漫歩計の山行記録: 京都・愛宕山 2004年1月10日 |
コース:
清滝バス停 --- 表参道 --- 五合目 --- 水尾の別れ --- 愛宕神社(山頂) --- 水尾の別れ --- 水尾 --- JR保津峡駅
暖冬なのかお正月も暖かい日が続き、雪もほとんど降りません。少し雪が恋しくなって、京都の愛宕山に行ってみることにしました。
登山口は清滝。嵐山の更に奥に位置する紅葉の名所です。小規模ながら旅館の建ち並ぶ風情ある場所です。
駐車場から、清滝川にかかる橋を渡り、朱塗りの鳥居をくぐって登り始めます。この清滝の標高はわずか80m、愛宕山は標高924m、これを一気に登るのでかなりハードな登りが続く山です。最初から急登で、まずお助け水と呼ばれる湧き水で息を整え、急勾配を登って行きます。苦しい坂ですが、この登山道は頂上にある愛宕神社の表参道で、整備は行き届いており、一丁ごとに石の地蔵があり、標石もあります。またほぼ一合上がるごとに休憩所が設置されていて、マイペースで休み休み登っていけばいいのです。
![]() | ![]() |
二合目、三合目と順に確認しながら休みない急坂を登り、やがて五合目。立派な休憩小屋が建っています。ここからは一旦急登がおさまり、杉林の静かな道となります。やがて巨大な杉の木を祭ったお社、大杉神社があります。このあたりからは京都市内の展望を楽しむことが出来ます。
再び階段状の道が始まり、辛抱しながら登ります。このあたりから日陰には雪が見られるようになって来ました。数日前に降った雪が残っているのですが、1月のこの時期としては雪が少ないように思います。
七合目を過ぎ、尾根の上に出た所が水尾の別れ。ここも立派な小屋が建っています。ここまで来ると頂上が近いと言う気がしてほっとするのですが、実はまだこれからも相当手ごわい登りが待っています。無理せず休憩するのが得策ですね。
シキミを売るための小屋を過ぎ、また階段を登ります。昔はこの付近に遊園地もあり、清滝からケーブルカーもあったのだとか。ケーブルの跡は清滝の登り口で見ることが出来ますが、遊園地は60年近くもたつと全くどこにあったのかも分かりません。兵(つわもの)どもが夢のあと・・・でしょうか?
雪がだんだん多くなり、やがて黒門と呼ばれる大きな門を通り、いよいよ神社の境内の雰囲気になってきます。灯篭の立ち並ぶ参道を行き、社務所やトイレの前を通り、石段の前に到着。ここには大きな休憩所があるほか、数多くのベンチがある広場があり、展望も良くて憩うのにいい所です。積雪は5cmくらい。もうちょっとあってほしかったな。
見上げるような石段を登り、さらに登り、門をくぐってまたまた登り、ようやく本殿の前に到着。この愛宕神社は防火の神様として名高い神社です。登るのに大変骨の折れる山なのですが参拝客は多いようです。私ももちろん台所に貼る「火廼要慎」(火の用心)と書かれたお札を買いました。東京の寮と自宅の2枚です。これくらい苦労してお参りする神社は大変ありがたみが感じられますね。
なお、愛宕山の最高点(924m)はこの神社内にあるため、一般人は入ることが出来ません。また、三角点は北側の別のピーク(石段前から往復30分)にあり、京都市内の展望が楽しめますが、標高は894mと少し低くなります。今日は三角点はパス。
![]() | ![]() |
神社内で昼食のあと、もときた道を戻ります。水尾の別れまで戻って、ここから右へ、水尾目指して下ります。愛宕山は何度か登っていますがこの道は初めて。一定の勾配がずっと続く道で、かなり膝が疲れます。この道は登りに使った方がいいかも知れません。
下りきった所にある水尾の集落は、静かな山里です。柚子(ゆず)の栽培で有名なこの里は、今や「鳥の水炊き」を売り物とした民宿の里としても、広く知られるようになりました。愛宕山に登ったあと水尾に下って地鳥料理を食べ、お風呂に入って帰る・・・というのが人気コースになっているのです。しかし、残念ながら私は鳥が苦手・・・!
水尾からは車道をのんびり下ります。周囲は広葉樹の多い山で、秋には紅葉が美しい所です。車はあまり通りません。川の流れを見ながら、ぶらぶら歩きます。小1時間も歩けば大きな赤い橋があり、これを左に渡って(渡らずにそのまま行くとトロッコ鉄道の駅に行ってしまいます)、JR保津峡駅に出ます。保津峡駅付近からは、愛宕山の頂上を遠望することが出来ます。
愛宕山は交通の便もよく、道も整備され、それでいて十分静かな山らしい山の雰囲気が味わえるいい山です。毎年1回は登りたくなる山ですね。