漫歩計の山行記録: 和泉・滝畑ダム〜岩湧山 2005年7月16日 |
和泉山脈の名峰、岩湧山は、自然林に恵まれ、また頂上はカヤトの草原で広大な展望を誇ります。和泉山脈の中では高さこそ南葛城山に劣りますが、人気随一の山と言っていいでしょう。
岩湧山に登るのは今回が4度目になりますが、今までは岩湧寺か紀見峠からのコースだったので、今回は最も自然林が多い滝畑ダムからの道を選びました。
滝畑ダムのキャンプ場駐車場に車を止めます(駐車料金1000円)。駐車場横には食堂・売店、トイレもあって便利です。身支度を済ませて出発したのは10時半。
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登山道は、いきなり急坂が続きます。歩き始めのこの急坂はちょっとつらい。暑い日で、あっという間に汗びっしょりになります。
ひとしきりつづら折れの坂をこなすと、一度林道に出ます。この林道をまっすぐ行けば南葛城山方面。岩湧山へは、この林道を斜めに横切って再び山道に取り付きます。
林道からはなおも急坂。しかし自然林の美しい緑が日を浴びて輝く姿はやはりきれいなものです。しばらく登るとカキザコと呼ばれる平坦な曲がり角に出て、ここで一服。このあたりから次第に展望が開けます。しかし、ここからもなお丸太階段の急登が続きます。登山口の標高は280m、頂上までの標高差は600m余りでさほど大きくはないのですが、最初に登りが休みなく続くので標高の割には負担感が大きいかも知れません。
自然林の中では、ところどころに心を和ませてくれる花もあります。特にカワラナデシコの花は印象的でした。
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山腹の長い急登が終わり、最後に左へ曲がって植林の中を10分ほど頑張って登ると、尾根に出ます。休憩に格好のベンチがあります。展望はありません。
樹林の中の尾根道を辿り、送電線鉄塔のある広場を抜け、気持ちの良い稜線歩きを20分ほど楽しんだ頃、不意に眼前が開け、明るい草原が広がっています。ここまで来れば頂上はもうすぐです。
草原の中、丸太の階段を登ります。トラノオがたくさん咲いています。坂は相変わらずきついのですが見晴らしは抜群で、吹き抜ける風も心地よく、さわやかです。
左にカヤトの荷下ろしに用いられると思われる索道を見る頃になると傾斜は緩み、また草原にはキキョウなどの花も見かけ、快適な高原歩きとなります。やがて標高897mの岩湧山山頂に到着。
山頂からの展望は雄大です。南は杉の植林が育って見通しが利きませんが、その他は遮るもののない素晴らしい展望台です。薄曇りで今日は遠くまでは見えませんが、条件に恵まれれば淡路島、六甲、大阪平野、金剛葛城まで広大なパノラマを楽しめるのです。
なお、山頂のカヤトは茅葺きの屋根を葺き替える貴重な材料で、全国の重要文化財の維持管理に大いに役立っているのだそうです。
それにしても、山頂で展望を満喫しながらの食事は本当に最高です。
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帰途は、稜線の展望を楽しみながら元来た道を戻ります。車を置いているのでなければ、山頂から岩湧寺に下るか、尾根を辿って天見方面または紀見峠へ縦走することが出来ます。
再び自然林の中を森林浴を楽しみながら下り、滝畑の駐車場へ。駐車場を経営している食堂のおばさんにもらった割引券を使って、冷たい飲み物とアイスクリームで喉を潤したのでした。