漫歩計の山日記・2002年1月−2月

山と自然の漫歩計の日記(2002年1月−2月)

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  2001年1月・2月

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2月24日(日)
 鈴鹿の綿向山に行きました。
 普通なら2月の今頃は樹氷が綺麗なはず。しかし、ここ数日の暖かさ、しかも朝から雲一つない晴天で、出発前から樹氷は諦め、素晴らしいであろう展望を楽しみに出かけました。

左:綿向山頂上から見る雨乞岳・鎌ヶ岳   右:伊吹山の向こうに能郷白山と白山

 近江鉄道日野駅からバスで表参道登山口へ。休日は普通、バスは北畑口までですが、今日は団体で奥まで入れました。ここからつづら折れの表参道を登ります。
 林道をしばらく行くとシミズ谷の小屋があり、そこから右へ左へ、何度も何度も折り返しながら林の中を登ります。ゆっくり行かないとばてそうです。二合目、三合目と励ましてくれるような道標を見ながら登るとやがて五合目の小屋へ。伐採されて見晴らしが良く、休憩にぴったりです。雪は下は全く無く、標高700mくらいから白くなり始めて、この五合目まで来ると完全に雪道になりました。
 再び樹林の中を登り、七合目行者堂に出ると、道が分かれます。普通は右へ登山道を行きますが、雪のあるこの季節は左の直登コースの方が近道です。この当たりは美しいブナ林となっており、立派なブナがたくさんあります。急登が緩くなると頂上も近い。頂上までは登山口から約2時間半です。
 お堂と「青年の塔」のある広い頂上からは、眼前に雨乞岳・鎌ヶ岳はじめ鈴鹿山脈が一望できるほか、今日は天気が良くて、伊吹山の右には能郷白山と白山が見え、鈴鹿山脈の彼方には木曽御岳や乗鞍岳らしい山も見えます。山の間から伊良湖岬も姿を見せています。いつまでも眺めていたい素晴らしい展望です。昼食はゆっくり、1時間弱もかけて、展望を楽しみながらいただきました。

左:綿向山頂上         右:竜王山近くから見た綿向山

 頂上からは竜王山への縦走路に入り、イハイガ岳への分岐を右に分けて、まさに滑り落ちるような急坂を下ります。登りはアイゼンなしでも可能ですが、ここの下りはアイゼンを付けていても怖い。凍結して尻餅をつきながら滑る降りるような箇所もあります。どんどん下り、小さなピークを幾つか乗り越えて、917mピークに達し、そこからまた下ります。思ったよりこの縦走路は長く、骨が折れます。
 やがて展望の素晴らしい鉄塔広場に出ます。しばし休憩。ここから竜王山まで、まだ15分くらいかかります。
 竜王山の山頂は展望もなく、あまり山頂という感じのしない場所です。でも標高はまだ800m以上あり、ここからの下りは相当な勾配で、急な階段を180段も下ります。階段が終わると今度は斜面のトラバース状態がずっと続くので、足が疲れます。しかし周囲を見渡せばは気持ちのいい雑木林。新緑や紅葉の時期なら素晴らしいことでしょう。
 ほどなく林道の登山口に出て、右へ林道を下れば20分ほどで登山口バス停。ここにはトイレもあります。登り初めから下山までの所要時間は6時間あまりでした。
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2月16日(土)
 午前中用事があり、午後から(あまりに天気がいいので)どこか歩こうと思い、近くまで行っていたので車で橿原神宮に行き、畝傍山に登りました。しかし、ちょっと物足りず、車で移動しながらそのあと香具山と耳成山を回り、結局大和三山を三つとも登りました。標高は最も高い畝傍で199m、一番低い耳成は139mで、それぞれ登山口から15−25分もあれば登れます。展望は畝傍が最も良く、目の前に金剛葛城の山並みを一望できます。三つを歩いて回れば約12km、4時間くらいでしょう。
 どれも小さいながら自然林が残されていて、貴重な里山になっています。近所の方の散歩コースになっているようで、かなり沢山の人に出会いました。また、香具山の麓にはテレビにも登場して有名な「みるく工房」という店があります。私もアイスクリームも賞味させてもらいました。駆け足の三山巡りですが、なかなか面白かった。冬は葉が落ちて展望が良く、軽い散歩には良いかも知れません。

左:畝傍山         右:耳成山
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2月10日(日)
 久しぶりに奈良山友会の山行に参加して、六甲山に行きました。有馬から、単純に登るのではなく、有馬四十八滝と言われる滝巡りをし、白石谷を遡るというやや難しいコースです。残念ながら滝は凍ってはいませんでしたが、真っ白な雪景色の中、楽しい滝巡りを堪能してきました。
 山行記録は、
奈良山友会の山行記録(クリックして下さい)の形でまとめました。

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2月9日(土)
 京都のハイキングコース、明智越に行って来ました。亀岡から保津峡へ抜ける道で、明智光秀が織田信長を本能寺に襲う前に、亀岡からここを越えて愛宕山に参り、それから京都へ入ったそうです。
京都府観光連盟作成の案内図
 亀岡駅を降りて大きな橋を渡り、保津集落に入ります。橋の上当たりから雨に降られましたが、山に取り付く頃にはやみ、雑木林のなだらかな坂を登ります。標高は最高でも420mしかなく、展望も良いとは言えませんが、終始自然林が続き、気持ちのいい散歩道です。松の木が非常に多く、松茸が取れそうで、有刺鉄線が張ってある場所もありました。
 峯の堂という史跡を過ぎ、ピークともいえないピークを経て、水場(霊泉水)を過ぎればやがて愛宕山の特徴ある姿が見えるようになり、右には保津川の流れも望めます。ピーク以降はほとんど平らな尾根道で、快適そのものです。
 道は最後に右にカーブし、道標に従って左に下って保津峡駅近くに降り着きます。なお、途中の分岐から柚で有名な水尾に行くこともでき、明智光秀はこの道から愛宕山に登ったのでしょう。
 冬枯れの本当に気持ちのいい里山歩きのコースでした。お薦めの道です。
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1月26日(土)
 夕方映画に行く予定があり遠出は出来ないので、奈良の高円山(大文字山)に行きました。昨年6月に清掃ハイキングに行ったコースです。
 白毫寺をゆっくり拝観したあと、寺の裏の墓地の右側から尾根に取り付きます。竹藪を通りぬけ、笹の急坂を登りきると展望が広がり、今日は金剛葛城までよく見えます。
 1週間ほど前に降った雪がところどころまだ残っています。わずか400mそこそこの山ですが、森の中は気温が低いのでしょうか。登るにつれて展望はますます開け、大文字の火床からは本当に素晴らしい眺めです。しかし風が当たるとやはり寒い。
 火床を過ぎ、高円山の三角点(道の右側のテープの所を1分ほど上がるとあります)を見て、広場から舗装道路に出ます。ここからはしばらくドライブウェイ。雪が残り、所によっては真っ白に近い場所も。
 15分もドライブウェイを歩けば柳生街道地獄谷入口に出ます。ここを左に降りれば有名な滝坂道で、首切地蔵、朝日観音、夕日観音などの石仏を鑑賞しながら1時間ほどで高畑の新薬師寺横へ着きます。
 冬枯れで見通しが良く、思わぬ雪景色も楽しめて楽しい山の散歩でした。
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1月5日(土)
 日帰りで台高の明神平へ行きました。冬の明神平は初めてですが、奈良交通のツアーなのでお気楽山行です。
 貸し切りバスで大又の奥の林業用ヘリポートまで入り、そこからのピストン。天候は曇時々晴れ、時に雪が舞い、風が強く寒い。
 林道を1時間ほど登り、少し足が疲れた頃に山道に入りますが、急に傾斜がきつくなり、息が切れます。雪も急に降り始め、アイゼンを付けてゆっくり登っていきますが、凍結している箇所もあって、慎重に足を進めます。ロープの張った箇所も数カ所ありますが危険というほどのことはありません。
 山道を登ること30分、右側に凍り付いた明神滝が現れ、さらにつづら折れの急坂を我慢して登れば傾斜が少し緩くなりますが、雪が次第に深くなって、気を付けないと膝まで落ち込んでしまいます。やがて夏にはありがたい水場、ここを過ぎるとしばらくして明神平です。
 明神平直前は非常に風が強い箇所があり、吹き飛ばされそうになるほどの風で、雪が全部飛ばされて石が飛んできます。ただし雲も吹き飛ばされたのか展望は開け、薊岳や遠く金剛葛城までよく見えます。

左:明神滝        右:明神平

 明神平はまさにすばらしい雪景色と美しい大展望、まばゆいばかりのブナの樹氷、とにかく大満足です。苦労して上った甲斐がありました。積雪は70〜80cmと多く、トレースのないコースは大変でしょう。昔はスキー場だったそうですが、ここまでスキーをかついで上がるのはどんなに辛かったことか。
 奈良交通の手配で、天理大学の山小屋を借用して食事を摂りました。風が強く寒いので暖かいストーブと熱いみそ汁、風の当たらない山小屋はありがたかった。なお、もう一つ真新しい小屋がありますが、これは台風で倒壊したため建て替えられた(もとの山荘は明神谷に壊れたまま残っています)天王寺高校のあしび山荘です。
 食事のあと、あまりの寒さに震えながら写真をとり、後ろ髪を引かれる思いで明神平を後にしました。

左:ブナ林の樹氷        右:明神平から見る薊岳方面

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