漫歩計の山行記録: 丹波・長老ヶ岳
2003年6月29日

コース:
仏主登山口 --- 森林公園入口 --- キャンプ場跡 --- 長老ヶ岳 --- 森林公園 --- 林間広場 --- 仏主登山口


 今回は今まであまり行ったことのない山域、丹波の長老ヶ岳です。丹波というのは兵庫県の北部と思っていましたが、京都府の西北部も丹波で、長老ヶ岳(917m)は和知町にある山。この付近では最も高い山になります。

 車で京都縦貫道丹波インターから北に向かい、仏主(ほとす)という集落を目指します。山間ののどかな集落で、家並みを抜けた奥に登山口があります。車10台くらいが駐車できるスペースがあり、先客は7台。あまりメジャーではない山ですが、登山者はかなりあるようです。

 ここから沢沿いに林道をさかのぼり、15分も歩くと分岐があります。右に行くと森林公園、左は林道経由で山頂へ行くのですが、ここで森林公園側から登るつもりだったのに、間違えて左の林道に入ってしまいました。間違った原因は左の林道のさらに左に道があったからですが、この道は権現谷を遡行する道で、これを5分も行くと7種類の木が1本になっているという「七色の木」があります。

 林道は緩く、しかし確実に登っていきます。たゆまず登っていくので歩きやすいけれども楽な道とも言いにくい。でも分岐の所にゲートがあるので車は一切通らず、安心して歩けます。聞こえるのは沢の瀬音とウグイスの鳴き声、たまに蝉の声も聞こえます。夏ですね。白や赤のヤマボウシの花が満開で、遠目にも鮮やかに見えます。
 汗を拭き拭き登り、休みたくなる頃に休憩所とトイレがあります。京都府と町がかなり整備に力を入れているようで、道標も立派だし、ベンチや休憩所もよく整備されています。都会からはかなり遠い奥深い地域にあるのですが、地域の方を中心にかなり登られているようです。

イワカガミの尾根長老ヶ岳山頂
イワカガミの尾根
長老ヶ岳山頂

 やがて広いキャンプ場跡(ここにも休憩所があります)を通り抜け、さらに登ると、尾根に出ます。もう山頂は間近。右には大きな電波アンテナが見えます。
 ここでこのまま林道を行ってもいいのですが遠回りになるので、石碑のある広場から左へ尾根を直登する踏み跡に入ります。傾斜が急で、下りには使いたくない道ですが、登りなら苦しいながらも何とかなります。この道は両側にイワカガミが群生しており、5月から6月初めの時期ならきっと素晴らしいお花畑になることでしょう。この直登を15分ほど頑張ると、長老ヶ岳山頂に到着です。

 山頂は大きな石碑(国体記念)と山名碑、三角点があります。しかし石碑は無粋で山の雰囲気にはあまり合っていません。周囲の木は伐採されて展望は抜群。好天に恵まれた今日は、はるか日本海(若狭湾)がはっきりと見えます。ただあまりに見事に伐採された山頂は、ちょっと痛々しい感じも。山頂横には真新しい立派な休憩所も設けられており、かなり費用をかけて整備された様子がうかがえますが、ちょっと「整備し過ぎ」という感じもします。
 山頂では数組のパーティが食事中。我々も展望を楽しみながらここでゆっくり昼食休憩です。

 下山は往路と逆方向へ、これもまた立派な丸太階段を下ります。5分も下ると林道に合流しますが、ここで右前方向の鹿よけネットのある道に入り、森林公園を目指します。
 つづら折れの道を下り、再び鹿よけネットを開けて、樹林の中へ入っていきます。広い快適な道で、傾斜も緩く、やはりこちらから登る方が正解でしょう。
 森林公園の中に入ると、真新しい案内板が要所要所に設置されており、メインルート以外の遊歩道もあります。ここにもイワカガミが見られます。展望の良い休憩所やベンチもあって、のんびり歩けます。ただ、登山と言うより森林浴や散歩の雰囲気で、「山を楽しむ」という目的で来ると物足りなく感じると思います。やはり整備しすぎ、ですね。

山頂からの展望七色の木
山頂からの展望
七色の木

 どんどん下り、幾つか立派な休憩所を見て、やがて車道となります。道路脇には白いホタルブクロやトラノオの花が群生しており、なかなか綺麗です。相当開発された山と言う感じですが、野草は強いものなのですね。
 やがて登りの時に間違った最初の分岐に戻って来ました。ここで見残した「七色の木」(カツラの木に、カエデ・スギなど計6種類の木がくっつき、1本になっている)を沢をさかのぼって見に行き、あとは車道を戻るだけです。

 丹波の盟主と言われる長老ヶ岳、あまり開発しすぎることなく、自然のままで残る事を願っています。


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