漫歩計の山行記録:湖南・長命寺山〜津田山
2008年12月21日

コース:
 長命寺駐車場 --- 長命寺 --- 長命寺山 --- 津田山(奥島山)--- 小豆浜分岐 --- 琵琶湖岸 --- シャーレ水ヶ浜 --- 長命寺参道石段 --- 駐車場

 冬晴れの日曜日。のんびり山歩きを楽しもうと、琵琶湖南岸のミニ縦走に出かけました。

  西国十番長命寺
  汚れの現世(うつしよ)遠く去りて
  黄金(こがね)の波に いざ漕がん
  語れ我が友 熱き心

 有名な「琵琶湖周航の歌」の一節にも歌われている長命寺は、近江八幡市街に近い湖岸にありますが、訪れる人は少ないようです。800段もの石段を登る必要があるからかも知れません。階段の上部まで車なら登ることが出来ますが、駐車場は狭く、大型バスなどは入らないのです。今日はこの長命寺から、湖岸の尾根を北へたどる予定です。

長命寺津田山山頂
長命寺
津田山山頂

 計画では800段の石段を登るつもりでしたが、登り口に車を止めることが出来ず、石段は帰りに登ることにして、車道を車で石段上部まで登りました。ここからだと100段ほどの階段があるだけで、あっけなく境内に入ります。
 長命寺は本堂のほか三重塔、鐘楼、護摩堂などもある立派なお寺で、琵琶湖の展望が利く場所もあります。静かで、歴史や由緒を感じさせる名刹です。歌では西国十番となっていますが、西国三十三箇所の第31番札所とあります。

 参拝のあと、車道を少し下り、道標に従って右へ、長命寺山への登山道に入ります。落ち葉が降り積もったやわらかな山道です。残念ながら展望はなく、樹林の中の道をゆっくりと登って行きます。常緑樹が多い森で、見通しはあまり利きません。時々ツバキの花が咲いています。
 やがて右に踏み跡が分かれますが、これが長命寺山への分岐で、これをたどると5分ほどで長命寺山(標高333m)に着きます。ただし展望もなく不明瞭なピークです。

 分岐まで戻り、北へ尾根を緩く下ります。危険な箇所も無く、鳥の声を聞きながらのんびり歩けますが、ところどころ岩場があったりします。鞍部を過ぎて再び登り出し、ほどなく大きい岩を乗り越えると、津田山(奥島山、標高425m)の頂上に到着です。頂上には神社の祭壇らしきものがあり、ここで祭礼が行われるようです。小さいながらも岩山で、古くから信仰の対象となっているのでしょう。山頂は小広場となっていますが、展望は相変わらずありません。

琵琶湖の展望輝く湖面
琵琶湖の展望
輝く湖面

 山頂から岩場を経てしばらく下ると、このコースでほとんど唯一と言って良い好展望の場所に出ます。琵琶湖の展望が大きく開け、白く雪をかぶった比良山地の山並みも良く見えます。食事や休憩には最適の場所です。広く美しい琵琶湖を見ていると心も晴れやかになります。

 さらに北へ尾根をたどると、小豆浜分岐に着きます。まっすぐ北へ行けば近江八幡国民休暇村へ抜けることが出来ますが、今日は車を長命寺に置いているので、分岐を左にとって下ります。道標にしたがって南西方面に下り、やがて車道に降り立ちます。

 ここからは右に琵琶湖の湖面を眺めながらののんびり散歩。舗装路ですが通る車は少なく、静かです。12月下旬と言うのに紅葉がまだ残っているところがあります。
 20分ほども歩くと、右手に喫茶店が現われます。シャーレ水ヶ浜という名のこの喫茶店、花と緑が溢れるなかなか雰囲気の良い店で、もちろん景色は抜群。夕方なら湖に映える夕陽が素晴らしいでしょう。ハイキング帰りには最高の休憩スポットです。

 眺めを満喫しながらお茶を楽しんだあとは、平坦な車道を再び20分強歩き、長命寺の石段下に戻ります。最後に石段を700段近く登って(やはり最初に登りたかった)、駐車場へ。
 あまり知られていないマイナーな山ですが、その分静かな山歩きが楽しめます。長命寺や水辺の喫茶店などの楽しみもあって、面白いコースでした。


漫歩計の山行記録リストへ

漫歩計のホームページへ