漫歩計の山行記録:京都北山・シャクナゲ尾根〜天ヶ岳 2008年5月4日 |
今回の目的地は京都・北山の天ヶ岳と、シャクナゲの花。天ヶ岳は標高788mと言う目立たない山で、山頂からの展望もありませんが、大原や鞍馬から登れるアクセスの良い山で、人気があります。以前にも登ったことがありますが、そのときは大原からのコースでした。
5月の初旬の今は花の季節。シャクナゲを期待して、今日は東側にある有名な「シャクナゲ尾根」をたどることにしました。年により花の数や咲く時期に差があるそうですが、今年はどうでしょうか?
![]() | ![]() |
出町柳駅から乗る坊村行きのバスは超満員。比良山に行く方が多いのでしょう。我々は途中の小出石で下車。バスから降りたのは数人でしたが、何と別に団体のバスが2台も止まっており、ちょうどバスからぞろぞろと降りてくるところ。総勢100人くらいのものすごい団体です。シャクナゲ目当てのツアーでしょうか。
バス停から少し戻って旧道に入り、すぐ左に曲がって花背方面への林道を歩きます。川沿いに10分も歩くと、左に小道があり、ここを行きます。
すぐに杉林の中の急な登りとなり、右に左にジグザグに登っていきます。しばらく辛抱して登り続けると、ありました! 最初のシャクナゲです。白い花が一つだけ、緑一色の森の中で光を放つようです。
期待を込めて、さらに登り続けます。傾斜は少しおさまり、やがて杉が減って自然林となり、シャクナゲの木が増えてきます。一面の花、というほどではありませんが、白やピンクの花があちこちにひっそりと咲いて、実にきれいです。毎年来ていると言う方がおられて、その方の話によると、一昨年が当たり年で、昨年は全く駄目、今年はまずまずとのこと。ところどころ、一本の木に沢山の花が咲いているものも見られ、歓声が上がります。
![]() | ![]() |
緩く長い尾根を、シャクナゲの花を楽しみながら登ると、やがて送電鉄塔の立つ見晴らしの良い場所があり、ここで昼食。今日は山頂は団体客で一杯になりそうなので、早めのお昼です。案の定、食事中に団体客が追い抜いて行きました。
さらに尾根をたどり、大原からの道と合流し、右へ天ヶ岳を目指します。この付近にもシャクナゲが見られます。自然林の中の気持ちよい道をしばらく歩き、百井からの道と合したところで左に入ります。一度下って再び登り、30分ほど尾根を歩くと天ヶ岳の頂上です。やはり山頂は人、人、人で溢れんばかり。登山道もふさがれて歩きにくいほどです。このような狭い山に100人もの団体で来るのもどうかと思うし、来るとしても班分けするなどして狭い山頂を独占するようなことは避けるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
団体の間をすり抜け、鞍馬目指して尾根を下ります。この尾根は前回も通りましたが、距離が長く、アップダウンも相当あるので注意が必要です。
![]() | ![]() |
下っては登り、登っては下り、急がずゆっくり歩きます。この尾根にはシャクナゲはありませんが、杉林ではなく自然林なので快適。鳥の声を聞きながらのんびり歩きます。知らないうちに三石岳というピークを過ぎ、さらに行くと静原方面への道を分け、再び少し登ったところに三角点があります。ここまで来れば鞍馬も近い。次第に高度を下げながら尾根道をたどり、ようやく薬王坂上部の峠に到着。左へ行けば静原から大原方面です。我々は右へ、石段の道を下っていきます。膝が少しくたびれる頃、お寺の鐘の音が近くなり、鞍馬へ降りつきます。川を渡り、左へ行けば鞍馬寺の山門。突然観光地の雰囲気となります。
天ヶ岳は京都の北山には珍しい自然林の多い山で、しかもシャクナゲの花は美しい。久々の北山は、すがすがしい山歩きとなりました