『Whatever』



僕は歩いていた。
『この世のどこかに何かあるかもしれない』という期待をのせて・・・・。


それは、
あそこにいるのが、嫌だったのかも知れない。
焦燥感に駆られたのかもしれない。
ただ、忘れたいのかもしれない。


僕は探していた。
世界の終わりを・・・・・。


この歩みを終わらせてくれる何かを。
解決してくれる何かを。
そして、再び始められる何かを。


僕は求めていた。


歳月は流れ、季節も、場所も、人も、空気でさえも変わっていった。


そして待っていたのは・・・・・・


もとの場所だった。


歩き始めた場所。


僕はこうなると分かっていたに違いない。


世界には終わりはなく、強いて言うなら、360°すべてが世界の終わりなんだと・・・・・・・・


・・・・・・思えばいい。


思えばそれが答えだ。


どこへ行っても、どんな人に会っても、どんなことをしても、全然かまわない。


その気になれば、ここで死ぬこともできるんだ。


僕は走り始めた。


すべては僕が握っている。
生も死も、始まりも終わりも・・・・・。


僕は天高く拳を突き上げた。



終わり



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