漫歩計の山行記録:丹沢・塔ノ岳 2006年5月2日 |
大型連休の合間の5月2日、2年ぶりに丹沢へ出かけることにしました。前回は蛭ヶ岳まで行って1泊しましたが(前回の記録はこちら)今回は日帰りで塔ノ岳のみ。コースをどれにしようか迷いましたが、最も一般的な大倉尾根経由としました。
小田急渋沢駅からのバスは、連休とは言え一応平日なので混んではいません。客は大半が登山者のようでした。
大倉バス停で身支度を整え、しばらく車道をたどり、道標にしたがって山道に入ります。大倉は標高290m、塔ノ岳山頂は1,491mで、標高差は1,200mもあり、それを一日で登って降りるのですから相当なものです。標高差だけから言えばヤビツ峠(標高761m)から表尾根を登るのがいいのですが、アップダウンがきついのと交通の便が悪いので今回は大倉ルートにしました。
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最初の茶屋を過ぎ、次にある分岐を左に取って大倉高原を経由します(塔ノ岳へは右を行ったほうが近道です)。山の家の前は展望台になっており、小屋は平日とあってしまっていますが水の補給は出来ます。ここでしばらく休憩。小屋の横にはキャンプ場もあります。
一度小さく下って先ほど分岐した道に合し、しばらく登ると新築された見晴茶屋があります。ここからは厳しい登りとなり、ぐんぐん丸太の階段を登っていきます。急がずゆっくり、まわりの新緑を楽しみながら登ります。登山道の横にはあちこちに桜が咲き、また、植樹されたカエデが多く、鮮やかな緑が美しく日に映えます。
駒止茶屋を過ぎると傾斜が緩くなりますが、大倉尾根はとにかく長いのが特徴。堀山の家(平日ですが営業していました)からは再び急坂となり、休むことのない登りが続きます。やがて広場(ここで昼食にしました)に出て、戸沢方面からの道を合し、さらに登ると次第に視界が開け、荒れた登山道の周囲で植生修復試験が行われている地点に出ます。登山者が道を外して歩くため、植生が荒れ果ててしまったのを修復しようとしているのですが、簡単に元に戻るものではなく、なかなかうまくいっていないようです。山を愛する登山者なら山を痛めるようなことは厳として慎むべきだと思います。
小広い広場に出て、花立山荘にて休憩します。ここは展望抜群の小屋で、小田原方面の街並みの彼方には海を望め、左には表尾根がそそり立っています。ただし今日は黄砂のせいか少し霞がかかり、遠くまでは見通せません。富士山も見えそうになく残念です。
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展望を楽しみながら休憩したあと、再び登り始めます。苦しい坂が続きます。ただ、このあたりまで来ると頂上が間近に望め、力が湧いてきます。やがて尾根に出て(金冷しという変わった名が付いています)右に取り、最後のひと登りで塔ノ岳山頂です。
頂上からの展望は実に雄大です。360度遮るものはなく、相模湾から富士山、大山、蛭ヶ岳もすぐ近くに見えます。今日は富士山は見えませんが、視界の良い日なら素晴らしいことでしょう。
広い頂上には祠と方位盤などがあり、すぐ横には尊仏山荘があります。前回同様、小屋でゆっくりコーヒーをいただきながら休みました。山を登りつめた満足感を味わいながらのコーヒーもまた格別です。
帰りは往路をバック。標高差があるので急がず、足腰に負担がかかり過ぎないよう慎重に下ります。幾度も小休止しながら、下りきったのは夕方5時を過ぎていました。出発からは7時間半かかったことになります。日帰りでの塔ノ岳はやはりかなりの体力を要します。日程が許せば山頂か蛭ヶ岳まで行って1泊するのが良さそうです。