漫歩計の山行記録: 二上山(雌岳) 2004年12月26日 |
冬とはいえ、いい天気の日曜日。午前中用事があったため、午後からでも行ける山ということで、大阪・奈良の県境にある二上山に出かけました。低山ながら眺めが良く、また雄岳・雌岳が仲良く並ぶ山容の美しさで、人気のある山です。
奈良側からは普通二上神社口駅または当麻寺駅から登りますが、今日は時間がないので車で竹内峠まで登ります。この竹内峠は、難波(なにわ)と大和を結ぶ古い竹内街道が山を越す峠で、この街道を歩くのもなかなか風情があって楽しいコースのようです。
駐車場から奈良側へ少し歩くと石仏のある分岐に出ます。古くから多くの旅人を見守ってきたであろう石仏は、歴史を感じさせる優しいお顔の石仏です。ここを左に折れて、山に取り付きます。
岩っぽい急坂をぐんぐん登ります。古く古墳時代から、二上山は「サヌカイト」と呼ばれる堅い石の産地だったそうで、飛鳥の高松塚古墳の有名な壁画が書かれた岩も、二上山から切り出して運ばれたものなのだそうです。
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急坂を10分も登ると大阪側の展望が開けるようになり、ほどなく鹿谷寺(ろくたんじ)跡に着きます。中国の石窟寺院を模して作られたお寺だそうで、岩に彫られた石仏と十三重の塔が残っています。寺のすぐ上には展望台も設けられています。
岩だらけのアルペン的な道をさらに登ると杉林となり、やがて平らな鞍部に出ます。ここには岩屋峠からの車道が通じています。ベンチがあり、南側に葛城山や金剛山を望むことが出来ます。周囲には桜の木がたくさん植えられ、すでに元気な芽が沢山ついています。桜のシーズンはさぞ綺麗なことでしょう。この付近は万葉の森として整備されているようです。
分岐を左に取り、ゆるく遊歩道を登ります。展望台を過ぎ、馬の背の鞍部に出る手前を右に入り、山茶花が満開の道を登り、最後に階段を登れば雌岳の山頂です。
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山頂はまさに360度の展望台。東の奈良盆地、西の大阪平野の両方が実に良く見えます。奈良盆地の畝傍山や耳成山もはっきりと分かります。南は葛城山・金剛山、北は間近に雄岳の山頂。雄岳の方が標高は高い(517m。雌岳は474m)のですが三角点は雌岳にあり、展望も雌岳の方が優れています。山頂には日時計も設置されています。
なお、今日は割愛しましたが、雄岳の山頂には悲運にもてあそばれた大津皇子の墓があります。
帰りは往路を戻って竹内峠の駐車場へ。往復1時間半もあれば行ける、二上山登山の最短コースでした。