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あたしの名前は夢見坂ヒトミ。 ここ聖メスメル女学院に入学したばかりの1年生。ここは、日本で初の女性催眠術師を養成する学院なの。 あたしの夢は日本一の女性ステージ催眠術師になることっ!! でもぉ、なんか前途多難…… 今日も6時間目の実技課題の凝視法がうまく出来ないで、放課後、友達のユミに付き合ってもらって特訓することになってるんだぁ…… |
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ユミが大きな欠伸をする。 はあーっとため息をついて肩を落とすヒトミ。 |
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声のした方を見ると、ヒトミの知らない生徒が立っていた。白のリボンをしているところを見ると、ヒトミたちと同じ1年生ではないらしい。 この学院では、入学時には全員が初級催眠術師(ブロンズクラス)として茶色のリボンを付けることになっている。カリキュラムをこなして腕が上がり、検定試験に合格した者だけが、中級催眠術師(シルバークラス)の証である白のリボンを付けることが許される。従って上級生と言えども全員がこのリボンを付けているわけではない。 さらに黄色いリボンをつけた上級催眠術師(ゴールドクラス)ともなると、3年生でも数える程しかいない。生徒達にとって黄色のリボンは憧れの的である。 ヒトミがそう言いかけた時、ユミが慌てた様子で耳打ちしてきた。 ニッと口元に薄笑いが浮かぶ。 「……そうだわ、こんなに暑いんだから……裸で買いに行くってのはどう?」 |
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二人が走り出そうとした瞬間、背後から鋭い声が聞こえた。 その途端、ヒトミはまるで雷にでも撃たれたような衝撃を体に感じた。と、同時に動けなくなってしまった。 二人は必死に体を動かそうとしたが、まるで自分の体ではないようにピクリとも動かない。 |
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そう言うとマキは動けなくなったヒトミの前に立ち、じっと顔を覗き込む。 ユミが叫んだが、ヒトミはもう視線を外すことが出来なかった。 マキの命ずるままに、やがてヒトミの瞼がゆっくりと閉じていった。 |
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「さあ真っ暗な闇の中に赤い小さな光が見えるでしょう。それは火よ。その火がだんだん大きくなって炎になるよ。ほうらほら、だんだん大きくなってきた」 ヒトミの額に汗がにじみ始めた。 ヒトミの目が開き、周りを見回す。と同時に、ほっと安堵の表情が浮かび、制服の上着をゆっくりと脱ぎ始めた。 ユミの懸命な声もヒトミには全く聞こえる様子はない。 上着が地面に落ち……次にスカート……そしてヒトミの手がブラのホックに掛かったその時…… |