漫歩計の山行記録: 赤目四十八滝 2003年12月29日 |
コース:
滝口駐車場 --- 不動滝 --- 千手滝・千手茶屋 --- 布引滝 --- 百畳茶屋 --- 荷担滝 --- 雛壇滝(昼食) --- 琵琶滝 --- 岩窟滝 --- 出合茶屋 ---(往路を戻り)--- 滝口駐車場
年の瀬も押し迫った12月29日。大掃除やお正月の準備で忙しい中ではありますが、今年は曜日の関係で年末年始は9連休。運動不足防止のために、「年末ハイキング」に出かけることにしました。行き先は有名な赤目四十八滝。三重県名張市にある名瀑です。
駐車場に車を止め、観光旅館や土産物店が並ぶ通りを行きます。さすがに年末という事で人は少なく、観光バスなどの姿はありませんが、誰もいないという訳ではなく、観光客やハイカーがちらほら。店も開いています。
道標に従い、右の「サンショウウオセンター」の方向に進みます。入場料(滝道に入るには支払が必要)300円。ただし今日は受付は無人。
入口を抜けて細い遊歩道を進みます。滝道はコンクリート舗装になっています。観光地ですからやむを得ないでしょう。スニーカーなどでも充分歩けますが、奥の方まで行く場合は岩だらけの山道を歩くことになるので、ウォーキングシューズやトレッキングシューズの方がいいでしょう。
赤目の滝は実際は四十八よりも多いということですが、小さい物も数えるので、滝として目立つものはそんなに多くはありません。滝道に入って最初に目立つ滝として印象に残るのは不動滝です。規模は大きくはありませんが美しい滝です。
整備された遊歩道をさらに進み、やがて茶屋の建つ千手滝に着きます。今は茶屋は閉まっていますが、紅葉の季節などは多分大混雑になるのでしょう。ちょうど滝を目の前に見る位置に茶屋があり、無人の今日はその場所を借りて休憩です。
![]() | ![]() |
千手滝から先は勾配が少しきつくなって、階段が多くなります。歩く人の数も減り、谷が深く、山らしい雰囲気になります。すぐに現れるのが布引滝。まさに糸を引くような細い滝で、大きな岩に見事に細い溝が刻まれているのが良く分かります。
数日前に雪が降って今も雪が残っています。今年の冬は雨も多く水量は比較的多いようですが、水は澄んで実に綺麗です。500mそこそこの低山とは思えない清らかさです。滝の前の滝壺は蒼く深く、静かな中に滝の音だけが響きます。
最も深い滝壺と言われる竜が壺を過ぎ、狭い階段を這うように登っていきます。この辺りまで来ると雪がたくさん残っており、道も地道となっていよいよ山らしくなります。小さな滝をいくつも見ながら遡り、やがて百畳茶屋に到着。百畳の広さがあるという百畳岩に茶屋があります。
![]() | ![]() |
茶屋の前から、凍りついてツルツルになった橋(相当怖い。滑って橋から落ちれば大事件です!)を慎重に渡り、七色岩という巨岩を越えてさらに上流へ進みます。道は所々険しい谷を乗り越えていきます。巧みに道が付けられていますが、もしこの道が整備されていなかったら、この沢を遡るのは大いに苦労するはずです。
姉妹滝、横滝、雨降滝、骸骨滝、斜滝と次々に滝を眺め、狭い急な階段を登ると、荷担滝が現れます。郵便切手のデザインにも選ばれたことで有名なこの滝は、まさに赤目を代表する優雅な滝です。写真では実感が伝わりませんが、実際に滝壺の前に立って見ると、規模も相当なものだし、二つ並んで流れ落ちる姿は堂々たる風格があります。赤目に来たら、時間が無くてもこの滝までは登って見るべきですね。
荷担滝の少し上の雛壇滝の前で昼食を摂ったあと、再び登り、琵琶滝(これも立派な滝です)、最後の岩窟滝を見て、細くなった流れを約30分も遡ると、車道に出て出合茶屋に着きます。ここはシーズン中のみ名張駅へバスが出ています。普通はここから5分ほど車道を歩き、左へ尾根を越えて(小笹峠)落合バス停まで下り、名張へバスで帰るのが一般的なコースですが、今日は車を置いているので往路を戻ります。
観光地ということで、ファミリーや若いカップルも多く、中にはミニスカート姿の若い女性も。しかし、連続する滝と清らかな流れはやはり素晴らしいもので、紅葉や新緑の時期に来れば最高でしょう。