漫歩計の山行記録:
 チェコ・プラハの丘陵めぐり
2005年12月4日

プラハ城
プラハ城
コース:
 市内ホテル(ブルタバ川・チェフ橋) --- レトナー公園 --- ホトコフ公園 --- プラハ城 --- ロレッタ教会 --- ストラホフ修道院 --- マラー・ストラナ丘陵 --- ペトジーン公園丘陵 --- 展望塔 --- レギー(チェコ軍団)橋 --- カレル橋 --- 旧市街広場 --- ホテル

 週末を中欧・チェコプラハで過ごす機会があり、一日目の土曜日は観光客になりきって半日観光と買い物で過ごしました。午後から雪の降る寒い日でした。翌日の日曜日も寒い上に時に小雨のぱらつく天気でしたが、街だけでは物足らない私は、一人で街を取り囲む丘陵巡りを楽しむことにしました。

 プラハの冬は寒く、日照時間も短い(朝8時前頃から夕方は4時頃まで)上に、今年の寒さは例年以上に厳しいようで、この日の最高気温は4度、最低は氷点下5度。前夜の雪がうっすらと積もり、身を切るような寒さの中、ありったけのものを着込んで出かけました。

 ホテルを出て、ブルタバ川にかかる橋を渡り、対岸の丘に登り始めます。長い階段を登り詰めると広大な公園が開け、雪で真っ白になってなかなかきれいです。街の眺めも良く快適。しかし足元は凍ってつるつる、しかもまともな靴を履いていないだけに危険この上なし。途中、一度だけですが見事に滑って転倒してしまいました。濡れただけでけががなく事なきを得ましたが、外国で骨折でもしようものなら大変。もっと注意すべきだったかも知れません。
 公園は散歩する地元の人が散見されるくらいで、静寂そのもの。旧市街の雑踏とは別世界です。

レトナー公園から見るブルタバ川雪化粧した丘の上の公園
レトナー公園から見るブルタバ川
雪化粧した丘の上の公園

 レトナー公園から左(西)へ丘の尾根をたどります。左にはプラハの美しい街並みが見えています。やがて緩く下って、車道を歩道橋で越え、ホトコフ公園に入ります。ここまで来るとプラハ城はすぐそこです。

 さらにベルベデーレ宮殿(少し荒れています)の横を通り、王宮庭園の垣根を左に見ながら坂を登ります。王宮庭園は冬の今は休園中で、残念ながら中には入れません。プラハ城の北側に深く切れ込んだ谷(鹿ノ谷と呼ばれているそうです)があり、庭園は谷に沿って設けられています。春ならばいろんな花が咲いてきれいなことでしょう。
 10分弱の緩い坂を登れば、左にプラハ城への陸橋があり、急に増えた観光客に混じって、入口に衛兵の立つ城の構内に入ります。

王家の庭園横の谷 城のある丘からの眺め
王家の庭園横の谷
城のある丘からの眺め

 プラハ城の詳細はガイドブックに譲るとして、昨日に引き続き再度城内を一周したあと、東口から一度丘を下り、小雨の中を、ルドシュテイン宮殿の横から再び登ります。坂が尽きると雰囲気のある階段が続き、息が少々切れる頃に城の西口に戻ります。付近には戦争博物館や国立美術館もあります。

 さらに緩い坂を登りながら西へ向かいます。右手に瀟洒なロレッタ教会を見て、なおも坂を行くと左にストラノフ修道院。このあたりまで来ると観光客はほとんど見かけなくなります。
 「飢えの壁」と称される高い石壁を見ながら、さらに坂を登っていきます。寒いとはいえ、結構登りが続いて体も冷たかった手も暖まり、ハイキング気分が出てきました。雪の残る落ち葉の道を踏みしめ、10分ほども登ると展望塔のある頂上に着きます。

ストラノフ修道院頂上展望塔上からの展望
ストラノフ修道院
頂上展望塔上からの展望

 高さ60mのこの展望塔は、パリのエッフェル塔そっくり。それもそのはず、このタワーは1891年の万国博覧会の際に、エッフェル塔を真似て建てられたものだとか。しかし、本物とは違ってエレベータはなく、60mの階段を一気に登るのは相当くたびれました。しかも風が吹くと揺れて怖いのです。
 苦労の甲斐あって、塔上からの眺めは最高。中世の街を思わせるプラハの街を鳥瞰することが出来ます。

 タワーを下り、1階の喫茶室で休憩したあと、南へ向かって下り始めます。心地よい林の中の散歩です。このあたりはペトジーン公園と呼ばれています。丘陵を登るケーブルカーの線路と交差しながら、U字カーブを何度か繰り返しながら下って行きます。

雪の散歩道を行くペトジーン丘陵へのケーブルカー
雪の散歩道を行く
ペトジーン丘陵へのケーブルカー

 下りきって車道を横切り、チェコ軍団橋とも呼ばれるレギー橋を渡り、川沿いを北へ戻れば観光客の集まる旧市街方向です。この川沿いは、左に丘の上のプラハ城を望める格好のビューポイント。

 再びクリスマスのバーゲンで賑わう市街地に戻って来ました。ロンドンなどと同じく、暗く長い冬の間、人々の最大の楽しみはクリスマス。広場は巨大なクリスマスツリーの周囲に多くの屋台が店を並べ、歩くのも困難なくらいの大混雑。今のプラハにはかつての社会主義国の暗さはもう感じられないようです。

 約4時間、プラハの周囲の丘陵を巡り、また違ったプラハの楽しみ方が出来たように思えました。


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