漫歩計の山行記録:富士・紅葉の足和田山 2005年11月3日 |
コース:
河口湖駅(バス)一本木 --- 足和田山(1,355m) --- 1238mピーク --- 三湖台 --- 紅葉台 --- 青木ヶ原樹海 --- 鳴沢氷穴 --- 富岳風穴 --- 風穴バス停(バス)河口湖駅
富士山の北側にそびえる足和田山は、富士山の展望台として知られ、その稜線をたどる道は、東京・高尾山から大阪・箕面に至る東海自然歩道の中でも最も早く整備されたコースです。2年半前にも歩いたこのコース、今日は東京における仕事仲間の皆さんと登ることにしました。
なお2年半前の記録はこちらです。雪の中のハイキングとなりましたが富士山がよく見えて感激でした。
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富士急の河口湖駅からバスで20分弱、一本木バス停で下車。車道を渡って右へ少し下ると登山口があります。
登山口からは丸太階段の登りとなります。前回は新雪の中で丸太も見えず歩きにくかったのですが、今回は落ち葉を踏みしめながら歩きます。気持ちのいい秋の森ですが、のっけからの急登なので息が切れます。
辛抱しながら30分強も登ると、左に富士山がよく見える露岩があります。今日の富士山は薄く霞がかかり、頭の部分が少し雲に隠れていますが、その秀麗なシルエットはいつ見ても素晴らしいものです。
露岩からさらに急坂を登り詰め、稜線に出るとほどなく小広い広場に出ます。これが展望台もある足和田山の山頂。標高は1,355mありますが登山口が940mなので標高差はわずか400m。手軽に登れる山でありながら、展望は実に素晴らしく、富士山とその裾野に広がる青木ヶ原樹海の深さが特に印象的です。反対側には河口湖の美しい水面が望めます。かつては五湖台と呼ばれて富士五湖全部が見えたそうです。
少し昼食時間には早いものの、通り過ぎてしまうには惜しい山頂。ここでお昼にすることにしました。
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山頂からは、良く踏まれた歩きやすい尾根道を西へ向かいます。自然林の紅葉は実に美しく、深呼吸をしながら歩きたくなります。このあたりの紅葉は黄色が中心で、まるで英国の湖水地方の森を歩くような雰囲気です。ブナ、カエデ、コナラ、リョウブ、クヌギなどが多く見られます。
道はときおり巻き道と尾根道に分かれますが、どっちを取ってもほどなく合流します。途中、1238mのピークを通過します。巻き道の方がアップダウンがなくて楽ですが、尾根道の方が展望も良く紅葉も綺麗なのでお薦め。また、三湖台には尾根道をたどらないと行けないので注意が必要です。やがて右手に西湖の美しい姿が眺められるようになり、短い丸太の急坂を登りきれば三湖台に到着です。
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三湖台からの眺めはまさに天下一品。背後に富士山、右には実に美しい湖水を湛えた西湖、左には茫洋と広がる黒い樹海。特に樹海の眺めは最高で、ところどころ紅葉した木の赤や黄色が混じって鮮やかな対比を見せています。この雄大な展望を前にすると、さすがに日頃の憂さが晴れていくような気がします。
三湖台でしばらく休憩したあと、西へのんびりと稜線をたどります。約10分で紅葉台。車で登って来れるので突然観光地に変わります。
紅葉台からは車道を避けて森の中を下り、国道の下をくぐって樹海の遊歩道に入り、鳴沢氷穴まで歩きます。ここからは観光客となり、氷穴を見学(なかなか見応えがあります)し、ついでにさらに足を延ばして富岳風穴まで樹海の散歩を楽しみ、風穴もしっかり見学して今日のハイキングを終えました。
仕事仲間と「仕事の話は御法度」という約束で歩いた展望の稜線は、実に快適なリラックスタイムを楽しませてくれました。山はいつも、心と体をリフレッシュしてくれるのです。