漫歩計の山行記録: 東京・高尾山〜城山
2003年4月19日

コース:
京王高尾山口駅(リフト)高尾山駅 --- タコ杉 --- 薬王院 --- 高尾山頂 --- モミジ台 --- 一丁平 --- 城山 --- 小仏峠 --- 小仏バス停(バス)JR高尾駅


 東京近郊の山として、最も手軽なのは、高尾山でしょう。東京から大阪まで続く東海自然歩道の東京側の起点であり(大阪は箕面)、低山ではありますが展望も良く、桜の名所としても有名です。
 今日は、高尾山から城山への縦走路を歩いたあと、麓にある多摩森林科学園にも寄りたいので(ちょっと欲張りな計画)、時間短縮のために登りはリフトを使うことにしました。

 京王電車で高尾山口駅まで行き、大勢のハイカーで溢れかえる駅前を右に進んでケーブル・リフト乗り場へ。ケーブル・リフトどちらも料金は同じで、いい天気の今日はリフトを選びましたが、これは正解で、リフトに乗りながら、ミツバツツジやシャクナゲ、桜などの花見が出来たのでした。終点は標高約400m。

 リフトを降りて売店の横を過ぎ、高尾山への道を進みます。タコ杉という根が一杯に張った大杉があります。サル園や野草園もあります。サル園はサルが檻の中に入っているわけではなく、自然そのままに生活させているそうです。道ばたの桜は(ソメイヨシノではなく山桜)どれもベストタイミングで、山歩きと言うより花見に来た雰囲気です。
 緩い坂を登っていくと、ほどなく薬王院の参道となり、境内に入ります。枝垂れ桜が美しい枝を広げています。東京方面の展望が良く、霞の中に新宿の高層ビル街が見えます。

薬王院参道かすかに富士も見える
薬王院参道
かすかに富士山も見える

 高尾山には6本の「自然研究路」が設けられています。森林浴や自然観察には最適です。杉の多い山ですが自然林も残されており、花も多くて楽しそうです。東京の人々にとっては貴重な自然とのふれあいゾーンだと思います。

 薬王院を抜けてしばらく樹林の中の坂道を登り続けると、周囲が広くなり、高尾山の山頂です。標高は599m。展望は抜群で、関東平野だけでなく反対側には富士山も見えています。ビジターセンターと売店が3軒あり、大勢の人で賑わっています。山というよりここは行楽地です。

 山頂から急な階段道を下り、縦走路に入ります。ここまで来る人はさすがに山歩きの格好をしていますが、それにしても人が多い。縦走路はずっと桜並木が続き、桜のトンネルを歩き続ける感じで、人の多いのも頷けますが、やはり東京ですね。道ばたにはあちこちで弁当を広げるグループが見られます。また、桜に加えてミツバツツジの赤紫の花が満開状態で、しかも木が大きく、密集して咲いているので実に綺麗なのです。ミツバツツジは里山に普通に見られる花木ですが、ここのミツバツツジほど大きくて、密生しているのは初めて見ました。

高尾山山頂桜とミツバツツジ
高尾山山頂
桜とミツバツツジ

 登ったり下ったり、桜とツツジと展望を楽しみながらのんびり歩きます。あちこちに売店があり、ファミリー向けのハイキングコースとしては理想的。ほとんど荷物を持たずに歩いても、天気さえ良ければ問題なさそうです。尾根道にはイカリソウやヒトリシズカなどと言った山野草もあって目を楽しませてくれます。

 桜満開の一丁平を過ぎ、登り返した所が城山と呼ばれるピークで、ここは高尾山よりも70mほど高い670mの標高があります。ここも広い山頂で、立派な売店と多数のベンチがあり、眺めも良くて休憩に良いところです。今歩いてきた高尾山からの尾根道が桜並木の筋になってよく見えます。それにしてもこれだけ多くの売店があるコースは経験がありません。

 城山からは下り一方の道となり、どんどん下って小仏峠に到着。なぜか信楽焼のタヌキが迎えてくれます。時間があればここから景信山に行きたいところですが、今日はあとの予定があるのでまっすぐ小仏峠バス停に下ります。道ばたにはニリンソウの花が咲いていました。

城山から見る高尾山ヒトリシズカ
城山から見る高尾山
ヒトリシズカ

 バスで高尾まで下ってから、今日のもう一つの目的地である多摩森林科学園に行きました。全国各地の桜の保存林があり、珍しい桜をたくさん見ることが出来ます。こちらの報告は、東京漫歩のページに掲載しましたので、こちらをご覧下さい。


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