漫歩計の山行記録: 富士・三国山〜大洞山
2003年3月21日

コース:
富士吉田駅(バス)東電寮入口 --- パノラマ台 --- 三国峠 --- 三国山 --- 大洞山 --- アザミ平 --- 籠坂峠 --- 山中湖レストセンター(高速バス)新宿駅


 先々週の足和田山に味をしめて、またまた富士山近くの低山ハイキングに出かけることにしました。今日のコースは、山中湖の南にある尾根、三国山から大洞山の縦走です。1300m強の尾根が続き、自然林と展望を楽しめそうです。この付近の山は杉が無く、花粉症の私でも安心なのです。

 新宿駅から中央線で高尾まで行き、ここから富士急行直通の快速電車に乗り、富士吉田へ。途中の大月駅で(重いのに)釜飯の駅弁を買いました。今日も先日ほどではないもののいい天気で、展望が楽しみです。
 富士吉田駅から山中湖(平野)行きのバスに乗り、東電寮入口で下車。バスが途中通る忍野付近からの富士山の眺めは格別です。駅前のバス停には「日本一の富士の撮影場所・忍野」という表示がありましたが、確かにそうかも知れません。

 東電寮入口バス停から数分車道を登ってすぐに登山道に入り、雪の中を歩きます。春分の日なのですがまだまだ雪があります。トレースは充分あって問題ありません。次第に深い森となりますが、しばらく登ると林道に出ます。これを右に取り、ゆるやかなカーブを登ればやがてパノラマ台。山中湖の美しい湖面が広がる絵のようないい景色です。その左には真っ白な富士山。今日は下に少し雲がかかっていますが、優美なその姿は湖の青と良く似合います。昔も今も、富士の美しい姿は人々を慰めてくれます。

富士山(忍野;車中から)富士山と山中湖
富士山(忍野;車中から)
富士山と山中湖

 眺望を存分に楽しんだあとは、先を急ぐために三国峠へ向かいます。パノラマ台から明神山へ登るコースもあり、こちらの方が展望が素晴らしそうですが、展望はすでに充分楽しんだし、今日は時間の関係でカットしました。
 三国峠で休憩して先刻の釜飯を食べ(容器の釜は重いけど一日ずっと持ち歩きました)、三国山への登りにかかります。この登りは傾斜も相当で、足下の悪い中ではかなりハードです。アイゼンを付ければ少し楽だったかも知れませんが、尾根にたどり着けばアイゼンは多分いらないだろうからと、そのまま滑るのを注意しながら登りました。
 登るに従い、葉の落ちた樹間から周囲の展望が開け、登りの苦しさを紛らわせてくれます。雪は場所により10−30cm程度の深さ。底は凍結しており慎重さが必要です。
 辛抱して登り、ようやく三国山頂上(1343m)。展望は良くありませんが周囲の林はブナやコナラ中心の素晴らしい自然林で、気持ちのいい森です。

三国山頂上大洞山頂上
三国山頂上
大洞山頂上

 ここからは稜線歩き。この尾根は非常に緩やかな尾根で、登りも下りもあまりなく、あっても傾斜が緩くてどこがピークか峠かさえ判然としないほどです。著しいピークはなく、展望も常に木の間からで、葉の茂っている春から秋は展望は無いでしょう。しかし、この山の森は本当に気持ちのいいさわやかな森で、森林浴にはもってこいかも知れません。雪は吹きだまりでは50cm以上あるようですが所によっては地肌が出ている箇所もあり、春の近さが感じられます。
 いくつかピークらしい地点を過ぎ、本日の最高点、大洞山山頂に到着。標高は1384mで、関西で言えば伊吹山よりほんのわずか高い山と言うことになりますが、この付近にはもっと高い山がたくさんあるので、ここでは低山の仲間になります。
稜線からの山中湖
稜線からの山中湖

 山頂から西へさらに稜線を行きます。相変わらず女性的ななだらかな山容が続き、逆に距離が遠く感じられます。いかにも溶岩が流れて出来た山という印象です。少しずつ下って、山中湖の展望を楽しみながらアザミ平(季節には無数のアザミが咲くそうです)を通り、雪の森にも飽きる頃に籠坂峠に着きます。

 峠横には墓地があり、春分の日の今日は墓参りの人が沢山来ておられます。現実の世界に戻って、峠のバス通りに出たあと、バスの待ち時間が長かったので、そのまま車道を(国道なので車に注意が必要)湖畔まで下りました。

 午後からは富士山には雲がかかって見えなくなりましたが、ブナの多い自然林の中、山中湖を時折見ながらの稜線歩きは、リフレッシュには充分。コースとしては軽い道で、雪がなければファミリー向けのコースですが、雪のこの時期は人も少なく、静かな山歩きが楽しめました。

 帰りは新宿への直通高速バスに乗り(2台に増車してかつ満員)、ゆっくり2時間あまりを熟睡状態で帰りました。関東はこの高速バス網が非常に充実しているので便利です。東京圏の人の多さと経済力の強さを感じますね。
 今日も一日自然に親しみ、満足して帰ることが出来ました。



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