかける。

ちょっと一般色が入っているとはいえ、ストリップ小屋の舞台である。当然二人はステージ
に上がるのを渋っているので、マリアは客席に降りてゆき二人を説得する。

「催眠術にはかからなくていいわ。先にステージに上がったあの女性をショーのメインに
すえるから、人数合わせの為にステージに上がってちょうだい。後でお礼は十分にさせて
もらうから。」

マリアは二人に耳打ちすると、強引にステージに引きずり出した。

舞台に上がった3人はいずれ劣らぬ美人ばかりである。麗子はいうまでもなく特A級の美
人なのだが、ステージに上げたこの二人も遜色のない美貌の持ち主であった。今回のステ
ージが華やかになるのでマリアは嬉しくなった。

哲也がすかさず舞台そでから飛び出しパイプ椅子を3つセットアップする。マリアは3人
を椅子に座らせ、手順通りにまず名前から聞いてゆく。

「それじゃ三人のお名前を聞かせて。」

「あ、星野美智代です。」

「垣内真弓といいます。」

「冴木麗子です。」

「では素晴らしい催眠術の世界を堪能して帰ってね。それからいいこと教えてあげる。
催眠術にかかったあと女性は美しさに磨きがかかるのよ。」

美智代と真弓がルックスに関しては高いプライドを持っているのを見抜いたマリアは適当
なことを言って警戒心を緩めさせる。

(ま、ストリップショーを演じれば色気も多少増すでしょ。嘘は言ってないわよね。)

マリアは勝手に納得し、さっさと催眠誘導を開始する事にした。マリアは今回メトロノー
ムを使う事にしていた。ぜんぜん催眠術にかかる気のない相手に対しては、必ず耳に到達
する音系の誘導がもっとも有効と判断したからだった。もっともマリアほどの催眠誘導の
テクニックの持ち主が相手では、素人が舞台に上げられてしまったら、まず逃れることは
不可能ではあるのだが。

先程、舞台に上げる際に美智代と真弓にはかからなくていいと言ったが、当然のことなが
ら大嘘である。マリアは麗子のことは放っておいて二人を深い催眠状態に落とす腹づもり
だった。

「はい、それじゃ体の力を抜いて。軽く目を閉じましょう。これからあなた達にメトロノ
ームの音を聞かせます。そのカチカチという音を聞いていると心が穏やかになり、とって
も気持ちが良くなってゆくわ。」

かかる気はないのだろうが、ここまで美智代と真弓はマリアの言う通りにしている。

マリアはポケットから携帯用の小型メトロノームを取り出して動かし始めた。

カチ、  カチ、  カチ、  カチ、……。

「どんどん体の力が抜けてくる。」

カチ、  カチ、  カチ、  カチ、……。

「メトロノームの音と私の言葉しか聞こえなくなる。」

カチ、  カチ、  カチ、  カチ、……。

マリアは適度な間をおいて3人にシンプルな言葉を投げかけ催眠状態に誘導していく。

美智代は催眠術にかかる気なんてさらさらなかった。マリアが言ったようにもう一人の女
が深い催眠状態になるまで付き合って、自分は「残念、ぜんぜんかかりませんでした。」
とでも言い残してすぐに客席に戻るつもりだった。ところが周囲の雑音が消え、頭の中に
メトロノームの音とマリアの声だけがきれいに澄んで聞こえ始めたころ、美智代は異変に
気付いた。

(あれっ、体に力が入らない。なんかとっても気持ちいい……って、もしかしたら催眠術
にかかりつつあるってこと?ち、ちょっと、これやばいよ〜…。)

一方、真弓の方も催眠状態に入りつつあった。メトロノームの音とマリアの声を聞いてい
ると、ものすごく気持ちがいいので今の状態から抜けるのが嫌だという気持ちがわき起こ
ってきていた。

(いい気持ち…。変な事をやらされそうになったら、目を醒まして逃げればいいんだから
もうちょっとショーに付き合ってあげよう…。)

しばらくすると、麗子はもちろん美智代も真弓も深い催眠状態に入っていた。

3人の状態を確認したマリアはメトロノームを止める。

「あなたたちは深ーい深ーい催眠状態になることができたわ。これから私が命じることは、
どんな恥ずかしい事でもできちゃうの。自分の意志とは関係なく体が自然に動いていくわ。
でも心配しないで。私の命令を受け入れると、とってもいい気持ちになれるから、流れの
ままに身をまかせていけばいいのよ。わかったかしら?」

「ねっ麗子ちゃん。」

「はい…。」

「美智代ちゃんも言いつけ通りのことが出来るわね。」

「はい…。」

「真弓ちゃんもそうでしょ。」

「は…い。」

マリアは正面を向き、観客に対して高らかに宣言する。

「3人は深い催眠状態に入ってしまいました。もう私の命じる事にはなんでも素直に従う
操り人形になっています。さあこれから本当のショーの始まりです。今夜この3人にはス
トリップダンサーになってもらいましょう。」

パチパチと客席から拍手が沸き起こる。

「それでは3人とも目を開けてください。目を開けても深い催眠状態のままよ。」

3人はゆっくりと目を開けた。

「あなたたちは服を脱ぎたくなるわ。どんどん、どんどん脱ぎたくなる。服を一枚脱ぐた
びに体中にこれまで味わったことの無い快感がつきぬけるのよ。」

「そして裸の自分を見てもらいたくなる。綺麗な裸をみんなに見てもらうことがとっても
嬉しくて、自分が女の子である幸せで胸がいっぱいになるわ。」

「さあ体が自然に動き始めます、どんどん服を脱いでいきましょう。」

マリアに巧みな暗示を与えられた3人は椅子から立ち上がり、笑顔を浮かべながら服を脱
ぎはじめた。

3人は最高の気分を味わっていた。身に着けている物が少なくなるにしたがってどんどん
気持ちが良くなり、何だか判らないが嬉しさがこみ上げてくる。もう3人は服を脱ぐのに
夢中になっていた。

3人がブラをはずし終わったところでマリアは一旦、脱ぐのをやめさせる。

「はい、3人とも脱ぐのをやめて。パンティ1枚だけの格好でいいわ。」

裸になりたくてしょうがない気持ちになっている3人はちょっと不満げにマリアの顔を見る。

「全部脱いじゃいたいでしょうけど、ちょっと我慢してね。その格好もなかなかセクシー
でいいわよ。」

トップレス状態の3人を見ると、皆、適度なボリュームで形の良い胸をしている。

「3人とも綺麗なバストね。でもその乳首はいただけないわ。ちょっと自分でイジって先を
起てなさい。」

マリアに命じられると3人はおもいおもいのやり方で自分の乳首を刺激し始めた。感じや
すい麗子はこの程度のことでも声を上げはじめている。

「はいストップ。背筋を伸ばして立ってみて。」

3人の乳首がピンと起ち、張りのあるバストがますます魅力的に見える。

「なんて素敵なバストなの。セクシーさがますますアップしたわ。」

マリアは感激の面持ちで3人を褒めたたえた。

「それではあなたたちの素晴らしいプロポーションのボディをみなさんに披露しましょう。
まずは麗子ちゃんからね。さあ中央のステージまで行ってお客様にじっくりと見てもらい
なさい。」

麗子はにこやかな笑顔を浮かべながら中央ステージまで進み出る。そしてステージ上でゆ
っくりと一回転してからマリアの元に帰ってきた。麗子に続いて残りの二人もかわるがわ
る花道を歩いてゆき同じように中央ステージでクルリと一回転して戻ってきた。3人とも
歩き方がファッションショーのモデルのようで、素人とは思えないほどサマになっている。

3人がどうも欲求不満な表情をしているのを見て取ったマリアはもうそろそろいいかなと
思い、全裸になる暗示を与えることにした。

「どうやら3人とも裸になりたくてウズウズしているようね。いいわ、それじゃパンティ
も脱ぎ捨てて、生まれたままの姿になりましょう。」

全裸になることをじらしていたのが功を奏したらしく、マリアの許可が出ると3人は目を
輝かせ、あっという間にパンティを取り去ってしまった。そして3人は裸なのが嬉しくって
しかたがないといった表情をしながらマリアの傍らに立っている。

「裸になれてとっても嬉しいでしょう。心がウキウキして体が踊りだしてしまいそうね。
それじゃ今度はディスコダンスを踊りましょう。踊る場所はもちろん中央ステージよ。3
人一緒にその踊りたい気持ちをおもいきり爆発させるのよ。では音響さんミュージックス
タート。」

場内にビートの効いたロックが流れ出す。3人は小走りで中央ステージに行き音楽に合わ
せダンスを踊り始めた。腰をなまめかしく動かして色気を前面に出す美智代、動きの一つ
一つがシャープで力強い真弓、くるくる回ったりと軽快で健康的な動きを見せる麗子と三
者三様でなかなか面白い。

(そういえば麗子ちゃんは高校時代、新体操をやっていたのよね。振りが一番可愛らしく
見えるのはそのせいかな。)

一生懸命踊り続ける麗子たちを見ながらマリアは他愛のないことを考えていた。

音楽が終わり3人は体の動きを止めた。まだ踊り足りないという気持ちがあるのか、すこ
し息を弾ませながら中央ステージに残っている。

マリアは中央ステージまで出ていって美智代の肩を抱き耳元でささやいた。

「美智代ちゃんよく聞いて。あなたはだんだん体の力が抜けてくる。ほらほらもう立って
いられない。いいのよこの場に座り込んじゃって。」

美智代は足に力が入らなくなり、しりもちをつくような感じでその場にへたりこむ。マリ
アは美智代の膝の内側に手をいれて、スイッと足を広げさせた。残りの二人も同じような
やり方でステージに座らせ足を広げさせる。3人の美女は客席に向かって足をM字型にし
て大きく広げ、秘部を観客にさらす格好となった。

「それじゃオナニーを始めなさい。みんなにオナニーする所を見てもらうと、とっても幸
せになれるわ。」

マリアにいわれると3人は素直にオナニーを始めたが真弓だけはどうも動きが鈍い。自分
のクリトリスにおずおずと手を伸ばし指を小さく動かしているだけである。

「どうしたの真弓ちゃん。ちょっと恥ずかしくなっちゃったのかな。」

マリアは腰をかがめて真弓の肩に軽く手を置き優しく耳元で語りかける。

「真弓ちゃんの可愛らしいオナニー姿を見ると、みんなはとっても幸せな気持ちになるの。
今みんなを幸せにできるのは真弓ちゃんだけよ。だからちょっとぐらい恥ずかしくっても
ぜんぜん気にしなくてもいいわ。オナニーをすると真弓ちゃんもみんなもとっても嬉しく
なっちゃうんだから。さあみんなに素敵なオナニーを見せてあげましょう。」

マリアにあっという間に条件付けされた真弓はうっとりとした表情を浮かべてクリトリス
を愛撫する指の動きを早めはじめた。

3人は客席に向かって股を大きく広げ、至福の表情を浮かべながらオナニーを続けている。
すでに3人の愛液がステージの床を濡らし始めていた。

「3人ともずいぶんいい気持ちになってるようね。それじゃ3人に素敵なプレゼントをし
ましょう。」

そう言ってマリアは上着の内ポケットから3本の大きなキュウリを取り出した。客席がど
よめき、ゆび笛なんかも飛んでくる。

マリアは一心不乱にオナニーを続ける3人に語りかける。

「これからあなた達にとってもいいものを渡します。あなた達が手にするのは魔法のキュ
ウリなのよ。それをおま○こに入れるとあなたたちは魔法にかかっちゃうの。手を動かし
ている感覚が無くなり、キュウリがひとりでに動いている感じになるわ。そしてキュウリ
がおま○この奥に入るたびに先が大きく膨らんで、おま○この中いっぱいに快感があふれ
るの。あなた達はこれまでに無い最高の刺激を体験できるのよ。」

「それじゃ魔法のキュウリを渡すわね。はい、麗子ちゃん。」

麗子は手渡されたキュウリを見つめていたが、やがてゆっくりと股間に持ってゆきオナニー
の続きを開始した。

「これは美智代ちゃんの分。奥まで突っ込むと指でやるより何十倍も気持ちいいわよ。」

そういってマリアは美智代の右手にも大きなキュウリを握らせる。

「はい…。」

美智代は小さく頷き、麗子と同じようにキュウリを使ってオナニーを始めた。

「真弓ちゃんにもね。」

マリアに念押しの暗示を与えられた後は3人の中で愛撫する手を一番激しく動かしていた
真弓はマリアからキュウリを手渡されると待ちきれないといった感じで、すばやく股間に
あてがい激しくピストン運動を始めた。

魔法のキュウリの暗示がよく効いているようで、3人はそれまでの快感に支配されていた
表情から、苦痛に近い表情を見せている。明らかに強い刺激が体を駆け巡っているようで
体全体が激しく上下動し髪を振り乱してホール全体に響き渡るほどの声を出し始めている。

3人はこれまで体験したことのない激しい快感の流れに飲み込まれ、オルガスムスを感じ
る前に失神しそうな状態になっていた。

マリアはそろそろ3人の限界が近いと思い、いつも通りの絶頂の声の暗示を与える。

「イクときは、大きな声で『イク』と言うのよ。」

「あっ、あっ、あっ、ああっん。」

「うっ、うぁ、ふん。」

「あっあっ、イっクぅーぅ。」

      :

3人は次々と頂点に達していった。

美智代も真弓も息を大きく弾ませて、力が抜け切った体をステージ上に横たえていた。麗子
にいたってはキュウリを一番奥まで突っ込んだまま力尽きていた。

「はいはい、お疲れ様でした。これでおしまいよ。さあ立ち上がって。」

マリアは腰が抜けた感じの真弓の脇の下に両腕を入れて、どっこいしょと立ち上がらせる。
麗子と美智代も腰が抜けたようだったのでちょっと手間どったがなんとか立ち上がらせて
観客に顔を向けさせる。

「それじゃ、あなた達のおま○こを気持ち良くしてくれたキュウリをお客様にプレゼント
しましょう。」

3人はまだ手に持っていた自分の愛液にまみれたキュウリをポイッと客席に投げ入れた。

「素敵なステージを見せてくれた3人に拍手を。」

マリアが観客に促すと客席から大きな拍手があがった。

「3人とも一旦楽屋に入りましょうね。それでは観客の皆様ごきげんよう。」

鳴り止まぬ拍手の中、全裸の3人はマリアの後について舞台の奥に消えた。
 
 
一緒に楽屋に入った3人にマリアが話しかける。

「麗子ちゃんはもういいわ、それじゃ服を着て。」

哲也が舞台から回収してきた服を受け取ると麗子はてきぱきと身に着け始めた。

「美智代ちゃんと真弓ちゃんはもうしばらく私とお話しましょう。さあ軽く目を閉じて。
どんどんリラックスしていくわ。そしてあなた達は私の質問に何でも正直に答えるのよ…。」

マリアは二人を再度軽いトランス状態に落としてインタビューを始めた。話を聞けば美智代
も真弓も東京に住むOLということなので、マリアは二人ともグリフォンのコンパニオン
として採用することにした。

二人はいまだ服を着ることを許されず、楽屋で全裸のままマリアの質問に答えさせられて
いる。

「どう催眠術をかけられた感じは。とっても気持ちいいでしょう。」

「はい…。」

「それじゃいい事を教えてあげる。あなた達は目が醒めた後『マリアの操り人形』という
言葉を聞くとすぐに催眠術にかかることができるの。いつでもどこでもこの気持ちよさを
体験できるのよ。素敵なことでしょ。」

「はい…。」

「二人ともいい子ね。じゃもうちょっとあなた達の事を詳しく教えてくれるかな。」

マリアは二人の住所や電話番号など詳細なデータを聞き出し、いつものように忘却暗示を
与えた後、劇場を出ると催眠から醒めるようにして二人を裏口から帰してやった。
 
 
ショーが無事終了しマリアと4人のグリフォンのスタッフ達は旅館に帰るため夜道を歩い
ていた。マリアと麗子が連れだって帰ると今日のステージがヤラセと勘繰られる可能性が
あるので麗子は先に一人で旅館に帰らせている。

道すがら哲也が芝居がかった口調で嘆く。

「ああ僕の麗子さんの生おま○こがあんなアホそうな客どもの目に触れるなんて。」

「いつ、あなたの麗子になったのよ。チョーシに乗るんじゃないの、哲也君。」

「そうだ、哲也のじゃなくて、みんなの麗子ちゃんなんだからな。」

「こらこら。今回の温泉の件は特別なの。麗子ちゃんはウチの大切な商品でありグリフォン
のスターなんだから。みんな手を出しちゃ駄目よ。」

「くそー、温泉での態度を見てると麗子ちゃんは絶対僕に気があるんだけどな。」

「織田さん、眼科検診行った方がいいっすよ。」

枯れた温泉街の夜空にグリフォンスタッフの与太話が溶けていった。

−おわり−


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