漫歩計の山行記録:広島・吾妻山 2005年8月24日 |
コース:
吾妻山国民休暇村 --- 原池 --- 吾妻山(1,239m) --- 大膳原分岐 --- 南の原 --- キャンプ場 --- 国民休暇村
少し遅めの夏休みを取ってアルプス登山を計画していましたが、台風の来襲でやむなく中止。台風や前線の影響が少なく何とか天気のもちそうな中国地方の観光旅行に急遽変更しましたが、その行き帰りにはやはり山に登ることにしました。行きに立ち寄った山は、広島県の吾妻山です。
吾妻山は以前お隣の比婆山とセットで登ったことがあります。なだらかな山で、容易に登れますが、展望が良く、草原には花も多く魅力溢れる山です。今回は行きませんでしたが、比婆山には美しいブナの森もあります。
![]() | ![]() |
奈良の自宅を朝9頃に出て、吾妻山の中腹にある国民休暇村に着いたのが14時半。天気はまずまず。早速登りにかかります・・・と言っても休暇村がすでに標高1,000mの高さにあり、山頂までは標高差わずか200mあまり、登りは1時間もかからないのです。
休暇村の建物の裏側に回るとそこは広々とした草原。池にはスイレンが咲き、なだらかな草原にはマツムシソウやカワラナデシコなどの花がいっぱい。車で来れる場所とは思えない別天地ですね。
原池と呼ばれる池の横をゆるやかに登っていきます。途中、タムラソウの大群落がありました。アザミによく似た花ですがよく見ると違います。これだけ群生して一斉に咲くと素晴らしいものです。タムラソウに混じって咲くコオニユリの花も美しい。まるでアルプスのお花畑に来たかのような景観です。
![]() | ![]() |
やがて、少し傾斜がある道となり、背後に休暇村と周囲の草原が見渡せるようになります。この景色もまた最高。時間とお金が許すなら何日も泊まって見たいところです。足元には次第にフウロ(イヨフウロという名のようです)が増えてきます。可憐な、可愛い花です。オミナエシの黄色い花も綺麗です。
草原が途切れ、樹林の中の登山道となって、しばらく階段状の登りが続きます。途中、休憩に最適な眺めの良いベンチがあります。休暇村で買った冷たいジュースでのどを潤し、さらに行けば、ほどなく広場状になった吾妻山の山頂です。眺めはまさに360度。今日は雲が薄くかかって大山は見えませんが、快晴の日ならどんなに素晴らしいことか! これほどの展望台はなかなか無いでしょう。しばし、山頂で景色を楽しみながら休憩することにしました。それにしても贅沢な眺めです。
![]() | ![]() |
展望を満喫したあと、東へ下ります。すぐに大膳原への分岐があります。ここを左に下れば大膳原を経て比婆山に行くことが出来ます。ブナ林も魅力的ですが今日は時間がなく断念。右へ、南の原を目指します。
緩やかな、と言うよりはほとんど平坦な道が続きます。フウロとコオニユリの花の多い稜線です。展望も良く、実に開放的な散歩道。気分良く歩けます。
やがて、南の原を抜け、しばらく急坂を下って三叉路に出、ここを右に取って美しい自然林に入ります。ブナ、ミズナラ、クヌギ、カエデなどが見られるこの森は典型的な日本の雑木林、とても気持ちのいい森です。勾配もなく休暇村からちょっと散歩するのにぴったりです。
道はやがて池の横を通り、キャンプ場の中を通り抜けて休暇村の入口に着きます。約2時間の快適な山歩きとなりました。吾妻山は手軽に立ち寄ることの出来る山ですが、展望と花と自然林に恵まれた魅力ある山です。