漫歩計の山行記録:カトラ谷から金剛山
2007年7月16日

コース:
 千早登山口 --- 林道終点 --- カトラ谷 --- 頂上広場 --- 葛木神社(山頂、標高1125m)--- ちはや園地 --- 千早本道 --- 千早登山口

 大阪府の最高峰として親しまれる金剛山(標高1,125m)。ロープウェイもあり、山頂に国民宿舎などもあって遊園地的な山と思われがちですが、なかなか自然にあふれた山で、春にはいろんな花も楽しめます。「毎日登山」が盛んで、中には1万回(!)登ったというつわものもおられるとか。今回は、10日後に予定している南アルプス・北岳登山の足慣らしを兼ねて、金剛山の中でも最も野趣溢れるカトラ谷から登ってみました。

 千早登山口に車を止め、少し戻ってしいたけセンターの所から登り始めます。豆腐屋の角を左折し、舗装された林道を進み、橋を渡ってさらに直進します。再び橋を渡って林道が左に曲がっているところを右に行き、最後に小広場から沢に下りて谷に入ります。入口までに幾つも分岐があり、明確な道標はないので、事前に十分ルートを調べておく必要があります。

ヤマアジサイカトラ谷
ヤマアジサイ
カトラ谷

 沢を幾度も渡っては渡り返し、着実に登っていきます。何日も雨が続いていて水量が非常に多く、濡れた石がごろごろして滑りやすいので慎重に歩きます。自然林の、気持ちのいい沢筋です。
 やがて小さな滝が続いて現れ、次第に谷が深くなります。鎖や固定ロープに頼って急な崖をトラバースする箇所もあり、かなり緊張します。凍結していると怖いでしょう。また、あまり下りには使いたくない道です。

 危険な箇所を過ぎると沢は浅くなり、春にはいろんな花が咲く場所に出ます。シーズンにはニリンソウやヤマブキソウ、クリンソウなどが楽しめる場所です。7月の今は、バイケイソウやオオバギボウシが花をつけていました。

 沢を離れ、次第に傾斜が厳しくなって、ロープが張られたジグザグの急坂を登りきると尾根に出て、芝生の広場に着きます。左に上がれば展望台で、大阪方面が一望できます。右に行けば社務所の前を通って転法輪寺。今までの自然そのままの谷とは 打って変わって、俗世間に戻った感じがします。

鎖を頼りに登るマタタビの花?
鎖を頼りに登る
マタタビの花?

 昼食のあと、さらに坂を登って葛木神社から美しいブナ林を抜け、ちはや園地の展望台に登ります。空は晴れ渡り、大台・大峰の山がすべて見渡せます。10数回は金剛山に登ったと思いますが、こんなに綺麗に見えたのは初めてです。

 今日は足慣らしも兼ねているので、すぐに下るのではなく、ちはや園地の中を花と緑を楽しみながらロープウェイの駅まで下り、「シャクナゲの道」と言う名の遊歩道を一周し、再び登って駅に戻り、園地の中をぐるっと回って社務所まで歩きます。ブ ナ林の中を緩く登ったり下ったり、静かな散策路です。途中、アサギマダラと思われる美しい蝶が優雅に飛び回っているのを幾度も見かけました。

羽根を休めるアサギマダラ大峰や大台の山が一望
羽根を休めるアサギマダラ
大峰や大谷の山が一望

 社務所前で小休止ののち、千早本道を下ります。金剛練成会の方が整備された丸太階段が延々と続きます。ブナ林を抜け、毎日登山の方と挨拶を交わしながらぐんぐん下ります。ところが、昼は晴れていたのに次第に雲行きがあやしくなり、のろし茶屋跡を過ぎたあたりから雨。千早城跡への分岐からは傘が必要な雨となり、豆腐屋の角に着いて靴を洗ったあと、前の喫茶店に入って雨宿り。するとやがてたたきつける豪雨となって、バケツをひっくり返したような大雨! あと10分遅れたらひどい目に遭うところでした。

 金剛山は何度来てもいい山です。春夏秋冬、それぞれに楽しめる自然豊かなこの環境を、いつまでも守りたいものです。


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