ダヴィンチ・コードという世界的ベストセラーのミステリー小説の中で、主人公のラングドンとソフィーがクリプティクスのパスワードを解明するためにパリからロンドンに舞台を移します。ヒントになる詩は下記の通り。

In london lies a knight a pope interred

His labor's fruit a holy wrath incurred

 You seek the orb that ought be on his tomb

It speak of Rosy flesh and seeded womb

ロンドンに埋葬された騎士がいる

その騎士が注力して成し遂げた何かが教会の怒りを買う

騎士の墓には本来あるべき球体が欠けている

詩の内容は謎めいていますが、これを解読するとクリプティクスのパスワードが分かり、聖杯のある場所が分かるのです。

はじめに彼らはテンプル・チャーチへ向かいます。800年以上の歴史がある教会です。小説に書いてあるように、円形の建物の下には鎧一式と盾と剣といういでたちの9体の騎士たちの石の彫像と、1対の山形のふたが付いた棺が床に横たわっています。

ラングルドンとソフィーはその後キングスカレッジの資料館のコンピューターで、検索し、ついにウエストミンスター寺院にその謎を解く鍵があることを見つけるのでした。

テンプル・チャーチから、ウエストミンスター寺院までは、小説の主人公たちは地下鉄に乗りましたが、テームズ川に沿って歩くのがいいでしょう。

テンプルを出るとすぐサマーセットハウスがあり、一部がロンドン大学のキングス・カレッジとして使われています。サマーセット・ハウスの中のコートールド美術館やギルバート・コレクションもお勧めします。目の前の橋はウォータールー橋。ヴィヴィアンリーの「哀愁」という映画の舞台となった橋です。その後川沿いに「クレオパトラの針」という紀元前1500年ごろエジプトで作られたオベリスクが建っています。エンバンクメント駅前には、船着場があり、ロンドン塔やグリニッジ行きの船が発着しています。鉄道橋をくぐると対岸にロンドン・アイという世界で一番大きい観覧車が見えてきます。正面は国会議事堂の有名な時計塔です。国会議事堂のお隣にある小さな方の教会はセント・マーガレット教会。これも歴史ある、国会議員さんたちがよく使う教会ですが、そのお隣の大きな方の教会が目的地ウエストミンスター寺院になります。ウエストミンスター寺院の誰のお墓を見ればいいのかは、小説を読んでくださいね。