漫歩計の山行記録:大峰・稲村ヶ岳 2008年7月20日 |
梅雨明けしたものの、天候はどうも安定しませんが、来週行く予定の穂高岳の足慣らしを兼ねて、大峰の稲村ヶ岳に登ってみることにしました。稲村ヶ岳は6年ぶりになります。
天川川合から虻峠を越え、洞川の温泉街を通り抜けて、「ごろごろ水」の採水場の駐車場へ。水を汲むだけなら駐車料は1時間以内300円ですが、登山の場合は1日料金で1,000円です。なお、世界遺産に指定されたせいでしょうか、洞川の温泉街は以前よりぐっと賑やかになっていました。
洞川から稲村ヶ岳の登山口は3箇所あるのですが、そのうち中央に当るごろごろ水採水場前からの登山口は、路面崩壊のため通行止めになっています。今日は奥の母公堂(ははこどう)横から登ります。
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登山口のギボウシやホタルブクロの花を見ながら緩い坂を登ると、やがて右から五代松鍾乳洞経由の道が合流します。このあたりにはギンバイソウという白い美しい花が沢山咲いています。蕾の状態でも可愛いし、花が開くと端正な形の実に美しい花です。他の山では私は見たことがなく、印象的でした。
道はどこまでも緩い坂が続き、急な登りはないものの休みなく着実に登っていきます。展望はありませんが疲れをあまり感じない道で、1時間半ほどゆっくり登ると、法力峠に着きます。右に観音峰への道があります。
峠からしばらく杉林を登ると、自然林の中の気持ちよい道になります。ブナやカエデなどが多く、秋には美しい紅葉を見せてくれることでしょう。特にブナの古木が多く、いい森です。
相変わらず緩い登りが続きます。ところどころ急な箇所もありますが危険な箇所には階段や桟道、鎖が取り付けられており、スリルを感じるような場所はさほどありません。ただし橋が崩落している箇所や路盤が非常に狭い険しい斜面もあり、油断は禁物です。
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やがて右前方に稲村ヶ岳の峰が見えるようになりますが、見えてからもなかなか遠い。幾度も沢を横切り、尾根を回り込み、辛抱強く登って、法力峠から1時間強でようやく稲村小屋の建つ山上辻に着きます。
ここから先、稲村ヶ岳の山頂付近一体は、環境保護のためキャンプも食事も禁止されており、昼食はここでとります。小屋では飲み物も販売しています。ベンチも沢山あり、さわやかな風に当りながらの昼食は格別です。
山頂へは山上辻から往復1時間半。今までと違って急峻な箇所も多く、意外に疲れます。道が崩落している箇所もあって、気が抜けません。
途中、異様な形をした岩峰「大日岳」への分岐があり、往復30分もあれば登れますが、頂上には小さな祠があるだけで展望もなく、狭くて休憩もしにくいので、今回はパス。
分岐から、かつてはオオヤマレンゲが沢山あったと聞く道をさらに登り、最後に右に折れて少し登れば稲村ヶ岳の山頂です。2階建ての展望台の上からは、遮るもののない360度の展望を楽しめます。今日は快晴で、山上ヶ岳や大普賢岳、弥山はもちろん、遠く金剛山や生駒山も見えました。
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頂上からは元来た道を戻ります。前回は山上辻から右に曲がり、レンゲ辻までミニ縦走して谷へ下りましたが、暗い谷筋で、石ころだらけの悪路で歩きにくく、しかも途中からは舗装路を歩くことになります。
下りもまた長い道のり。今日のコースは標高差は900m程度あるのですが、傾斜が緩いので難しくはありません。しかし、距離は長い。母公堂からの往復で18km程度あるので、歩く練習にはちょうど良かったようです。下りが続いて膝がくたびれる頃、ようやく母公堂にたどり着きました。
なお、帰途に洞川温泉センターで入浴しましたが、ここは浴室も休憩場所も狭く、混雑がひどくてガッカリでした。もう少しましな日帰り入浴施設を作ってほしいものです。
ところで、山上辻から稲村ヶ岳に向かう途中、数年前までお世話になった奈良山友会のメンバー3名に偶然出会いました。さすがに私よりもっと厳しいコースを歩かれているようでしたが、懐かしかったですね。これからもご活躍下さい。そしてまた、どこかの山でお会いしましょう。