漫歩計の山行記録: 山梨(中央道)・扇山〜百蔵山 2003年2月2日 |
コース:
JR鳥沢駅 --- 梨の木平キャンプ場 --- 水場(山の神) --- 大久保のコル --- 扇山 --- カンバノ頭 --- コタラ山 --- 百蔵山 --- いこいの森キャンプ場跡 --- JR猿橋駅
関東の山第二弾です。今回は、中央線の駅から直接登れるという山梨・扇山から百蔵山への縦走です。新宿から中央線の特別快速に乗れば、1時間半ほどで登山口の鳥沢駅に行くことが出来ます。
中央線の電車は市街地を走り続け、高尾の駅を過ぎてからようやく山に入ります。小仏峠のトンネルを抜け、相模湖を左に見て、更にいくつかトンネルを通り、鳥沢駅に着きます。このあたりまで来る頃には電車の乗客は大半が登山スタイルの客となり、まるで登山列車のようです。
数日前に降った雪が平地にも残り、南側の山々(倉岳山など)は北斜面を見ることになるので真っ白。雪国の真ん中に来たような雰囲気です。しかし北側にある扇山は、駅から見えるのは南斜面なので雪は見えません。でも駅前にさえ雪が残っているので、上にも雪はあるはずです。
国道を越え、中央道の下をくぐり、舗装路をゴルフ場に沿って登ります。かなり疲れる道です。途中ゴルフ場の縁を歩く時には一部山道のショートカットコースがあり、お勧めです。
駅から1時間ほどで梨の木平に着きます。ここはキャンプ場で、休憩所やトイレもあります。舗装路歩きに疲れ、ここで10分ほど休憩しました。
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山道に入ると急に傾斜がきつくなり、ところどころ雪が残り、道はガチガチに凍って滑りやすくなっています。巨大な霜柱が無数に見られます。植林の中、展望もあまりなく、苦しい登りですが、辛抱しながら行けばやがて水場があり、すぐ上に山の神がまつられています。このあたりから展望が次第に開けてきます。
相変わらずつづら折れの急坂が続きますが、南側の展望が楽しめるので気が紛れます。倉岳山の雪景色が綺麗です。大杉の下に設けられたベンチを過ぎればもう尾根は近く、雑木林に変わってしばらくすると大久保のコルに登り着きます。ここから扇山へはほんの一息。稜線に出ると急に雪が多くなり、アイゼンが欲しくなりますがそのまま山頂まで行きました。
扇山(1,138m)山頂は広場になっており、展望は文句なしです。残念ながら薄曇りの今日は富士山は見えませんが、南の倉岳山、北の権現山、西の三ツ峠山(本当はその向こうに富士山が見えるはず)、東には相模湖や遠く東京の市街地が見えています。周囲は真っ白の山々で、素晴らしい眺め。展望を楽しみながらの昼食は実においしいものです。今日は2日で節分には一日早いのですが、今朝コンビニで買った巻きずし1本を、東南東に向かって丸かじりで食べました。これできっといいことがあるでしょう(?)。
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コルまで戻り、西へ縦走コースに入りますが、ここからは雪が少し深くなり、凍結しているのでアイゼンなしでは危険。アイゼンを装着し、慎重に下って行きます。カンバノ頭までは標高差300mの一気下り。
ようやく下りきってからも、小さなアップダウンが続く道で、平坦な部分はほとんどありません。でも樹間からはこれから行く百蔵山(ももくらやま)の三角形の美しい姿が見え、早く行きたいという意欲をそそられます。道は要所に道標もあり、まず迷うことはないでしょう。
コタラ山の横をかすめ、再びきつい登りが始まります。疲れた足には標高差200mの急坂は厳しい登りで、幾度も休みながら登ります。今度は眼前に扇を広げたような扇山の全容がよく見えます。約30分の登りで百蔵山(1,003m)山頂に到着。
こちらの山頂は南側に大きく開け、目の前の美しい山々に加え、眼下の谷に広がる雪で真っ白な町並みがまるで箱庭のようです。頂上付近には桜が沢山植えられ、4月なら素晴らしいことでしょう。
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頂上から少し戻り、雑木林の中を一気に下ります。ロープの張られたものすごい急斜面で、何度もずり落ちそうになりながら下ります。この下りのハードさは相当なもので、縦走してくたびれた後だけに慎重に下らないと、思わぬ事故につながる可能性があります。
雪がなくなり、傾斜もようやく緩くなって、頂上から45分くらいでキャンプ場跡と思われる場所に出て、車道に飛び出します。約12km、結構長い縦走で、膝が痛くなりました。ここからは広い車道を猿橋駅に向かって下ります。住宅地を抜け、中央道の下を通り、橋を2本渡れば駅です。
富士山には会えませんでしたが、雪景色の展望を楽しみながら歩いた縦走路は静かで心が落ち着きました。好天なら富士はもちろん南アルプスも見えるそうです。都内から手軽に行けるいいコースでした。