漫歩計の山行記録:東京・ヤマユリ咲く高尾山〜城山 2006年7月30日 |
ようやく長い梅雨が明けて、夏本番となりました。久々の東京での週末、暑い中ですが、高尾山に登ってみることにしました。時間があれば城山へ足を延ばすつもり。今はヤマユリの咲く季節で、運が良ければ優雅なユリの花に巡り会えるかも知れません。
京王線で新宿から高尾山口駅まで直行。駅前広場にはみやげ物店や飲食店、団子などを売る店が並んでいます。誘惑を断ち切って、ケーブル乗り場の前を通り、左側の小道に入ります。高尾山に登るコースは幾つもありますが、暑い夏はこの沢沿いの道「びわ滝コース」がお薦めのようです。案内板には「全長3.3km、登り90分・下り70分」と記載されています。
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緩い坂を登っていくと、すぐに谷が狭くなってきます。あちこちにタマアジサイの花が咲いています。文字通り真ん丸い玉のようなつぼみも可愛いし、薄紫色の花が咲いた姿も可憐で美しいもので、普通のアジサイとは一味違う趣があります。もう7月も終わりなのですが、今年は暑くなるのが遅かったせいか、沢沿いで気温が低いのか、まだまだ花よりもつぼみが多い状況です。
右の沢越しに岩屋大師の洞窟を見て、さらにしばらく遡ると右にびわ滝があります。滝の前には立派なお堂があり、滝は修行場となっているため滝つぼまでは入れませんがお堂の前から眺めることが出来ます。
滝からさらに登ると小さな橋(大山橋)があり、これを渡ると休憩用のベンチがあります。日陰の沢道とはいえやはり暑い。しばらくここで休憩して体を冷やします。
夏休みに入ったせいか、今日は子供連れが多いようです。子供たちはいつも元気。広場を走り回ったり、「クワガタはいないかな」などといいながら虫を探したり、とにかくじっとしていません。この子達が大きくなる頃までずっと平和で、豊かな自然が保たれますように・・・。
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やや傾斜のある道となり、沢のようになった道(飛び石が設置されている)を過ぎると道は沢を離れ、丸太階段が続く登りとなります。深い樹林の中をぐんぐん登ればやがてベンチのある小広い広場に着きます。ここまで来れば山頂はすぐです。オオバギボウシの白い花があちこちに咲いています。
高尾山の山頂(標高599m)は都会的です。ケーブルで来る方も多く、観光客と登山姿のハイカーが混在していますが、茶店も何軒もあって観光地の雰囲気です。
休憩ののち、時間も大丈夫そうなので城山目指して縦走路を下ります。茶屋を過ぎ、階段をどんどん下り、やがて一丁平という鞍部に出ます。このあたりまで来ると花が非常に多くなります。目立つのはオオバギボウシですが、それ以外にもいろんな花が見られます。高尾山は意外に自然が豊かなのですね。そして、ありました! 大きなヤマユリの花。あでやかな感じのするこのユリは実に大きな花で、印象的です。城山への登山道沿いのあちこちで見かけるほか、帰りに通った高尾山の自然研究路でも咲いていました。こんな便利な、誰でも登れる山でこのような素晴らしい花を見れるのは、実にうれしいことですね。
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城山への登りは、暑さで疲れた足には少しこたえますが、辛抱して登れば眺めの良い山頂(標高670m)が待っています。100人以上は優に座れる大きな茶屋があり、ここでラムネとかき氷をいただきました。値段も安くしかも量の多いのにはびっくりしました。都内よりずっと安くて良心的かも。いい眺めを堪能しながら山頂で食べるかき氷は最高です!
帰りは元来た道をバックし、山頂の手前で左に入って自然研究路を歩きます。ユリの花がたくさん見られます。途中でいろんなルートを選ぶことが出来ますが、今回は最後はブナの森を抜けるコースを選び、高尾山の森を満喫しました。途中立派な吊り橋もあります。
ビアマウントと称する飲み放題のビアガーデンの喧騒を聞きながら、ケーブル山上駅に着き、時間も遅いので下りはケーブルを利用。日本一急勾配だというケーブルはなかなかスリルがあります。
都会近くにありながら自然の残る高尾山は誰でも登れる手軽な山。近畿まで続く東海自然歩道の基点でもあります。ヤマユリの咲く高尾山で、またひとつ東京の思い出が出来ました。