漫歩計の山行記録: 奥日光・戦場ヶ原 2004年6月12日 |
コース:
湯元バス停 --- 湯の湖西岸 --- 湯滝 --- 小滝 --- 小田代橋 --- 泉門池 --- 青木橋 --- 赤沼分岐(赤沼往復) --- 石楠花橋 --- 竜頭の滝
天気予報は曇りのち雨。山は諦めましたが、雨が降り出すまでに何とか歩けるところと言うことで、朝早く東京を出て奥日光の戦場ヶ原まで行くことにしました。
浅草から朝一番の座席指定特急に乗り、東武日光駅からバスに乗り継いで湯元温泉へ。日光駅から東照宮前を通り過ぎ、中禅寺湖も通過し、戦場ヶ原の脇を抜けて湯元まで約1時間強、浅草からは合計約3時間かかります。特急も満員だしバスは臨時増発して3台運行。土曜なので1泊で出かける方も多いようです。半分以上は登山スタイルで、男体山や白根山方面へ出かけるのでしょうか。天気さえ良ければ登りたいところですが、空はどんよりと曇り、いつ雨が降ってもおかしくない状況です。
なお、東武鉄道発行の「日光ミニフリーパス」を使うと、運賃が少し割安になります。
バスを降りた地点は湯元温泉ですが、もの寂しい温泉です。旅館街は確かにありますが、シーズンではないせいか静か。中禅寺湖付近と比べると閑散そのもの。すぐ横にあるビジターセンターに立ち寄ってから出発。草原にクリンソウやレンゲツツジが咲き、綺麗です。
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ひっそりとした湯の湖の端に出て、右側、西岸を歩きます。東岸は横を車道が走っているので避けました。
西岸の道は木の根を越えながら歩く雰囲気のいい道です。シャクナゲの木が多く、もうほとんど散っていますが一輪だけ美しい花が残っていました。森は針葉樹の混じる深い暗い森です。開発されているエリアであるとはいえ、なかなか快適な山の気分が味わえます。
小一時間歩くと湯滝の上部に出ます。湯滝は、湯の湖から流れる水が激しい勢いで山の斜面を一気に下る滝です。上部からだとさほど凄さを感じませんが、滝の横の階段を下り、滝の下まで降りるとその迫力が良く分かります。斜面に広がった水しぶきが轟々と流れ落ちる様は相当なもの。自然の凄さを感じさせるに充分です。
滝の下の茶屋で一服。涼しい風が吹き抜けます。
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茶屋の右手から細い道を下り、湯川沿いに下って行きます。前日夜にかなりの雨が降ったせいか、水量が多く、はまったら確実に流されそうです。しかし道はところどころ木道が作られるなど整備されており、子供でも問題なく歩くことが出来ます。
小滝と呼ばれる幅の広い滝を左に見て橋を渡り、ゆるやかに下って行きます。やがて分岐(小田代橋)があり、ここを右に取ります。周囲の森はまさに新緑の最も美しい時期で、鮮やかな緑が目に映えます。気持ちいい。これで天気が良ければ最高なのですが、厚い雲がたれ込めて林の中は少し暗く感じる場所もあります。
小田代ヶ原(アザミが綺麗な所だそうですが花期は8月)への道を見送り、戦場ヶ原に入って行きます。白樺の木が多くなり、実にさわやかな森です。ほどなく泉門池に着き、ここで休憩。歩く人は多いのですが周りは静かで聞こえるのは鳥の声ばかり。こういうところで食べるおにぎりは最高! ゆっくりしたかった所ですが、休憩を始めて10分ほどした頃に小雨が降り出し、午後は天気が下り坂なので先を急ぐことにしました。
道は湯川に沿って、くねくねと曲がりながら戦場ヶ原の西側を行きます。湯川は釣り人に開放されており、あちこちで竿を垂れる姿が見えます。尾瀬とは違って、ここは誰でも車で簡単に来れる湿原で、子供連れも多いようです。
やがて林が途切れ、展望が広がります。目の前に端正な姿の男体山。この山がこの湿原を作ったのですね。木道の脇には黄色いキンポウゲのような花が咲き、ワタスゲも次第に増えてきました。しかし、花は多くはありません。湿原全体が乾燥化が進み、もはや草原に近くなっているようです。すぐそばを自動車道路が通り、あまりに簡単に来れるので湿原に入り込む心ない人も多いし、増えすぎた鹿が踏み荒らすし(今回も何度も鹿を見かけました)、それに湿原がいつか草原化して最終的に森になっていくのは自然の摂理というものだから、仕方ありませんね。
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一面にワタスゲが広がる広い湿原を過ぎ、赤沼分岐に到着。雨は少し降ってはやみ、やんでは降ると行った状況。まだ時間があるので一度赤沼バス停まで行って茶屋で休憩し、再び戻って更に下って行きます。ここからは少し勾配のついた下り坂となり、気持ちのいい林の中をゆるやかな道が続いています。
車道を横切り、さらに下ると竜頭の滝の上に到着。ここで急に雨が激しくなってきました。滝下まで降りるのは諦めて、ここでハイキングを打ち切り、バスに乗ることにしました。
戦場ヶ原は緑と展望の美しい草原です。ここを歩くだけでも充分リフレッシュすることが出来ます。でも戦場ヶ原から見える男体山は魅力的。天候に恵まれず、今回は湿原歩きだけとなりましたが、次回、機会があればぜひ男体山に登ってみたいと思います。