漫歩計の山行記録: 新緑の大和葛城山 2005年4月30日 |
大和葛城山は、ロープウェイもあり、頂上には国民宿舎などもあって誰にでも簡単に行ける山です。でも実は豊かな自然の残る山で、私の大好きな山。しばらく行かないと、葛城山の顔(?)を見たくなります。
連休の一日、ブナの新緑を期待して葛城山に向かいました。
![]() | ![]() |
近鉄御所駅からバスで葛城ロープウェイ前まで行き、ここから歩き始めます。葛城山は頂上付近に咲くツツジが有名で、その時期にはこのロープウェイが1−2時間待ちになるのだそうですが、4月末の今はツツジには少し早く、ロープウェイも待ち時間なし。
駅から谷沿いに歩いて沢を渡り、堰堤の左の急坂を登っていきます。道ばたには野いちごの花がいっぱい。頭上をロープウェイが登っていきます。駅から20分も歩くと櫛羅の滝に出て、まず最初の休憩ポイントです。
滝からは左の尾根に取り付いて杉林の中を歩くようになります。相変わらず急な坂が続きます。葛城山は標高こそ959mで金剛山よりは150m以上も低いのですが、勾配は相当なもので、登りごたえがあります。
林の中をしばらく登ると再び沢に出て、二の滝(行者の滝)に着きます。小さな滝ですが、今日は水量が多く、音を立てて流れ落ちています。
![]() | ![]() |
滝からはまたまた左の尾根に戻って登り続けます。かなり標高を稼いだようで、林の中にイカリソウの花が見られるようになります。
やがて杉が途切れて雑木林が時折現れるようになると、もう稜線は近い。次第に明るい森が増え、沢が小さな水流になる頃、美しい雑木林の中の道となります。何度来てもこの森の美しさには感激します。
木橋の掛けられた分岐で、左へ橋を渡ります。ここをまっすぐ行けば天神の森というブナ林を通って稜線に出られます。
自然林が豊に残る森の中の道を歩きます。開いたばかりの葉の色は眩しいような鮮やかな黄緑で、まさに生き返るような美しい森です。新緑だけでなく、時期は少し遅いのですが、カタクリの花がまだ残っています。ミツバツツジの花も綺麗です。やはり、春の山はいいですね。
新緑の森を堪能したあと、山頂に登り、360度の贅沢な展望を楽しみました。山頂南側のツツジの群落にも行きましたが、蕾がふくらんで全体に赤く染まっているものの、花はまだ咲いていませんでした。残念。しかも、自動販売機でジュースを買ったら、500円入れたのにお釣りが出ない!。こういうのは妙に腹がたつものですね。管理者の国民宿舎の方、ちゃんと管理しておいてください!
![]() | ![]() |
昼食を食べたあと、山頂北側の自然研究路に向かいます。ここにはカタクリの群落があります。まだ残っているはず・・・と思い行ってみると、ありました、ありました。盛りは過ぎていますが、清楚な紫の花がまだまだたくさん咲いていました。数年前に来たときは写真を撮る人たちに踏み荒らされてかなりひどい状況でしたが、ロープで囲って保護しているようで、少しは改善されたようです。
最後は天神の森でブナの新緑を楽しみます。森の生命の母なる存在、ブナ。温暖化に伴って、この葛城山のブナも危機的状態に近いようですが、少しでも若木が育って、この素晴らしい新緑をいつまでも見せてほしいものです。
森の中の天神社に参拝し、ブナの森を通り抜けて、朝登って来た道を下ります。いつものように、山と自然に感謝しながら・・・。