「ところでファイアちゃん、あなたとっても汚れているわね。ママと一緒にお風呂入ろう
か。」
「えっ!? はい、お母様。」
戦場から連行されたばかりのファイアは埃まみれであった。加えて甲冑の下に着ていた装
束も相当汚れているし、年頃の女の子が好んで着るものでもない。
『何で私、こんな格好してるんだろう?』
記憶を消去されたファイアには見当も付かなかった。見回すと、もう『母』は遠くを歩い
ている。ぱたぱたとかわいい足取りで追いかけていった。
カルラ専用の浴場は、広大かつ荘厳なものだった。戦時中だからこそこういう空間が重要
という考えから、いつでも潤沢な湯が湧くように準備している。
その浴場の一角で、『娘』の背中を丹念に洗ってあげているカルラ。湯浴みの女官すら退
けた浴場には、2人の微かな笑い声だけが響いていた。
「ファイア、あなたの肌、とてもきれいよ。」
「ありがとう、お母様。」
さっきはファイアの顔やその振る舞い立ちに惚れ込んだカルラだったが、この肌の美しさ
はどうだ。やはり『娘』にして正解だった。
やさしく洗ってあげているうちに、カルラはすっかり『娘』の肢体に魅了され、妖しい感
情が首を擡げてきた。背中を洗い終わった『娘』に対し、今度は脇からすっと手を差し入
れ、小振りだが形の良い乳房をなぞり始めた。ほとんど無意識に・・。
くるくるっと愛おしそうに乳房でスポンジを回転させ、申し訳程度に乳首をかすめていく。
この手つきは明らかに母が娘に行うものとは一線を画している。カルラの暴走である。
やがてスポンジはいやらしい動きで乳首を重点的に撫で始める。
「んふっ」
『母』からの愛撫にも関わらず、たまらず声を漏らしてしまうファイア。意に反して乳首
は硬くなっていく。
『お母様ったらどういうつもりなのかしら。』
この一帯では、同性愛は珍しいものではない。しかし、近親で、となると話は別である。
単なる同性愛のつもりで愛撫しているカルラに対し、『娘』のファイアはパニックである。
しかしもう我慢の限界、弾かれたように振り返り、叫んだ。
「お母様!いいかげんにしてください。母娘でこんな・・・・・。」
この声でカルラは我に返った。気が付くと、後ろから『娘』に抱き着き、自分の乳房を背
中に押し付けている最中であった。これでは変態である。普通の親子関係を築く夢は、い
とも簡単に崩壊した。しかしこんな事でくじけるカルラではない。
困惑の表情で振り返っている『娘』の頬を思わず両手で支え、その眼を凝視した。
「フ、ファイア、私の眼を見なさい。ほーら、吸い込まれそうでしょう。もう私から目が
離せない。もっと見なさい・・。ほら、もうなにも考えられない。」
「・・・はい。」
「さっき、あなたは深ーい催眠術にかかってたのよ。憶えてる?」
「・・・はい・・・。」
「とても気持ちよかったわね、あなたはもう一度あの感じを味わいたいのよね。」
「はい。」
「もうかかってるわ。」
ファイアは幸せそうな表情を浮かべながら、がくんと首を落とした。
「ファイア、ママの言うことがわかる?」
「はい。」
「これからママの言うことに素直に従いたくなります。ママが言うことは全て本当のこと
なの。だからあなたは全部ママに任せてしまっていいのよ。そうするとお腹の中にいた時
みたいに、何の不安もない幸せな気持ちに包まれていくわ。」
「はい・・。」
「ファイア、ママに体を触られることは、いけないことではないのよ。」
「はい・・。」
「ママに体を触られて、ファイア、ほんとは気持ちよかったんでしょ?」
「・・気持ちよかったです・・・・。」
「それどころか、あなたはずいぶん前から密かに、ママに胸やアソコを触ってほしいと思
っていたのよねえ?」
「・・・え?・・・・・・・・・・・・・は・・い・・・。」
「ママに全てを打ち明けてしまいなさい。ママはきっとあなたを受け入れて、いっぱい愛
してくれるわ。勇気を持つのよ。」
「はい。」
「それではこれから3つ数えたら、すっきりと眼がさめるわ・・・。でも、あなたは催眠
術にかかっている間も、とても幸せでしたね。」
「・・はい。」
ファイアが恍惚とした表情でうなずく。
「私が『ファイアはエッチな娘』と言うときは、いつでもこの状態に来られるわ。もう一
度言うと普通の状態に戻っていくの。よかったわね、またこんな風に気持ちよくなれるの
よ。」
「はい。」
「私が何て言えばいいのか、言ってくれるかな。」
「ファイアはエッチな娘。」
「お利口さんね。良く言えたわ。それではこれから目を覚まします。ママに正直になって
ね。1、2、3。」
ファイアは軽く瞬きして目が覚めた。目の前には『母』がいる。
『さっきは突然お母様に触られて、びっくりして大声をあげてしまった。でも、本当は感
じてしまっていたの。なぜなら、今まで秘密にしてきたけど、前々からお母様に体を触っ
てもらいたいと思っていたから。それなのに・・・・。』
ファイアは母に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「どうしたのファイア、ママに何でも打ち明けてみなさい。」
「あのね、お母様・・・・。」
恥ずかしさで耳まで真っ赤に染まったファイアは、意を決して『母』に告白した。
「あのね、お母様、・・・私、お母様に体を触ってほしいの・・・・・。」
「あらっ、そうなのファイアちゃん、ママに一体どこを触ってほしいの?」
あまりの羞恥心に震えが来るほどのファイアであったが、勇気を振り絞って答えた。
「胸とか、ア・・ソコとか・・・・・。」
「良く言えたわ、ファイアちゃん、ママは正直に話してくれるあなたが大好きよ。」
すっかり自分の願望だと思わされているファイアは、そんな自分の異常とも言える願いを
受け入れてくれた母に、素直に感激した。
程なくして先ほど中断していた胸への愛撫が再開した。石鹸はたっぷり付けた手で、後ろ
から乳房を弄び始めた。
「ひゃあっ」
スポンジ越しで触るのだと思っていたファイアは、面食らって変な声を出してしまった。
しかし『母』の愛撫はとても愛情に満ちたものだった。大きく包むようにマッサージした
り、乳首を手のひらで転がしたりと、まだ自分でも触ったことのない方法で、どんどん夢
の世界に導いていく。
「んふっ!んっ・・・ぐすっ」
声を押し殺し、泣いているかのような声を上げながら必死で快感と戦うファイア。その様
子を見てカルラが耳元でささやいた。
「『ファイアはエッチな娘』なんだから、素直に感じてしまっていいのよ。気持ち良かっ
たら声を上げて喜びなさい。ママはその方がうれしいな。もっと『ファイアは、エッチな
娘』にならなきゃだめよ。」
「ううっ!あはっ!あひーんんっ!」
ファイアは、程なくして胸への愛撫だけで絶頂を迎えてしまった。ぐったりとしている
『娘』に対して、『母』はちょっと意地悪してみる。
「ファイアちゃんは、もう疲れたみたいだから、今日はもう終わりにしましょうか。」
立ち上がってわざとらしく浴場から出る準備をし始めると、ファイアは慌てて呼び止めた。
「待って!お母様・・!」
立ち上がろうとしているようだが、腰が抜けてうまくいかないらしい。
「あら、まだ心残りがあるの?」
「だって、お母様、まだ・・・アソ・・コが・・・。」
「アソコってどこのことなの?」
「オマ○・・・・コのことです・・・・。」
「良く聞こえないわね。もう出るわよ。」
「うっ、お母様、私のオ、オマ○コを愛してください!うわーーーん。」
あまりのストレスに、とうとう泣き出してしまった。少し苛め過ぎたかな?
「わ、解ったわ、ファイアちゃん、泣き止んで!」
ファイアが落ち着くのを待ち、いよいよ特別製の椅子に座らせた。スケベ椅子というもの
である。東洋の小国との交易で手に入れたものだ。隊商の話ではあちらでは一家に一台常
備しているということだが、本当だろうか。
大事なところがこんなにむき出しになってしまう椅子に座らされて、ファイアは混乱して
いるようだった。と同時に、これから起きることに対する期待から、顔を紅潮させていた。
丁寧にシャボンを泡立て、デリケートな部分をやさしくマッサージし始めた。
「うっうん!、あうっ!・・お母様、すごく気持ちいい・・・。」
元々濡れてはいたのだが、性器への愛撫を始めると、生温かい愛液がとろとろと指に絡み
付いてきた。試しに指を挿入してみると、きついながらもスムーズに抽送できるようにな
ってきた。
「ああっ!ふーーーん!」
髪を振り乱し、限界まで足を拡げて快感を貪る姿は、まさに我が『娘』の資格あり、とカ
ルラは『娘』の成長ぶり(?)を暖かく見守っていた。
「こっちも大丈夫なんじゃないかしら、えい!」
「きゃあっ!何するの、やめて!!」
せっかくだからとアヌスもマッサージして、あわよくば指を入れちゃおうと考えていたの
だが、触っただけで拒絶されてしまった。立ち上がってこちらを向き、お尻を後ろ手で隠
している。
「お母様、どうしてこんなとこ触るの?」
『なんだかショックで泣いてるみたい。あちらの王家ではそんなにタブーだったのかしら。
でもそんなことじゃ私の『娘』は務まらなくてよ。』
「ファイアちゃん、何を怒っているの?」
「お母様がこんなところを触るから・・・・。」
「触っちゃいけないの?」
「ここはうんちを出すところだから触っちゃいけないんです!」
「でも、ファイアちゃんも触れば、きっとお尻が大好きになるとおもうな。」
「なりません!それにそんなところを触るのはお医者様ぐらいです。」
「なるわよ。『ファイアはエッチな娘』だから。」
突然ファイアは崩れ落ちたが、前もって解っていたので大事には至らなかった。ファイア
は焦点の定まらない目で中空を見つめている。
「とても気持ちいいいわね、また催眠状態に来ることができたのよ。」
「はい。」
「あなたは、お尻の穴を愛してほしいのよね。」
「・・・えっ・・・。」
「お尻の穴で気持ちよくなりたいのよね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・は・・・い。」
「だれか、お家の人に、お尻の穴は触っちゃいけないって教えられたのね?」
「はい。」
「でもあなたは本当はお尻の穴を触りたくてしょうがなかったのよね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・はい。」
催眠状態のまま、ファイアの右手はアヌスの辺りをさまよいはじめた。
「でも、触ったことがないからどうしてよいかわからないでしょう」
「はい・・。」
「それじゃあ、大好きなママに触ってもらいなさい。ママに触ってもらうとお尻の穴の力
がすうっと抜けてくるから、指も入れてもらえるかもしれないわよ。」
ファイアは信じ難いほど好色そうな顔をしている。
「それじゃあ、一生懸命ママにお願いしちゃいなさいね。『ファイアはエッチな娘』だも
のね。」
目に光りが戻ったファイアはしばらくキョトンとしていたが、事の次第を思い出しだんだ
ん真っ青になっていった。震えた声で何とか『母』に話し掛ける。
「ね、ねえ、お母様、聞いてくださる?」
「なあに、ファイアちゃん。」
「さっきはごめんなさい。やっぱり私、お尻に触ってほしいなー、なんて・・・。」
「えーっ、でも、うんちを出す汚いところなんでしょう?」
「い、いつもきれいにしてるから、大丈夫、多分。」
「それに私、お医者様じゃないし。」
「ううっ・・お母様、意地悪しないで。私、自分で触りたいんだけどよく分からないの。」
そう言ってから、ファイアはいきなり四つんばいになったかと思うと、左右の手でお尻の
頬を引っ張って、アヌスがよく見える状態でお尻を突き出してきた。
「お願いします!お母様!」
体育会系のノリのファイアには参ったが、あんなに嫌がっていたアヌスを自分から開かせ
るように仕向けた以上、後へは引けない。乳液を丁寧に指に塗り、そっと触れてみる。
「あはんっ」
ファイアは喜びの喘ぎ声を漏らした。
きゅっと生き物のように収縮するアヌスは、小さくてかわいらしかった。さらにマッサー
ジしていると、腰がぶるぶると震え出す。
ファイアを見ると、なんだか困ったような表情で喜んでいる。これは素質ありだろうか。
そうこうしているうちにファイアは呂律が回らなくなってきた。もうこれくらいかと思い
指を一旦離したところ、お尻を振っておねだりが返ってきた。
「あーー、んふーーん。お母様あ。指を入れてほしいのお。」
困った『娘』であるが、リクエストに応えてやるのが『親』の務めというもの。傷つけな
いよう注意しながらゆっくりと小指を挿入していった。
「あっ、はっ、ふっ。」
少し辛いのだろうか。目を見開き、口をぱくぱくと動かしている。全身が硬直しているよ
うだ。そろそろ終わらせてあげた方がよいだろう。小刻みに震える背筋につうと舌を走ら
せたところ、言葉になっていない悲鳴を上げながら痙攣した。絶頂を迎えたようだ。
ぐったりしているファイアを休ませてから、最後に2人で香油をたっぷり入れた湯に入っ
た。行為のあとの2人が一緒に湯に入るのは妙に照れるものだが、母娘で照れているのは
私たちぐらいではないかと思うと、少し心配ではある。
「お母様!」
「(はっ)えっ、何かしら。」
「わたくしは、カルラお母様の娘で本当に幸せです!」
「じーーーん(感涙)。」
(第三話に続く)