漫歩計の山行記録: ミツバツツジ咲く矢田丘陵 2005年4月16日 |
矢田丘陵は生駒山脈の東側に谷をひとつはさんで広がる丘陵で、自然が比較的良く保たれている貴重な里山です。忙しさに加えて花粉症が怖く、山には行けない状態が続いていますが、今はちょうど矢田丘陵にはミツバツツジが咲く季節。さわやかな散歩が楽しめるはずです。
よく晴れた土曜日、少し遅めに家を出て、子供の森を目指して車を走らせました。
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子供の森の駐車場にはすでに20数台の車が止まっています。子供の声が聞こえます。奈良、京都、大阪、さらに神戸ナンバーの車もあります。遠くからも来られているのですね。
ログハウス風の交流館を抜けると広大な子供の森。自由気ままに遊べる子供たちの楽園です。開放的なこの広場で時間を忘れて遊ぶのは子供たちにはまさに最高でしょう。なお、交流館の横には料理体験館や炭焼きの実習施設などもあります。出発が遅かった今日はこの交流館でまず昼食。
交流館の裏手から、斜めに登る道をたどり、小笹の辻へ向かいます。緩い登りが続きます。快晴の今日は少し汗をかくくらいの陽気です。このあたりは杉や檜が多く、ちょっと花粉が心配ですが、周囲の木を見てもあまり花粉は付けていないようです。
20分も登ると稜線に着き、右からは榁ノ木峠からの道を合して、小笹の辻に到着。休憩所が設けられています。ここからは緩やかな稜線をのんびり歩きます。自然林より檜の林が多いようですが、疎林で明るい道が続き、気持ちの良い散歩という感じです。
やがて左にまほろば展望台に登る道があり(これをたどるとすぐに展望台があり、奈良方面が見渡せます)、さらにまっすぐ行くと頂上展望台があります。高さ10mほどの立派な展望台が設置されています。頂上は芝生の広場で、ここも休憩に良い場所です。
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展望台の手前から右に入る小道を行き、樹林を抜ければ矢田峠に到着。ここを左に下ると矢田寺に行くことが出来ますが、今日はミツバツツジを見るためにさらに稜線をたどることにします。なおこの付近はいろいろ枝道もありますが道標は完璧で迷うことはありません。
矢田峠を過ぎると自然林が多くなり、やがて道端のあちこちにミツバツツジの赤紫の花が見られるようになります。新緑の森の中、実によく目立つ花で、まさに春の訪れを祝うかのような鮮やかなコントラストを見せてくれます。この花、案外開花期間が短くて、タイミングよく見れる機会はなかなか無いのですが、今日はちょうど真っ盛りのようで、「綺麗だなあ・・・」と思わず声をあげずにはいられないほどです。
ミツバツツジは国見台展望台に近づくとさらに多くなります。この季節の矢田丘陵は、なかなか素晴らしい花の山とも言えるのです。
矢田寺に下る分岐をやり過ごし、国見台展望台で一休み。奈良盆地の格好の展望台です。
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展望台から分岐へ戻り、矢田寺に向かって下ります。この下りもミツバツツジの多い道です。道端にはショウジョウバカマの花も見られます。
結構急な坂道をどんどん下ります。途中、堂々とビニール袋を持って花や野草を採取している不届き者に出会いました。こういう輩を見ると気分が悪くなります。情けないこと限りなし。
約30分で矢田寺に着きます。ソメイヨシノはほぼ終わっていましたが、1本だけある枝垂桜が満開。思わぬ花見を楽しませてもらいました。
矢田寺からは、山腹の道をたどって、東明寺を経由し、子供の森に戻ります。竹林を抜け、のどかな田畑を見渡しながら里を通ってふたたび樹林に入り、アップダウンを繰り返しながら行く道です。登りがあるといってもわずかで、疲れるような道ではありません。
子供の森から一周して約8km。のどかな、そして花もある楽しい丘陵めぐりでした。