漫歩計の山行記録:八王子・城山 2006年1月29日 |
東京の西・八王子にはかつて北条氏が城を構えた山があります。冬晴れの中、その八王子城山から、奥の富士見台までのミニ縦走を楽しみました。
JR高尾駅北口から車道をまっすぐ北へ向かいます。緩やかに登るとと左に多摩森林科学園があります。全国各地の桜を集めた桜の保存林があり、4月に来ればいろんな桜を楽しむことが出来ます。
科学園を過ぎて大きな交差点で左に曲がり、中央道のガードをくぐり、霊園前の交差点を左にとって、右に霊園を見ながら進みます。霊園があるためこの付近は石材店ばかりです。
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駅から1時間程度で八王子城跡入口に到着。城の詳しい説明板が何枚も建てられ、ベンチやトイレもあります。まっすぐ行けば本丸・山頂方面、左へ行けば復元された御主殿跡があります。
まっすぐ小橋を渡り、お堂の右を登ってすぐ左の小さな鳥居をくぐり、ぐんぐん石段を登っていきます。厳しい登りです。1週間前に降った大雪が少し残っています。途中「金子丸」という曲輪(くるわ=敵を防ぐための区画)を通り、約30分ほど辛抱して登り続けると、小広い平地に出て、八王子神社に到着です。途中眺めの良い箇所が何カ所かあります。
神社からは裏山へ小道を登ると、城山山頂本丸跡(標高446m)。残念ながら展望はありません。
神社に戻り、「高尾・陣馬縦走路」の標識にしたがって進みます。ここから先は急に道が細くなり、道標も少なくなるので注意が必要です。
山頂近くにありながら今も水が湧き出る井戸を過ぎ、厳しいアップダウンの続く尾根を行きます。かなり疲れる道です。よくもまあこんな山深くに城を造ったものです。幾度となくピークを越えてはまた下り、ようやく天守閣跡に到着。本当にここに天守閣があったのか、と思うほど険しくて狭い山中の広場です。まさに「兵(つわもの)どもが夢の跡」ですね。
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天守閣跡からもさらにアップダウンが続き、最後に右に陣馬山への道を分けると富士見台に到着です。標高560mで、今日のコースの最高点です。ベンチもある格好の休憩場所で、遠く富士山が真っ白な姿を見せてくれています。
ここで富士を見ながら昼食。今日は風もなく小春日和で暖かく、山歩きには最高です。
富士見台からはロープの張られた急な坂を下り、再び登ってまた急な坂を下り(本当にアップダウンの多い縦走路です)、何度かピークをこなしたあと、道標にしたがって左側の谷にある八王子城跡へと下ります。谷には多くの雪が残り、慎重に下ります。
涸れた沢を下り、やがて林道に出て、ほどなく八王子城跡の「居館地区」です。城主や家来達の城内での居宅があった場所のようです。実に立派な御主殿の石垣(当時のまま)が残り、門や曳橋(敵が来たときには橋を上げて渡れなくする)が復元されています。400年前にはここで豊臣秀吉軍と血みどろの戦いが行われたのですね。
曳橋からは5分も歩けば再び八王子城跡入口。時間もあるので帰りものんびり高尾駅まで歩きました。途中、霊園前からは駅までのバスが頻発しています。
八王子城山は手軽で楽しいハイキングコースです。いくさに明け暮れた時代を偲び、今の平和のありがたさをかみしめることが出来ます。