漫歩計の山行記録:播磨・綾部山梅林と室津 2007年2月24日 |
2月というのに春のような暖かさが続き、梅の開花状況は平年より2週間以上も早いそうです。この分だと桜が3月中ごろに咲くかも知れません。
ただし、暖かいだけに花粉の飛散も早く、近畿ではすでにピークに近い状態に。この状況では杉の多い山には行けないので、今回は里歩きを決め込んで、兵庫県・龍野市にある綾部山梅林と、その近くの室津港付近の街道散歩を楽しみました。
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奈良交通のハイキングバスで一路奈良から龍野へ。山陽道を降りて南へ向かい、11時過ぎに綾部山梅林に着きました。梅は七分咲きとのことで、駐車場は満杯。梅林はひと目2万本と言われ、山(とは言っても丘のようなもので、標高は200mもないでしょう)全体が梅林で、誰でも登れるし、梅だけでなく眺めも良いので訪れる人は多いようです。
入り口を入ってしばらく行くと道が左右に分かれますが、どちらを行っても構いません。我々は右を行き、次第に開ける展望を楽しみながら登っていきます。麓では菜の花がこれまた満開で、まっ黄色に染まった絨毯のように見えます。
茶店でサービスの甘酒をいただいてから、左右に梅林が広がる気持ちの良い場所を歩きます。赤・白・ピンクの梅が織り成す絵のような景色を見ながら、緩く緩く登る道をたどります。梅は桜のような華やかさはありませんが、何ともいえないふくよかな香りが漂い、心が豊かになるような気がします。なお、この山にはあちこちに古墳が見られます。
やがて分岐があり、右を取れば頂上方面ですが、眺めは頂上よりもこの分岐の付近が最高です。一面に広がる梅林の向こうには瀬戸内海が見え、天気の良い今日は淡路島も望めます。なかなか爽快です。
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分岐からしばらく登ると頂上。入り口から休まずに歩けば30分弱くらいで登れるかもしれません。しかし、こういう所はゆっくり楽しみながら歩きたいですね。
昼食を頂上で済ませ、登りとは別の道を下って入り口へ。途中には売店や食堂もあります。梅林の中に可愛いお地蔵さんも見つけました。
梅見のあとは、バスですぐ西にある室津まで移動し、バス停から半島をぐるっと一周するハイキングコースを歩きます。
室津バス停から西へ海岸沿いの車道を歩き、藻振鼻という岬を回りこみ、北へ方向を変えます。両側に海が見え、半島の先にくっついたさらに小さな半島に入ります。地形図を見れば良く分かりますが、室津港は三方を山に囲まれた天然の良港で、かつては瀬戸内海と四国をむすぶメインルートだったそうです。したがって街は大名たちの泊まる本陣を中心として大いに栄え、今もその当時の面影を偲ぶことが出来ます。街の中心部、御津街道と呼ばれる街道はその雰囲気が良く保たれています。
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ぶらぶら街道を歩き、神社やお寺に参拝し(文化財も多い)、美しい海を眺め、古い商家を見学し、最後に港で干物などを買い込んで、約2時間のハイキングを終えました。
双方合わせて3時間半くらいの軽いハイキング。のんびり楽しい、目にも優しい里歩きでした。