漫歩計の山行記録: 京都・醍醐山〜高塚山 2005年6月25日 |
醍醐寺は、秀吉の花見で有名な桜の名所ですが、桜だけでなく紅葉も美しい寺で、もちろん国宝や重要文化財も多く、また、三宝院庭園は特別名勝に指定されています。
今日は、その醍醐寺から、背後の醍醐山に登り、北側の高塚山を回って帰る回遊コースを歩いてみました。
三宝院や女人堂のあるいわゆる醍醐寺は「下醍醐」と呼ばれ、これに対して、寺の背後の参道を登り詰めた山上にあるのが「上醍醐」。上醍醐にも国宝や重要文化財を含む多くの堂宇があります。
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観光客の多い三宝院の前から、下醍醐境内の桜並木や楓のトンネルを抜け、五重塔を見てさらに奥へ進むと左手に女人堂があり、これで下醍醐の境内は終わりです。一度車道に出て、右へ階段を登れば(左は横峰峠への道)、ここから上醍醐への参道(登山道)が始まります。杖が置いてあって無料で借りることが出来ます。
右に沢を見ながら、階段状の道を登っていきます。勾配は緩く、そもそも寺の参道であり良く整備されています。杉の多い雑木林が続きます。30分ほど登ると小さな滝(不動滝)があり、屋根付きの休憩所が設けられています。6月とはいえ空梅雨なのか真夏のような暑さで汗だく。ここでしばらく休憩して体を冷やします。
滝を過ぎると階段が続くようになり、勾配も次第にきつくなります。ここが頑張りどころ。しかし長く続くことはなく、不動滝から30分ほどで上醍醐の境内に着きます。ここまで全くの一本道。
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尾根に出て、樹林の中を左に行き、寺務所を過ぎると左に醍醐水という湧き水があり、その上に西国三十三観音霊場第十一番札所の准胝堂(じゅんていどう)があります。もともとは上醍醐の方が醍醐寺創建の地なのだそうで、山の上とは思えない堂々とした伽藍です。
准胝堂には参拝者用の立派な休憩所があり、ここを借りて昼食にしました。
昼食の後、薬師堂(国宝)、開山堂(重文)、如意輪堂(重文)など上醍醐の境内を回ります。開山堂は展望の良い場所にあり、ベンチなどもあって周囲の展望を楽しみながら休憩することが出来ます。
五大堂の左の小道をたどり、横峰峠を目指します。途中、尾根の最も高いところが醍醐山なのですが、三角点もなく、わずかに周囲の木に小さな山名板があるだけ。気付かずに通り過ぎてしまう人が多いでしょう。標高は454m。
山道を少し下り、やがて丸太階段が終わると車道に飛び出します。ここが横峰峠で、ゴルフ場に行くための舗装道路が通っています。左下へ、上醍醐の境内を通らずに下醍醐へ下る道もあります。
しばらくは舗装道路を北へ歩きます。ゴルフ場関係の車がたまに通りますが台数は少なく煩わしくはありません。ただし結構な登り勾配で、日陰がないので暑いこの時期にはちょっとつらい道です。この道を30分ほども頑張って歩くと、左に別れる道があり、これが高塚山や牛尾観音方面への道です。道標もあります。
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左の道に入り、少し登ってからはやや下り勾配の道になります。多分この付近が今日のコースで最も標高の高い地点(標高500m程度?)でしょう。しばらく行くと道は左右に分かれますが、左の尾根道をとります。右は桜ノ馬場から牛尾観音への道です。ここは間違いやすいので注意が必要。
尾根をたどると、松の多い雑木林が続きます。いかにも松茸の出そうな松林です。あまり人の歩かないコースのようで、先ほどの分岐からは道標も無くなり、テープもほとんど見かけません。マイナーなコースなのですね。
アップダウンの少ない尾根道を行けば、やがて右側に三角点があります。山の頂上と言う感じのしない三角点ですが、これが高塚山。樹林に囲まれて展望はありません。
高塚山からは長い長い下りの道となります。相変わらず松の多い雑木林。静かで、誰にも出会いません。枝道が少しありますが迷うようなところはなく、急なところも少なくて、少し単調な感じのする道です。ただ、今日のような暑い日には、ずっと樹林の中を下る道は涼しくていいかも知れません。
ようやく下りきると、長尾天満宮という神社の中に降り立ちます。醍醐寺のすぐ北に位置する神社ですが、醍醐寺と違って訪れる人は少なく静か。境内を通り抜け、鳥居をくぐって左へ曲がれば醍醐寺に戻ります。