漫歩計の山行記録: 生駒鳴川峠〜十三峠(清掃ハイキング) 2004年6月6日 |
コース:
近鉄元山上口駅 --- 清滝石仏群 --- 千光寺 --- 鳴川峠 --- 鐘の鳴る丘展望台 --- 十三峠 --- 近鉄平群駅(または竜田川駅)
奈良県勤労者山岳連盟が毎年6月に行う清掃ハイキング(クリーンハイク)。所属の奈良山友会が担当する2コースのうち、今年は生駒鳴川峠から十三峠のコースに参加しました。
元山上口駅前で集合し、軍手とゴミ袋、金ばさみを受け取って出発。小雨が降っています。雨具を着ると暑いし、何とか雨があがってれることを祈りながら歩きます。
山口神社の前を過ぎ、住宅と田畑の脇を縫っていきます。ゴミは少なく、ほとんどこのあたりでは見かけません。次第に谷の向こうの山が迫り、清滝石仏群に着きます。ここは滝が流れ落ちる気持ちのいい場所だったのですが、なぜか数年前から滝は枯れたままです。どうしたのでしょうか。ただし、小川が流れ、風が通り抜けるさわやかな場所であることは変わりません。
小休止のあと、細い車道に出て、千光寺へ向かいます。途中の民家の庭には珍しいオオヤマレンゲが花をつけていました。
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千光寺は役行者が大峰山に入る前に修行したと言われる古刹で、寺の裏山には行場があり、「西の覗き」など大峰と同じ名の行場がいくつもあるとか。大峰の山上ヶ岳に役行者が入る前におられた寺という意味で、千光寺は別名「元山上」とも呼ばれ、それが近鉄の駅の名前となっているのです。
雨も幸いやんで、薄日が射してきました。寺の前を左に行き、沢沿いに登ります。行場への道を見送り、時折石畳が混じる古い街道らしき道を30分も登ると、鳴川峠です。雑木林に囲まれた雰囲気のいい峠です。ただし真横を信貴生駒スカイラインが通っています。
縦走路に入ってもゴミはさほど多くありません。山を歩いて楽しむ人たちのマナーは、悪くないようです。もちろん道から見えないようにわざと谷底や遠くへ捨ててあるゴミもありますが、全体的に減少しているようです。
道ばたにササユリが可憐な花をつけていました。心が和みます。
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鐘の鳴る丘展望台で昼食を摂り、再び縦走路を歩きます。スカイラインから車で来れるような場所にはやはりゴミが多く、山を荒らすのは車での観光客が中心で、山に道路を造ればそれに比例して山が荒れるということなのでしょう。
やがて十三峠に到着。十三個の塚があるのでこの名があります。壊れた自転車が捨てられており、情けない気になります。
峠からは山を奈良側に下り、畑の間を抜け、住宅地に出て、ゴミの集積場へ。ここで分別と計量を行います。少ないようでも、21人で40kg以上のゴミを拾いました。日頃お世話になっている山に、ほんのわずかですが恩返しが出来ました。
この清掃ハイキング(クリーンハイク)は、毎年6月の第一日曜日に行われます。奈良県内では、この生駒のほか、柳生街道、矢田丘陵、金剛山などたくさんのコースがあります。もちろん誰でも参加できます。気持ちのいいハイキングが出来て、しかも良いことをしたという精神的な満足感も得られます。この充実感は参加してみないと分からない。あなたも参加して見ませんか?