漫歩計の山行記録:比良・蛇谷ヶ峰
2006年6月4日

コース:
 朽木・グリーンパーク想い出の森 --- 生き物ふれあいの里 --- カツラ谷 --- 尾根道分岐 --- スキー場分岐 --- 蛇谷ヶ峰山頂(標高902m) --- 尾根道分岐 --- 尾根道 --- 想い出の森


 比良山脈の北の端、蛇谷ヶ峰は、あまり派手さのない目立たない山です。武奈ヶ岳や蓬莱山などと比べると京阪神からは不便で、高さも少し見劣りがするためでしょうか? しかし、その分静かな山歩きが楽しめるうえ、展望に恵まれた山でもあるのです。

 旧朽木村(現・高島市)側にあるグリーンパーク想い出の森駐車場から歩き始めます。この先、生き物ふれあいの里にも駐車場がありますが、今日は周回コースを取る予定で、帰りは直接想い出の森に下るつもりです。

ギンリョウソウカツラ谷
ギンリョウソウ
カツラ谷

 20分ほどで生き物ふれあいの里に着き、右前方へ森の中を通り抜け、カツラ谷への道を示す道標に従って進みます。森の中には白く透き通るようなギンリョウソウが多く見られます。ユウレイタケとも呼ばれる菌類で、私がこれを初めて見たのは尾瀬でしたが、こんな近郊の山にも沢山あるのですね。
 ここからしばらく、ほとんど平坦な道が続きます。疲れることもなくスイスイ歩けますが、標高を書いた道標が次々に現れるもののなかなか標高が上がりません。自然林の鮮やかな新緑を楽しみながら次第に深い谷へ入っていきます。

 やがて尾根に取り付き、幾度かアップダウンを経て緩く登り続けると、カツラ谷です。ここはカツラの巨木群が見られる他、鬱蒼とした深い谷になっており、深山幽谷の趣があります。いい雰囲気の森で、休憩してゆっくりしたい場所です。

 カツラ谷に入ると今までとは一変した厳しい登りとなり、谷をぐんぐん遡って行きます。しかし長い登りではなく、やがて右岸から尾根に上がります。沢筋なので下る際は滑りやすいでしょう。
 尾根に上がってもしばらくは展望が利きませんが、辛抱しながら登り続ければ次第に空が明るくなり、稜線に登り着きます。左に分岐する道は帰りに取る道です。ベンチもありここで昼食。

もうすぐ頂上蛇谷ヶ峰山頂、武奈ヶ岳も見える
もうすぐ頂上
蛇谷ヶ峰山頂、武奈ヶ岳も見える

 食事のあと稜線をたどるとほどなく小さな広場状になった場所に出ます。頂上がすぐ右上に見えます。ここから左への道を取れば朽木スキー場に出ることが出来ます。
 右へ急坂を登るとすぐに蛇谷ヶ峰頂上。目の前に琵琶湖と高島市の田園地帯が広がる雄大な眺めです。比良の最高峰、武奈ヶ岳の勇姿も見えます。今日は少し霞がかかって遠くまで見通すことが出来ませんが、視界のいい日であれば白山なども見えることでしょう。比良の山は武奈ヶ岳にしても蓬莱山にしても、琵琶湖の素晴らしい眺めを満喫することが出来ますが、この蛇谷ヶ峰も例外ではありません。心が晴れる開放感溢れる山頂です。

 帰途は元来た道を戻り、昼食を摂った分岐から右へ下ります。こちらも植林は少なく、自然林の豊かな新緑を楽しむことが出来ます。ただし、傾斜がきつく、丸太階段が延々と続きます。登りに使うとキツイかも知れません。
 途中分岐があり、左に行けば谷沿いに生き物ふれあいの里に出ますが、今日は右を取って直接想い出の森を目指します。どんどん下り、やがて左下に林道が見えるようになり、最後はキャンプ場を抜けてグリーンパーク想い出の森の中に出ます。家族連れが楽しそうに遊ぶ緑の遊園地です。

 登り3時間、下り2時間弱の山の散歩は、自然林と展望を両方楽しめる静かな山歩きになりました。


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